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Vaingloryの世界大会「Razer 2017 Vainglory World Championship」がシンガポールで開幕。DetonatioN Gamingも出場した大会初日をレポート
これは,Vaingloryの世界大会で,賞金総額は14万ドル(約1570万円)にもなる。本作では各地域で公式大会が開催されており,それらで上位成績を収めたチームを中心に,合計12のチームが本大会に出場している。日本からは,昨年開催された大会に続いてDetonatioN Gamingがワイルドカード枠で出場しているが,その試合模様は後ほどお伝えしよう。
大会に出場するチームは,それぞれ3チームで構成されるグループに振り分けられ,初日にグループ内で総当たり戦を行う。総当たり戦は各チーム2回ずつ戦い,1勝するごとに1ポイントを獲得するというシステムだ。そして総当たり戦を終えたあと,各グループ内で獲得ポイント数が多い2チーム(合計8チーム)が決勝トーナメントへと進出し,12月15日〜17日にかけて戦いを繰り広げる展開となる。
今回の大会は,世界一のチームを決めるという目的とは別に,Vaingloryにとって節目のイベントとなりそうである。というのも,最終日の12月17日に行われるステージイベントで,新たなゲームモード「5V5」(5対5)のお披露目が予告されているからだ。
これまでのVaingloryは,スマホという小さな端末でMOBAを満喫するべく,3対3のゲームモードがメインコンテンツに据えられていた。他方でプレイ人数を除くと,スマホ向けだからといって極端にカジュアルな仕様は導入していない。そんなVaingloryが5対5のゲームモードを導入することで,スマホ向けアプリでありながらMOBAのメインストリームに足を踏み入れ,「リーグ・オブ・レジェンド」「Dota 2」といったPC向けMOBAなどを相手にしのぎを削ることになるわけだ。
4GamerではSuper Evil Megacorpのスタッフへのインタビューを別途行っているが,上記に関して確固たるスタンスを持って開発・運営を行っていることを確認している。最終日に明らかになる5対5の詳細システムも紹介するので,ぜひお楽しみに。
ところが,大会のライブ配信の施設にトラブルが生じてしまい,試合開始時間が大幅に遅れてしまう。最終的には,なんと4時間近くもオーバーしてしまい,選手のメンタル面への影響が心配されるなかでの試合開始となった。
1戦目はしばらく膠着状態が続いたものの,ゲーム開始後8分で,Team Krakenの選手が複数のヒーローに同時攻撃できる“群れの襲撃”(フォートレス)で集団戦の口火を切る。これが見事に決まるもDetonatioN Gamingは耐え,そのまま20秒近くの総力戦へともつれ込んだが,Team Krakenにファーストブラッドを取られてしまった。
その後,DetonatioN Gamingはキル数で追い上げるものの,16分にエース(ヒーローが全滅)を取られてしまい,これが決定的な差となり敗退。
2戦目は,両チームのキル数が一進一退となるシーソーゲームになった。しかし,15分にクラーケン(中立モンスター)がポップした直後の総力戦で,DetonatioN Gamingはエースを取られてしまう。その後,Team Krakenは悠々とクラーケンを解放し,ともにレーンを押し切られて敗退。グループリーグのポイントを獲得できずに第1試合を終えた。
総当たり戦が終わった後の同グループ内のポイント数は,Team Krakenが3,G2 Esportsが2,そしてDetonatioN Gamingが1。上述したとおり,グループ内で上位2チームが決勝トーナメントへと進出できるため,DetonatioN Gamingは残念ながらグループリーグでの敗退が決定した。
12月14日に行われた大会初日のレポートは以上となる。前述したとおり本大会は12月17日まで行われ,現地の模様はライブ配信(日本語解説付き)およびアーカイブ視聴が可能だ。
また,大会最終日の12月17日には,ライブビューイングによる観戦イベントがイオンシネマ シアタス調布で開催されるので(関連記事),近郊のVaingloryファンは知人に声を掛け合って,世界大会の行く末を直接見届けてみるのもよさそうだ。
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(C)2013-2014 Super Evil Mega Corp.
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