プレイレポート
三國志の英雄達を導き,戦乱の終結を目指せ! リアルタイム戦略バトルが熱い「三國志レギオン」プレイレポート
本作は,2014年に実施されたネットワーク事業戦略発表会で発表された作品のうちの1本であり,詳細は長らく謎に包まれていたタイトルだ。同社の看板タイトルとして馴染み深い「三國志」シリーズの流れを汲むスマートフォン向けゲームとして,注目している人も多いことだろう。
4Gamerでは配信に先立ち,本作をプレイする機会を得たので,ゲームの基本的な遊び方に加えて,実際に遊んでみてのプレイフィールや,ちょっとした攻略情報などを本稿でお伝えしよう。
「三國志レギオン」公式サイト
ゲームの舞台は後漢時代の中国となる。「三國志レギオン」の物語は,乱世の中で力尽きたプレイヤーが,神仙・左慈の手で助けられたところから始まる。左慈の求めに応じて“英雄を導く軍師”となったプレイヤーは,中国各地で活躍する英雄達と接触し,乱世の終結を目指して部隊を結成していくことになる。
さまざまな仙術を操るとされる仙人「左慈」。仙術と知識(と刺激的な服装)でプレイヤーを導いてくれる |
神医と呼ばれた医師「華佗」。左慈と共に登場し,志半ばで倒れたプレイヤーを蘇生する |
ゲームの目的は,仲間にした英雄達で部隊を編成し,ストーリーをクリアしていくことだ。ストーリーは章ごとに区切られており,個別にクリア報酬が設定されている。そこで得た戦利品を使って新たな仲間を加え,部隊をさらに強化する……というのが,本作の基本的なプレイサイクルとなっている。
特定の条件を達成すると報酬が得られる「ミッション」も用意されているので,序盤はミッションの達成を目指しつつ,ストーリーを進めていくと良いだろう。
筆者がプレイしてみたところ,ストーリーを進めるにあたって部隊の編成に大きな不自由を感じることはなかった。というのも,ストーリーやミッションのクリア報酬が豪華で,初期戦力が整う程度には仙玉ガチャを回せるのだ。
始めから提示されている固定ミッションだけでなく,毎日更新されるデイリーミッションでも仙玉が手に入るので,毎日コツコツと遊べば,ストーリー攻略において戦力面の不安を抱えることはないだろう。
判断力と戦略性が求められるバトルシステム
部隊の特性を活かして敵城を攻め落とせ!
ここからは,ゲームの中心となるバトルの基本ルールと,ちょっとした攻略法について紹介していこう。
バトルのルールは単純明快だ。戦場に展開した部隊を指揮して敵城を攻撃し,画面上部に表示された耐久力ゲージを相手より先に削り切れば勝利となる。
しかし,敵もバカではない。プレイヤーと同様に戦場に部隊を展開して,あわよくば城に攻め込もうと画策してくる。戦況はリアルタイムで刻々と変化するため,状況に応じた柔軟な対応が必要だ。
なお,各武将にはコストが設定されており,部隊編成の合計コストは30以内に収める必要がある。強力な武将ばかり組み込むことはできないので,攻略のためのバランスを考えて編成を行いたい。
戦場の全体図。手前にある壁が自軍の城で,奥にある壁が敵城だ。自身の部隊を敵城に接触させれば,自動的に攻撃を開始してくれる。ただし,乱戦(敵部隊との接触時)中は攻城できないので,敵部隊が残っている場合は気をつけよう |
城は中央の「城門」と,その左右に広がる「城壁」に分かれている。城へのダメージは城門のほうが大きいので,うまく位置を調整して城門にダメージを与えよう |
戦場の部隊は,指揮する武将ごとに「密集陣」「魚鱗陣」「鶴翼陣」のいずれかの陣形を持っている。各陣形は移動速度と攻城力(敵城のゲージを減らす能力)が異なるほか,それぞれ特定の陣形に対して有利に戦闘を進められる能力「猛攻」を持っているのが特徴だ。
