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RTX 40シリーズ搭載のGIGABYTE製ゲーマー向けノートPCが国内初披露。15インチ級の上位モデルなど今後発売予定の製品も登場
2月9日に発売となったAORUS 17XとAORUS 17Hは,いずれもGIGABYTE製ノートPCにおけるエンスージアスト向けの製品に位置付けられており,税込のメーカー想定売価は,順に66万円前後,36万1000円前後となっている。
AORUS 17Xは,GPUに「GeForce RTX 4090 Laptop GPU」(以下,GeForce RTX 4090)を,CPUにノートPC向け第13世代Coreプロセッサの最上位モデル「Core i9-13980HX」を採用しており,非常に高いスペックを備えているのが特徴だ。
発熱が大きい高性能プロセッサに対する対策として,大型のベイバーチャンバーと,4基の空冷ファンを組み合わせた冷却機構を備える。これにより従来製品と比べて最大で35%増しの冷却効率を実現したそうだ。
また,AORUS 17Xは,CPUの内蔵グラフィックス(以下,iGPU)と単体GPUの出力を切り替える「Dynamic Display Switch」(以下,DDS)機能を備えるのもポイントだ。最近のゲーマー向けノートPCでは,iGPUと単体GPUの出力切り替えにMUXスイッチを採用するケースが増えている。ただ,MUXスイッチでは,設定を反映するにはPCの再起動が必要なのに対して,DDSでは再起動しなくとも出力を切り替えられるという。
AORUS 17Xのディスプレイは,17.3インチサイズで,解像度2560
GIGABYTEによると,現状では,16:10と16:9のパネルを比べると,16:9のほうが高い品質のものが多く,今回の製品群ではあえて16:9のパネルを採用したという。今後,より品質が高い16:10のパネルが登場すれば,来年以降に登場する製品での採用を検討するとのことだった。
一方のAORUS 17Hは,GPUに「GeForce RTX 4080 Laptop GPU」(以下,GeForce RTX 4080)を,CPUに「Core i7-13700H」を搭載したノートPCだ。ディスプレイに17.3インチサイズで,解像度1920×1080ドット,最大リフレッシュレート360Hzの液晶パネルを採用しており,高リフレッシュレート表示が求められるeスポーツタイトルに適した製品となっている。
また,ゲーマー向けノートPCの上位モデルとして,15.6インチサイズのディスプレイを搭載した「AORUS 15X」も近日中に発売の予定だ。なお,価格は明らかになっていない。
AORUS 15Xは,厚さ約19.7mmとアンダー20mmを達成。一方,重量は約2.6kgと,実際の見た目よりも重い |
AORUS 17XとAORUS 15Xは,デザイン的なアクセントとして背面付近にLEDイルミネーション機能「RGB Fusionライトバー」を備える |
AORUS 17Xの15インチ版という位置付けではあるものの,筐体サイズを考慮して,AORUS 17Xと比べて,スペックはやや控えめだ。 GPUに「GeForce RTX 4070 Laptop GPU」(以下,GeForce RTX 4070),または「GeForce RTX 4060 Laptop GPU」(以下,GeForce RTX 4060)を,CPUに「Core i9-13900HX」を採用する。
ディスプレイパネルとして,15.6インチサイズで,解像度2560×1440ドット,最大リフレッシュレート240Hzと165Hzという2種類を用意するそうだ。
ミドルクラス市場向けノートPCでは,17インチ級の「AORUS 17」と15インチ級の「AORUS 15」が登場する。搭載GPUとCPU,液晶パネルにバリエーションを持たせて,豊富なラインナップをそろえるのが特徴だという。また,AORUS 17XとAORUS 15Xでは,キーボードが英語配列であるのに対して,AORUS 17とAORUS 15は日本語配列となるのも違いと言えようか。
いずれも3月以降に改めて,具体的な発売時期や価格を発表するとのこと。
AORUS 17とAORUS 15は,搭載GPUにGeForce RTX 4070や,GeForce RTX 4060,「GeForce RTX 4050 Laptop GPU」(以下,GeForce RTX 4050)を,CPUにCore i7-13700H,または「Core i5-12500H」を採用する。なお,AORUS 17とAORUS 15はでは,iGPUと単体GPUの出力切り替えにMUXスイッチを用いるそうだ。
ディスプレイパネルは,AORUS 17が17.3インチサイズで,解像度が2560×1440ドット,最大リフレッシュレート240Hzと,解像度1920×1080ドット,最大リフレッシュレート144Hzの2種類を用意する。
一方,AORUS 15は,15.6インチサイズで,解像度2560×1440ドット,最大リフレッシュレート165Hzと,解像度1920×1080ドット,最大リフレッシュレート360Hzと144Hzの計3種類だ。
また,今回説明や展示などはなかったのだが,AORUS 17とAORUS 15の中間となる16インチ級ノートPC「AORUS 16」もライナップしており,こちらも国内での販売を検討しているそうだ。
AORUS以外のゲーマー向け製品では,価格対スペック比重視の「GIGABYTE G5」シリーズを用意する。GeForce RTX 4060,またはGeForce RTX 4050を搭載し,CPUは共通でノート第12世代Coreプロセッサの「Core i5-12500H」を採用することで,価格を抑えているのがポイントだ。ディスプレイは,15.6インチサイズで,解像度1920×1080ドット,最大リフレッシュレート144Hzの液晶パネルを採用する。
こちらも3月以降に改めて,具体的な発売時期や価格を発表するという。
GIGABYTEの日本語公式Webサイト
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