プレイレポート
「ガンスリンガー ストラトス リローデッド」の新要素コアユニットはアリかナシかで言えば“アリ”。アルファテストのプレイレポートを掲載
本作は,アーケードゲーム「ガンスリンガー ストラトス」(通称ガンスト)のPC版で,2015年内に正式サービスが開始される予定。これに先立って実施された今回のテストは,安定動作の確認やゲーム性の検証などを目的としたものだ。同テストに4Gamerも参加させてもらったので,そのプレイレポートをお届けしたい。
PC版の新要素“コアユニット”で
ガンスリンガー ストラトスの対戦はどう変わった?
ガンストの対戦形式は,500秒という制限時間内で4対4(計8人)のチームバトルを繰り広げるというもの。敵のプレイヤーキャラを倒すと相手チームの“ゲージ”が削れ,残りゲージを先にゼロにしたチームが勝者となる。両チームのゲージがゼロになる前にタイムアップを迎えた場合は,ゲージを多く削ったほうのチームが勝利する。
勝利条件は基本的にアーケード版と同じだが,PC版では新たに“コアユニット”という巨大なオブジェクトが敵/味方の陣地に設置され,敵のコアユニットに攻撃を叩き込むことでも,相手チームのゲージを削れるのがミソとなっている。
コアユニットに攻撃したほうがゲージを効率良く削れるため,プレイヤーキャラを狙うか,それともコアを攻めるか/守るかといった具合に,状況次第で立ち回りを切り替えなければならない。これは,シンプルな銃撃戦がメインだったアーケード版での対戦とは大きく異なるところでもある。
なおPC版では,相手チームのゲージを削り切るだけでは試合の勝敗が決まらない。ゲージを削り切っても,コアユニットに「格闘攻撃で」トドメを刺さない限り,タイムアップまで試合が続くのである。コアユニットへの攻撃を最優先とし,敵との交戦はあえて避けるのも1つの手となったわけだ。
また,ゲージが4分の1まで削れると,そのチームのプレイヤーキャラは「G.U.Nフォースモード」を自動で発動し,撃破されるまでパワーアップ状態となる。これもPC版で追加された新要素の1つだ。序盤から押され気味になったとしても,PC版ではG.U.Nフォースモードによって逆転できる可能性が生まれるのである。
コアユニットは現状のままだと
やや影響力がありすぎる?
コアユニットを攻撃することで,相手チームのゲージを大きく削れるが,アルファテスト時の仕様では“削れ過ぎた”印象だ。これにより,勝ちたいならコアユニットを狙ったほうがてっとり早いため,敵のプレイヤーキャラを撃破する(相手にする)必要性が下がり,ガンスリのだいご味でもあった「プレイヤー同士の銃撃戦」の部分は薄まってしまった感が否めない。
しかし,コアユニットが配置されたことによって,とにかく味方がコアユニットに突っ込む/敵が突っ込んでくる状況になりやすいのは面白いところ。そのため戦況が「にらみ合い」の膠着状態に陥りにくく,対戦のテンポ自体は悪くなかった。むろん「コアユニットはいらない。プレイヤー同士で撃ち合うほうが面白い」と思う人もいるだろうが,アリかナシかで言えば“アリ”だと個人的には感じており,今後のバランス調整を注意深く見守りたいところだ。
成長するキャラクターとウェポンパック
PC版では,対戦を繰り返しプレイすることで,キャラクターとウェポンパック(※)のレベルが上昇していく。キャラクターはレベルが上がるごとにバトルポイントを振り分けることができ,「格闘距離」や「ブースト」といったパラメータを伸ばせる。
一方のウェポンパックは,レベルが上がることでスキルを付与できる。アルファテストでは「シールド装填数UP【小】」というスキルを(なぜか該当する武器がウェポンパックに含まれていなくても)付与できたが,その効果は体感できなかった。今のところ未調整の項目かもしれない。
新たなウェポンパックは,対戦後のリザルト画面やショップを通じて入手できる“設計図”で作成可能。設計図にはレアリティが存在し,そのレアリティに応じたウェポンパックが作れるようになっていた。レアリティが高いほどウェポンパックに付与できるスキル数が多く,また作成時にスキルとは別の要素として,「右手・左手武器のリロード時間−10%」や「両手武器の爆発攻撃力+5%」といったアビリティがランダムで付与される仕組みだった。
成長要素として今後大きく拡張されるかもしれないが,キャラクターやウェポンパックのレベルアップによる恩恵はあまり感じられず,「誤差の範囲内」だった印象。少なくともアルファテストでは,強さに直結するのは「プレイヤーの腕と判断力」と考えて間違いない。
アルファテスト中は,ネットワークトラブルによって対戦が始まらない/対戦が途中で停止される事態が多々発生したが,対戦のテンポ自体は悪くないというのが正直な感想だ。次回のテストや正式サービスでは,良好な通信環境でぜひプレイしたい。
なおテレビアニメ「ガンスリンガー ストラトス」の放送・配信が4月にTOKYO MX,BS11,とちぎテレビ,群馬テレビ,niconicoで開始される予定(関連記事)。アニメにも興味があるという人は,こちらへの期待も高めておこう。
「ガンスリンガー ストラトス リローデッド」公式サイト
- 関連タイトル:
ガンスリンガー ストラトス リローデッド
- 関連タイトル:
ガンスリンガー ストラトス2
- 関連タイトル:
ガンスリンガー ストラトス
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