バンダイナムコゲームスは本日(2014年1月30日)付で,同社が4月10日に発売を予定している
「第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇」(
PS3 /
PS Vita)の最新情報を公開した。
今回は,
「スーパーロボット大戦Z」で実装された小隊システム「トライバトル・システム」の流れを汲む
新たな戦闘システム「タッグバトル」の詳細が明らかにされている。
「タッグバトル」は,2機体を1チームとして出撃させることで,戦術性がグッと上昇するシステムだ。タッグを組んだチームは,
センター攻撃と
ワイド攻撃を駆使して戦うことになる。
センター攻撃は,敵チームの1機に対し,味方のメインとサブの両ユニットで集中攻撃を行う方法。メインユニットの攻撃は,サブユニットのアシストにより,攻撃の命中率が20%上昇するので,
確実に敵を仕留めたいときに使用するといいだろう。ただし,相手チームがタッグを組んでいる場合,攻撃を代わりに受ける「援護防御」を発動される可能性があるので注意が必要だ。
ワイド攻撃は,味方メインから敵メインに,味方サブから敵サブに,それぞれ攻撃を行う方法だ。こちらは,サブユニットの行うアシスト攻撃の与えるダメージが1.2倍になり,援護防御もされない,という特徴を持っているため,
相手チームの壊滅を狙いたいときに有効だ。
なお,チームはマップ上で編成することができないため,事前に行わなくてはならない。しかし,編成を行うのがめんどくさいという人も中にはいるはずだ。そんな人は,原作での組み合わせを重視する
「ベーシックオーダー」と,プレイ状況によって組み合わせが変化する
「バランスオーダー」という自動編成システムを活用するといいだろう。
また,戦闘中に
「タッグテンション」をあげることで使用できる,チーム向けの個別コマンドのような要素
「タッグコマンド」や,敵を連続して倒すことで特典が得られる戦闘システム
「タクティカルコンボ」の情報も明らかになっているので,以下のリリース文で確認してみよう。
●タッグバトル・システム
『スーパーロボット大戦Z』の「トライバトル・システム」の流れを汲む新戦闘システム。「タッグバトル・システム」とは、インターミッションの「チーム編成」で2機のユニットを1つのチームに編成して戦うものです。2機のタッグにより様々な戦術を展開する事が出来ます。
●タッグバトル用語
ユニット:機体にパイロットが搭乗している状態。
チーム:マップに出撃する際の単位。シングルの場合でも、チームと呼ばれます。
タッグ:2機のユニットで構成された状態のチーム。マップ上での分離・合流は不可だが、メインとサブは交代可能です。
シングル:1機のユニットで構成された状態のチーム。入手PPはタッグの場合の1.5倍になります。戦艦はタッグを組む事が出来ず、シングルで出撃します。
メイン:タッグで前側にいるユニット。マップ上の操作はメインを基準に行ないます。
サブ:タッグの後側にいるユニット。メインに合わせて行動を行ないます。
●タッグバトルのチーム編成
インターミッションで「チーム編成」を選択するとチーム編成画面に移行し、ユニットを組み合わせる事が出来ます。
チーム編成画面では、テーブル(=ユニットを置く場所)でチームを表しており、1つのテーブルに2機のユニットを配置すると「タッグ」、1機のユニットを配置すると「シングル」として編成されます。このチーム編成画面からパイロット養成や機体改造、強化パーツの着脱などの各種操作を行なう事も出来ます。戦艦ユニットは画面左端に配置され、次シナリオで強制出撃のユニットはその右の列に配置されます。強制出撃においては、強制出撃のユニットに加えて、サブユニットを自由に配置できる「FREE」と、サブユニットを追加できない「FIX」の2パターンがあります。
手軽にチームを編成するためのシステムとして、以下の2種類の自動編成が存在します。
ベーシックオーダー:原作での組み合わせを重視した編成
バランスオーダー:プレイ状況から算出したバランス重視の編成
●タッグバトルでの戦闘
タッグを組んだチームは、メインの単体攻撃(=相手1機を狙う攻撃)とサブのアシスト攻撃(=アシスト属性を持った武器による攻撃)を組み合わせる事が出来ます。メインが全体攻撃を使用しない場合、敵チームの状況に合わせて「センター攻撃」と「ワイド攻撃」の2種類から攻撃方法を選択します。
