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ニューヨーク近代美術館で「This War of Mine」を展示。戦争下の市民たちの過酷なサバイバルを体験する傑作
MOMA:Never Alone: Video Games and Other Interactive Design
2014年にPC版がリリースされた「This War of Mine」は,戦火にさらされたヨーロッパの架空の国を舞台に,市民となったプレイヤーがさまざまな手段を講じて,ランダムに決まる停戦までの期間を生き延びていくゲームだ。食料や資源に乏しく,戦闘やサバイバルの経験もない普通の人々が生き残るには,ときとしてほかの生存者を見捨てたり,奪ったりするなど,厳しい決断を下さなくてはならない。
こうした独特な視点と容赦のないリアリティにより,「This War of Mine」はプレイヤーやメディアから高い評価を獲得し,ポーランドでは推薦図書に追加されて,授業に使われているという。
11 bit studiosの発表によれば,「Never Alone: Video Games and Other Interactive Design」は,プレイヤーにゲーム体験を与えるため,デザイナーがどのような手段やツールを使うのかを理解する手助けにするために企画されたという。展示のキュレーターを務めるMOMAのコレクションスペシャリスト,Paul Galloway氏は,「This War of Mine」をプレイすることで,戦争という空間の理解が深まると述べているという。
「This War of Mine」は2012年,MOMAの恒久的コレクションとして,ほかの35のタイトルと共に博物館に収蔵され,ゲームの展示,保存,研究に使われている。「Never Alone: Video Games and Other Interactive Design」は7月16日まで開催される予定だ。
また,2022年9月にロンドンの帝国戦争博物館で始まった展示会「War Games」にも「This War of Mine」が出展されているとのことだ。
帝国戦争博物館:War Games
「This War of Mine」公式サイト
NHK「ゲームゲノム」第9回「This War of Mine」視聴レポート。正解のない問いに直面し,“自問自答”を繰り返したプレイヤーは何を見出すのか
2022年12月14日に,ゲームを題材としたNHKの教養番組「ゲームゲノム」の第9回が放送された。今回のタイトルは戦争サバイバル「This War of Mine」だ。番組には女優・タレントの結さんとゲームライターの徳岡正肇氏がゲストとして出演。「自問自答」というテーマのもと,本作の魅力を読み解いていった。
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This War of Mine: The Little Ones
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