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[TGS2022]IOデータがリフレッシュレート360Hz対応の液晶ディスプレイを出展。滑らかさの違いを動画で確認してみた
2023年度中の発売を目指して開発中という新ディスプレイを,簡単に紹介しよう。
既存の360Hz表示対応ディスプレイには,液晶パネルとして応答速度に優れるTN方式か,IPS,およびIPS互換方式の液晶パネルを採用するものが多い。IOデータの360Hz対応液晶ディスプレイは,ブースでは正確には確認できなかったのだが,「TN方式ではない」とのこと。実際に映像を見ても,TN方式よりコントラストや発色に優れているのが見てとれる。
実際に,「Rainbow Six Siege」を使って360Hz表示の威力を確認してみたが,とくに壁の近くで左右にカメラを回転させると,映像の滑らかさに大きな違いがあるのを体感できた。次に示す動画は,60Hz表示と360Hz表示という極端に差がある状態でプレイしている様子を撮影したものだ。滑らかさの違いは一目瞭然であるが,120Hzと比べても360Hzは大違いで,240Hzとの比較でも,やや滑らかであるのが分かった。
解像度は,360Hz対応ディスプレイでは一般的な1920×1080ドットである。細かい仕様も正式発表前ということで明らかになっていないのだが,NVIDIA独自のディスプレイ同期技術「G-SYNC Compatible Monitors」の認証取得を目指して動いているそうだ。
映像入力インタフェースとしては,DisplayPort×1とHDMI×2,USB Type-Cを備えている。そのうち,360Hz表示が可能なのは,DisplayPort経由でPCと接続した場合だけだ。そのほかに,USBハブ機能も備えており,左側面側にUSB 3.0 Type-Aポートを2つ備える。
価格も未定とのことだが,税込で10万円前後を目指しているとのこと。高速表示能力を持つディスプレイを求めるeスポーツゲーマーには,注目すべき製品になりそうだ。
そのほかにもIOデータブースでは,解像度3840×2160ドットの4Kで,160Hzという高速表示が可能な新型ディスプレイを参考出展している。PlayStation 5で利用できるHDMIのディスプレイ同期技術「Variable Refresh Rate」(VRR)にも対応しているので,ゲーム機と組み合わせるのにも良さそうだ。
高解像度派のゲーマーなら,こちらも注目する価値があるだろう。TGS 2022に足を運ぶ予定のある人は,IOデータブースを覗いてみよう。
アイ・オー・データ機器公式Webサイト
4Gamerの東京ゲームショウ2022特設ページ
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