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世界初の“ヤギ”シミュレーションゲーム「Goat Simulator」,Steamでのリリース日を4月1日と告知。Steam WorkshopでのMOD対応にも言及
「Goat Simulator」はヤギが主人公のゲームで,オープンワールド風の町中を自由に走り回り,窓から家の中に飛び込んで暴れ回ったり,自動車に突っ込んで跳ね飛ばされたり,長い舌で斧をつかんで振り回したりと,訳が分からないもののなんとなく楽しい気分にさせてくれる,かっとんだコンセプトの作品だ。
「Goat Simulator」公式サイト(※英語)
ゲーム業界サイトのGamasutraの記事によれば,もともと本作は,別プロジェクトのプレプロダクションが動き出したとき,それに参加しない開発者達の訓練とクリエイティビティの注入を兼ねて制作されたものだったという。
しかし,形になったものを動画にしてYouTubeにアップしたところ,1日で「Sanctum 2」のリリーストレイラー以上の再生数をたたき出し,ゲーム業界内外からも注目されるようになった。また,実際にゲーム化してほしいというリクエストがあまりにも多かったことから,ゲーム化が決定したという。
そこで,「Sanctum」シリーズのレベルデザイナーをプロジェクトに引っ張りこんでコンテンツを増やしたり,ゲーム中に登場する人間にAIを追加してヤギから逃げるようにしたりと,あらためて製品化するためのプロジェクトプランを立てて実装していったとのこと。
なお公式サイトには,「Goat Simulator」はちっぽけなゲームなので「GTA」のような規模を期待しないでほしい,10ドルを使うなら,フラフープやレンガ,むしろ本物のヤギに投資したほうがいいのではないかという“免責事項”が記載されている。
ただし,ユーザーがレベルデザインの編集が行えるよう,Steam Workshop対応に取り組んでいるとのことで,先述したGamasutraの記事に寄せられたコメントによれば,ヤギ,マップ,小道具,ミッションなど,さまざまな要素を自分で作れるようになる模様だ。
そのほか,公式サイトのFAQによれば,マルチプレイには非対応であること,リクエストが多ければ追加するかもしれないが,Macintosh/Linuxには対応の予定がないことが記載されている。
公式サイトからプレオーダーが行える「Goat Simulator」は,PayPalまたはAmazon Paymentsでの決済に対応しており,価格は9.99ドル。プレオーダーすると,リリースの3日前にゲームにアクセスできる権利を得られるとのこと。
「Goat Simulator」公式サイト(※英語)
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