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シヴィライゼーションシリーズ最新作「Sid Meier’s Civilization: Beyond Earth」が発表。あの「アルファ・ケンタウリ」の“精神”を受け継いだ完全新作
Beyond Earthは,人類の勢力同士が過当な競争を行ったために,人口拡大や公害などの問題が発生し,もはや地球上での生存が不可能になりつつある近未来がテーマとなっている。異なる思想を持つ民間組織や機関をスポンサーに宇宙進出が行われ,移住先の新たな惑星を舞台に再び勢力争いが始まるというわけだ。
惑星開拓シミュレーションと言えば,「Civilization II」の番外編として1999年にリリースされた「Sid Meier's Alpha Centauri」(邦題:シド・マイヤーズ アルファ・ケンタウリ)を思い出す人もいるだろう。同作のIPはElectronic Artsが所有しているため,直接的な続編ではないものの,その“精神”を受け継いだ作品であるようだ。
Beyond Earthに新しい文明として登場するのは,特定のイデオロギーを基盤に発足した8つ勢力である。従来の資源開発や環境整備,技術研究,外交,交易に加えて,エイリアンとの戦闘やテラフォーミングを行い,文明を築き上げていくことになる。
さらにプレイヤーが与えられた特定のミッションを遂行していくクエストシステム,軍事や経済,科学の面で地上の文明をサポートする人工衛星,そしてユニットのカスタマイズ要素など公開されている。
今回の発表に合わせて,2Kのクリストフ・ハートマン氏と,Firaxis Gamesのシド・マイヤー氏がコメントを寄せているので,以下に紹介しておこう。
昨年23周年を祝ったシヴィライゼーションはゲームの歴史上、最も長く成功したフランチャイズの一つであり、その名声を確固たるものにしました。未知の惑星を探検することで新たな世界観を経験できる「Sid Meier’s Civilization: Beyond Earth」でシリーズはさらなる飛躍を目指すことができます。
(2K代表取締役社長:クリストフ・ハートマン)
開発チームはシヴィライゼーションの物語を未来につなげる機会を得たことにワクワクしています。なぜならば歴史的背景に縛られることがなくなったからです。われわれはいつでも多くのファンの皆様に人類の歴史を創造してもらう機会を与えていますが、今度は「Sid Meier’s Civilization: Beyond Earth」で未来を創造することができるようになります。
(Firaxis Games クリエイティブ開発ディレクター:シド・マイヤー)
また,DirectX 11への対応に加え,AMD独自のグラフィックスAPI「Mantle」やCrossFire,1枚のグラフィックスカードで最大6画面出力をサポートするEyefinityなど,最新のAMD製グラフィックス技術への対応も発表されている。
そのほか,最大8人が参加可能なマルチプレイモードの搭載や,Steam WorkshopによるMODサポートも行われるとのこと。これまで「アルファ・ケンタウリ」のリバイバルや続編を望む声はファンの間で高かっただけに,これでようやく念願叶ったりといったところか。「あと1ターンだけ……あと1ターンだけ……」とついついプレイしてしまい,寝不足になる日々に備えておいたほうがよさそうだ。
「Civilization」シリーズ公式サイト
- 関連タイトル:
Sid Meier’s Civilization: Beyond Earth
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