戦闘アニメの画面右下部には、現在の攻撃状況が表示されます。なお、戦闘アニメには早送り機能の他にスキップ機能が装備されており、アシスト攻撃や敵の反撃などをスキップする事が出来ます。
「センター攻撃」
敵チーム内の1機のユニットにメインとサブの攻撃を集中させる攻撃方法です。サブは各機に設定されたアシスト属性を持った武器を使用し、アシスト攻撃は全て移動後攻撃可能として扱われます。また、援護攻撃を行なえる回数(=特殊スキル「援護攻撃」のレベル)に応じて、与えるダメージにプラス補正があります。サブのアシストにより、メインの攻撃の命中率は20%プラスされます。センター攻撃を受けた側は、受けたユニットが反撃をします。
◆「センター攻撃」の流れ
2機のユニットが揃って登場した後、メインユニットは画面外に後退して、サブユニットのアシスト攻撃が始まります。
味方メインユニット機体:リ・ガズィ
パイロット:アムロ・レイ
味方サブユニット機体:リゼル(コマンダータイプ)
パイロット:リディ・マーセナス
味方サブユニット機体:リゼル(コマンダータイプ)
パイロット:リディ・マーセナス
武器名:ビーム・ライフル
敵メインユニット機能:ギラ・ドーガ
パイロット:レズン・シュナイダー
サブユニットはアシスト武器で、メインユニットと同じターゲットを攻撃します
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味方メインユニット機体:リ・ガズィ
パイロット:アムロ・レイ
武器名:ビーム・サーベル
敵メインユニット機体:ギラ・ドーガ
パイロット:レズン・シュナイダー
サブユニットのアシスト攻撃後、メインユニットが画面に入り、サブと同じターゲットを攻撃します
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攻撃を集中させ、さらにメインの命中率に補正が入るため、確実に敵を撃墜したい場合に有効な攻撃方法です。しかし、相手チームがタッグの場合、もう一機の行動が自由になるため、攻撃を肩代わりする「援護防御」を使用される事があります。
「ワイド攻撃」
敵チームがタッグの場合、メインは敵のメインと、サブは敵のサブとそれぞれ戦う攻撃方法です。センター攻撃と同様にサブは各機に設定されたアシスト属性を持った武器を使用し、アシスト攻撃は全て移動後攻撃可能として扱われます。また、援護攻撃を行なえる回数(=特殊スキル「援護攻撃」のレベル)に応じて、与えるダメージにプラス補正があります。さらにワイド攻撃の場合、アシスト攻撃の与えるダメージは通常の1.2倍になります。ワイド攻撃を受けた側は、メインはメインに、サブはサブに反撃しますが、メインが全体攻撃で反撃した場合、サブの反撃は行なわれません。反撃の場合も、サブはアシスト武器を使用します。
◆「ワイド攻撃」の流れ
2機のユニットが揃って登場した後、メインユニットは画面外に後退して、サブユニットのアシスト攻撃が始まります。
味方メインユニット機体:グレンラガン
パイロット:シモン+ヴィラル
味方サブユニット機体:スペースキングキタン
パイロット:キタン・バチカ
味方サブユニット機体:スペースキングキタン
パイロット:キタン・バチカ
武器名:格闘
敵サブユニット機体:ムガン
パイロット:ASI
サブユニットはアシスト武器で、相手チームのサブユニットを攻撃します
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味方サブユニット機体:スペースキングキタン
パイロット:キタン・バチカ
敵サブユニット機体 :ムガン
パイロット:ASI
機体:拡散ビーム
相手チームのサブユニットは、アシスト武器でこちらのサブユニットに反撃します
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味方メインユニット機体:グレンラガン
パイロット:シモン+ヴィラル
武器名:格闘
敵メインユニット機体:上級ムガン
パイロット:ASI
サブユニットのアシスト攻撃後、メインユニットが画面に入り、相手チームのメインユニットを攻撃します
