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  • 発売日:2016/02/25
  • 価格:パッケージ版:7992円(税込)
    ダウンロード版:7344円(税込)
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雷電V
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印刷2016/02/12 17:56

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「雷電V」メディア向け体験会をレポート。家庭用ならではの多彩な新要素が搭載されたがプレイ感はおなじみの「雷電」だ

 2016年2月11日,モスはSF-BAR 神田フラックスにて「雷電V」のメディア向け体験会を開催した。

 雷電Vは,2月25日に発売されるXbox One用の縦スクロールシューティングゲームだ。雷電シリーズとしては,9年ぶりのナンバリング新作となる。

 これまでの雷電シリーズ作品は,最初にアーケード用タイトルとしてリリースされ,その後に家庭用ハードへ移植されてきた。しかし雷電Vは最初から家庭用ハード向けとなっているため,“残機制でなく耐久力制”など,アーケードでは難しかったさまざまな要素が搭載されている。

 体験会の冒頭,広報を担当する森岡健太氏とモスの代表取締役でもあるプロデューサーの駒澤敏亘氏による,本作の紹介が行われた。その概要を以下に紹介する。

森岡氏(左)と駒澤氏(右)
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家庭用ならではの新機軸設計


 雷電VはプラットフォームがXbox Oneなので,雷電シリーズとしては初めて最初からフルHDに対応している。なお,画面の左右に諸情報が表示される都合上,横画面固定となっている。

 サウンドを担当したのは,同社の「カラドリウス」でも一部楽曲を手掛けたベイシスケイプの工藤吉三氏。BGMはステージ構成とマッチするように作られており,ループ音源になっていない。初回限定盤に同梱されているサウンドトラックCDには,全BGMが収録されている。

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 本作でとくに「家庭用ならでは」と言える要素が,Xbox Live Cloudを利用した“チアーシステム”だ。これは簡単に言うと「特定条件を満たした他プレイヤーを応援できる」システムで,チアーを受けたプレイヤーは画面右下のチアーゲージが増加し,一定量以上溜まると「チアー攻撃」を発動できようになる。チアー攻撃は一時的に火力が増強されるので,難局と感じるポイントで使っていこう。ただし,スコア効率的には通常ショットで戦った方が高いので,ハイスコアを目指すときはチアーに頼らない実力がものを言う。

Xbox Oneだから可能なチアーシステム。たとえ本作が他機種に移植されることがあっても,恐らくそのままの仕様にはならないだろう
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 プレイヤーが操作できる“雷電機”は3種類。ライデンファイターズシリーズでは自機セレクトがあったが,本家雷電シリーズで自機セレクトを行えるのは今回が初となる。登場する機体は,日本製のAZUMA(アズマ),アメリカ製のSPIRIT OF DRAGON(スピリット・オブ・ドラゴン),フランス製のMOULIN ROUGE(ムーラン・ルージュ)といった3種類。AZUMAを標準として,SPIRIT OF DRAGONは低速・高火力・高耐久力,MOULIN ROUGEは高速・低火力・低耐久力という性能を持つ。

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 ウェポンは従来通りバルカン,レーザー,プラズマレーザーの3種類で,アイテム取得によって切り替えおよび強化を行っていく。ただし,各カテゴリごとに2つの種類があり,ゲームスタート時に任意の組み合わせを選択できる。また,旧作におけるサブウェポンは機体ごとに固定となっている。

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 旧作には漠然とした背景設定があるだけだったが,雷電Vでは明確なストーリーやキャラクターが存在する。シナリオ展開は特定条件を満たすと分岐していくので,腰を据えてじっくり攻略してみたいところだ。

キャラクターデザインはことぶきつかさ氏。プレイ中は画面上部にセリフが表示され(ON/OFF切り替え可能),画面右側にメッセージログやキャラクターの顔グラフィックが表示される
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新発表の「ボスミッションモード」


 また,今回の体験会にあたって「ボスミッションモード」が発表された。これは「耐久力50%」や「ウェポンがレーザー固定」など特定の状況下でボス敵と戦うモードとなっており,クリアすると所要時間が記録される。スコアでなく時間を競うモードなので,通常とは多少異なるプレイスタイルが求められるだろう。
 なお,ボスミッションモードはデイワンパッチでの追加要素となっている。

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プレイインプレッション


 いろいろな面が家庭用にリニューアルされた本作だが,根底的な部分は“雷電らしさ”を感じられる,ストイックな弾避けと撃ち込みを重視した設計となっている。弾速は平均的に速めで,前作の「雷電IV」よりも前々作の「雷電III」に近い印象だ。初見プレイでは難度が高めと感じられたが,敵の出現パターンや弾幕パターンを覚えて安全地帯を把握したら,また感覚は変わってくるだろう。なお,難度選択によっては敵が通常弾でなく破壊可能弾を撃つようになったり,まったく弾を撃たなくなったりするので,シューティング初心者は簡単な設定から慣れてみよう。

 スコア稼ぎの中心となる要素は,雷電III以降定番のフラッシュショットシステム(出現した敵を早く倒すほど高い倍率が掛かる)だ。今回はフラッシュショットにレベルが設定されており,ハイスコアを狙うには高レベルの維持が重要となる。

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 また,フェアリーやミクラス,スーパーカーといったおなじみの隠しフィーチャーも搭載されており,これらはチアーシステムにもリンクしている。また,ちゃんとも登場するとのことで,個人的には非常に嬉しい。


「至高のゲーム体験」プレゼントキャンペーン


 雷電Vは,「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー」の発売を記念した“「至高のゲーム体験」プレゼントキャンペーン”の対象タイトルとなっている。このキャンペーンは,希望する“至高のゲーム体験”や1万円分のXboxプリペイドカードが当たるというものだ。

 Xbox Elite ワイヤレス コントローラーは繊細な入力が可能なため,正確な操作がキモとなる雷電Vのプレイに適している。価格は若干高め(1万4980 円+税)だが,本腰を入れてゲームを遊びたい人は購入を検討してみてもいいだろう。発売日は雷電Vと同じ2月25日。なお,“「至高のゲーム体験」プレゼントキャンペーン”は,Xbox Elite ワイヤレス コントローラーを購入しなくても応募できる。

専用ポーチに収まったXbox Elite ワイヤレス コントローラー(左)と,通常のXbox Oneコントローラー(Day One エディション)との比較(右)。ちなみに,駒澤氏はXbox Elite ワイヤレス コントローラーを「ドイツの高級車のよう」と評していた
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