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シリーズ20周年を祝い,「Diablo III: Reaper of Souls」でシリーズ第1弾「Diablo」を復刻したゲーム内イベントが開催
「Diablo III: Reaper of Souls」公式サイト(要年齢認証)
復刻されて最新作に登場することになった“元祖”Diabloのリリースは,1996年12月30日とされているが,出荷が遅れて実際に店頭に並んだのは,翌1997年1月2日のこと。しかし,経理上の理由で12月30日になったというトリビアがある。今回のイベントが2017年1月に実施されることになったのも,そうした理由によるのかもしれない。
Blizzard Entertainmentの創立者の1人で,現在はChief Development Officerを務めるフランク・ピアース(Frank Pearce)氏は,この発表を行ったBlizzCon 2016の壇上で,「これが,もっとも正しい復刻のやりかただ」と胸を張った。
「The Darkening of Tristram」では,「Diablo III: Reapers of Souls」のトリストラムの町にポータルが出現し,そこを通り抜けることで,あの懐かしい世界へ飛び込めるという。「Diablo III」のゲームエンジンを使っているとはいえ,グラフィックスは,当時の640×480ドットの解像度が再現されており,ピクセルの荒さが目立つ。ピアース氏は「我々が開発した最新のGlorious Retrovision(偉大なるレトロ描写)エンジン技術のたまものです」と,本当かウソか分からない話をして,会場の笑いを誘っていた。
さらに,オリジナル版そのままのユーザーインタフェースやBGM,効果音などが再現されており,キャラクターの移動も現在のような自由なものではなく,8方向にのみにロックされるなど,当時の雰囲気を忠実に復刻することで,かつて熱中したプレイヤーの郷愁を誘う仕掛けだ。
オリジナル版をプレイしたことがないという若い人にとっても,十分に楽しめるイベントになるだろう。
「Diablo III: Reaper of Souls」を持っていれば誰でもこのイベントを無料で楽しめるが,PC向けのパブリックテストサーバー(PTR)では,早ければ北米時間の11月7日か8日に公開されるという。これを読んでいる人の中に「20年選手(戦士というべきか)」がどれだけいるのかは分からないが,当時の日本では,日本語版が発売されていないにもかかわらず,多くのゲーマーがプレイし,そして絶賛した。それだけに,魔界の扉が開かれるのが,今から楽しみだ。
なお,詳細は追ってお伝えする予定だが,「Diablo II」で人気のあったネクロマンサーがプレイアブルキャラクターとして,2017年初めにリリースされることも発表されている(関連記事)。
Blizzard Entertainmentにとっては今年は,設立25周年にあたっている。現CEOのマイク・モーヘイム(Mike Morhaime)氏とピアース氏の2人にBlizzard Entertainmentの起業を呼びかけたという立役者,アレン・アダム(Allen Adham)氏が,早すぎる引退から12年ぶりに復帰するというアナウンスも行われた。
「Diablo III: Reaper of Souls」公式サイト(要年齢認証)
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