基本的に有利な相性の部隊と正面から戦えば,大幅な能力値の差がない限り,ほぼ負けることはない。相性上で有利な組み合わせで戦えるよう,攻め方は工夫する必要がある。
では,兵種とステータスが武将の能力のすべてかと言えば,そんなことはない。武将には「戦法」や「副将効果」「特技」といった固有の能力を持つ者も存在する。
「戦法」は,バトル中に時間経過で溜まる「采配ゲージ」を消費して発動する任意起動型の能力だ。味方部隊のステータスを向上させたり,敵部隊にダメージを与えたりなど,さまざまな種類の戦法が用意されている。慣れるまでは必要な采配ゲージの量が多い戦法を持つ武将を1〜2部隊に抑え,小回りの効く戦法を持つ武将で対応力を高めるのがオススメだ。
同時に複数部隊の能力値を上昇させる戦法を持つ武将は,戦略の中核を担う部隊となる。非常に強力な反面,倒されると戦略が瓦解してしまうので慎重に運用したい |
戦法の中には効果範囲を自由に動かせるものも存在する。動き回って相手を効果範囲に誘い込むテクニックも有効だ |
「副将効果」は,戦闘中に部隊を統合して大部隊を作る指示「合流」を行ったときに発生する特殊効果だ。部隊が合流すると,合流先の部隊に兵力が合計される。副将効果を持つ部隊を合流させた場合,それに加えて武力や知力の上昇,特殊な効果が付与されるのだ。
ただし,合流には采配ゲージが1必要なので,その点は留意しておこう。合流で大部隊を作って攻め上がっても,采配ゲージが足りなくて戦略が崩れてしまったら意味がない。
そして「特技」は,采配ゲージを使用しない自動発動型の能力だ。特技は全部で14種類あり,1人の武将が複数の特技を併せ持っている場合もある。戦法に比べれば瞬間的な効果量は少ないが,編成のコンセプトに合うものを選べば,目に見えて効果を実感できるようになるはずだ。
■武将の持つ特技
・伏兵:開戦時,部隊が伏兵状態(相手から不可視)に
・神速:機動力上昇
・攻城:攻城力上昇
・遠射:遠距離攻撃時の射程上昇
・奮戦:兵力が一定未満で武力上昇
・復活:復活時間が短縮
・統率:同一陣形に対して猛攻が発動
・豪傑:猛攻の発生頻度上昇
・鬼謀:猛攻を一定確率で回避
・君主:副将の数に応じて兵力が徐々に回復
・副将:采配ゲージを使わず副将になれる
・速攻:開戦から1分間武力上昇
・晩成:終了までの1分間武力上昇
・執念:撤退時に乱戦中だった敵部隊の兵力減少
ちょっと要素が多く感じるかもしれないが,操作や基本ルール自体はシンプルにまとまっており,最初からすべてを完全に把握してプレイする必要はない。自分のペースで遊んで,少しずつ理解できる範囲を広げていくと良いだろう。
筆者も最初にプレイしたときは部隊を動かすのに慣れるまで少し手間取ってしまったが,今では思いどおりにゲームを進められるようになった。長く遊んでいれば,登場する武将の成長と共に,プレイヤー自身が上達していく過程をハッキリと自覚できるはずだ。
こうなってくると対人戦に挑戦したくなるが,今回はリリース前のプレイということで,残念ながら対人戦を行うことはできなかった。プレイヤーのスキルが大きく影響する作品なので,「我こそは中原に覇を唱えん」とする人は,ゲームの正式リリース後にぜひ対人戦の世界にチャレンジしてみてほしい。
設定画面から見れるヘルプは非常に充実しているので,分からないことがあったらここを参照しよう |
何度も同じステージをクリアしたい場合はオート機能も活用しよう。画面右上のボタンから操作を自動化できる |
「三國志レギオン」公式サイト
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