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メイン、サブがそれぞれに相手を攻撃するため、全体攻撃を使わずとも相手チーム全機に効率良くダメージを与える事が出来ます。そのため相手チームの壊滅(=チーム内に1機もユニットが残らないようにする事)を狙いたい時に有効な攻撃方法です。また、ワイド攻撃を使用する事で、相手チームのサブの動きを抑えて「援護防御」をさせないという利点もあります。
「全体攻撃」
相手チーム全ユニットにダメージを与える事が出来る攻撃方法です。武器パラメータの種別に「ALL」と表示されている全体攻撃武器を使用します。相手チームが2機の場合、全体攻撃の与えるダメージは1機の時と比較して0.75倍になりますが、このダメージ減少を抑える特殊スキルも存在します。なお全体攻撃も、隣接チームのメインによる追加攻撃である「援護攻撃」を受ける事が出来ます。
◆全体攻撃の戦闘アニメ
作品名(味方):アクエリオンEVOL
機体名(味方):アクエリオンゲパルト
パイロット名(味方):カイエン・スズシロ+アマタ・ソラ+ゼシカ・ウォン
武器名(味方):倍々増殖誘導弾
作品名(敵):アクエリオンEVOL
機体名(敵)メイン:コモン・グニス
機体名(敵)サブ:ロー・グニス
作品名(味方):新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
機体名(味方):トールギスIII
パイロット名(味方):ゼクス・マーキス
武器名(味方):ヒートロッド
作品名(敵):新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
機体名(敵)メイン:サーペント
機体名(敵)サブ:リーオー
●タッグテンションとタッグコマンド
「タッグテンション」
タッグを組んでいるチームには「タッグテンション」という2段階のゲージが存在しています。現在のタッグテンションの状況は、チームの簡易ステータスの上部で確認できます。
タッグテンションは、以下の条件のどちらかを満たすと1上昇します。
(1)そのマップでメインユニットとサブユニットの合計撃墜数が2の倍数を超える
(2)メインユニット、またはサブユニットのメインパイロットがレベルアップする
「タッグコマンド」
タッグテンションがMAXになると、個別コマンド「タッグコマンド」が使用可能になります。タッグコマンドはタッグチーム専用の精神コマンドのようなものであり、以下の4種類の中から1つを選択して使用します。
(1)マルチアクション
コマンド使用後、次の行動で敵チームを壊滅(=チーム内に1機もユニットが残らないようにする事)させた場合、行動回数が1回プラスされる。
(2)ボーナスPP
次に敵を撃墜した際、入手できるPPが2倍になる
(3)ボーナスチップ
次に敵を撃墜した際、入手できるZチップが2倍になる
(4)チャージSP
メインユニットとサブユニットのメインパイロットの精神ポイントを15回復する
※(3)「ボーナスチップ」の「Zチップ」とは、インターミッションのメニュー「Dトレーダー」で使用するポイントです。「Dトレーダー」と「Zチップ」については次回以降、紹介させていただきます。
タッグコマンドを使用するとタッグテンションは0に戻りますが、再びMAXにする事で再度、使用可能となります。なお、タッグコマンド以外にもタッグテンションがMAXの場合にのみ使用できる特別な個別コマンドが存在します。
●タクティカルコンボ
部隊全体で敵を連続して倒していく事で特典が得られる戦闘システムです。プレイヤー部隊が味方フェイズに敵チームを壊滅(=チーム内に1機もユニットが残らないようにする事)させるとコンボゲージが1上昇します。プレイヤー部隊の別チーム(同チームでもOK)が、次の行動で敵チームを壊滅させるとゲージはさらに1上昇しますが、壊滅させられなかった場合にはゲージが1下降します。
コンボゲージは1〜5段階あり、現在のゲージは個別コマンド、または全体コマンドを開くと確認できます。コンボゲージは味方フェイズ中のみ有効で、味方フェイズが終了すると0になります。
プレイヤー部隊の全チームは、ゲージ1段階につき、以下の特典を得られます。
(1)敵ユニットへ与える最終ダメージが1.05倍になる。コンボゲージが5(=MAX)の場合、1.25倍
(2)敵ユニット撃墜時に入手できる資金とZチップが1.05倍になる。コンボゲージが5(=MAX)の場合、1.25倍