業界動向
「シンラ・システム」はインディーズゲームにも対応する模様。シンラ・テクノロジー・ジャパンの担当者が国内デベロッパに呼びかけ
E3 2015ではついに対応タイトルまでが明らかになった,シンラ・テクノロジーのクラウドプラットフォーム,シンラ・システム。現在脚光を浴びているシステムだが,シンラ・テクノロジー2015年7月21日,同社公式サイトで,シンラ・テクノロジー・ジャパンのディベロッパー・アソシエーション(日本担当)である一條貴彰氏の挨拶という形で,シンラ・システムの利用をインディーズデベロッパへ呼びかけている。
一條氏の呼びかけの中では,日本におけるインディーズゲームの状況が語られ,“これから激動の時期を迎える”と考えられるこのゲーム開発文化に向けて“シンラ・テクノロジーは新たなアプローチを提供する”と明言されている。
そして具体的に,シンラ・システムを使えば,ネットワークゲームの開発に必要となる同期処理などのネットワーク部分,そしてクラッキングに対するプロテクションをシステム側に任せられること,プレイヤーのゲームプレイ環境を意識する必要がないことが,そのアドバンテージとして挙げられている。ゲーマー向けPCの普及率こそ少ないかもしれないが,国内のPCユーザーを潜在的なゲームプレイヤーだと考えるとその数は膨大ではないかというのも,シンラ・テクノロジーがデベロッパに伝えたい考えのようだ。
実際にどのような形でシンラ・テクノロジーとパートナーとしてゲームを提供できるのか,その具体的なメニューまでは明らかにされていないが,ゲーム開発者の勉強会やインディーズゲームイベントによく出席している一条氏は,「見かけたら,気軽に声をかけてください」としている。興味のあるインディーズゲームの関係者は,一条氏や,シンラ・テクノロジーの問い合わせ窓口などから,アプローチしてみるといいかもしれない。
「自由な発想のゲーム開発に挑戦しませんか?」シンラ・テクノロジー デベロッパー・アソシエーション(日本担当)からのご挨拶
シンラ・テクノロジー公式サイト
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