ニュース
日本マイクロソフト,「Surface Pro 4」を11月12日に国内発売。ハイエンド2-in-1 PCの「Surface Book」は2016年初頭に
Surface Proシリーズの正統進化型
Surface Pro 4
別売りオプションの「Surface Pro 4タイプカバー」を取り付けた状態のSurface Pro 4 |
Core i7に16GBメモリ搭載など,タブレットPCとしては屈指のハイスペックを誇る |
ラインナップは,搭載CPUとメインメモリ容量,内蔵ストレージ容量の異なる6製品。ラインナップとメーカー想定売価は表のとおりだ。なお,一般ユーザー向けモデルにはOffice
CPU,メインメモリ容量,ストレージ容量 | 一般向けモデル 価格(税別) |
法人向けモデル 価格(税別) |
発売日 |
---|---|---|---|
Core m3,メモリ容量4GB,ストレージ容量128GB | 12万4800円 | 11万1800円 | 2015年11月12日 |
Core i5,メモリ容量4GB,ストレージ容量128GB | 13万9800円 | 12万6800円 | |
Core i5,メモリ容量8GB,ストレージ容量256GB | 17万9800円 | 16万6800円 | |
Core i7,メモリ容量8GB,ストレージ容量256GB | 21万4800円 | 20万1800円 | 2015年12月 |
Core i7,メモリ容量16GB,ストレージ容量256GB | 23万9800円 | 22万5800円 | |
Core i7,メモリ容量16GB,ストレージ容量512GB | 28万9800円 | 27万6800円 |
なお,タッチパネルは1024段階の筆圧検知に対応しており,製品に付属の「Surfaceペン」を使った手書き入力も可能だ。
本体サイズは,Surface Pro 3が292(W)×201.3(D)×9.1(H)mmだったのに対して,Surface Pro 4は292.1(W)×201.42(D)×8.4(H)mmと,フットプリントはほぼ同じままで,厚さは少し薄くなった。重量も,約800gだったSurface Pro 3に対して,Core m3搭載モデルで約766gと若干の軽量化を果たしている。
薄型軽量化を実現しつつ,CPUやメインメモリ容量といったスペック強化を実現したとなると,バッテリー駆動時間がどうなるのかと心配になるところだ。というわけで両製品のスペックを見比べると,Surface Pro 3は「Webブラウジング時で最長9時間駆動」を謳っていたのに対して,Surface Pro 4は「ビデオ再生時で最長9時間」と表現が変わっている。日本マイクロソフトの説明員によると,「若干だが長くなっている」とのことなので,実使用において,少なくとも同程度のバッテリー駆動時間は期待できるのではないだろうか。
なお,オプションとしては,キータッチを改善したメンブレン式のキースイッチを採用するキーボードカバーの「Surface Pro 4タイプカバー」や,2台の4K解像度ディスプレイに映像出力が可能な「Surfaceドック」などが用意される。
●11月12日発売予定となっているSurface Pro 4アクセサリのラインナップとメーカー想定売価
- Surface Pro 4タイプカバー(ブラック,シアン※,ブルー,レッド,ティールグリーン):1万6400円(税別),1万7712円(税込)
- Surfaceペン(シルバー,ブラック※,ブルー※,レッド※):7800円(税別),8424円(税込)
- Surfaceペン先キット:1400円(税別),1512円(税込)
- Surfaceドック:2万5400円(税別),2万7432円(税込)
タブレットPCとしてはかなり高いスペックを狙った製品であるため,価格の高い製品が多いのはネックであるものの,高性能なタブレットPCを求める人にとっては,魅力的な製品の登場といえるだろう。
●Surface Pro 4の主なスペック
- サイズ:292.1(W)×201.42(D)×8.4(H)mm
- 重量:約766g(Core m3モデル),約786g(Core i7・i5モデル)
- OS:64bit版Windows 10 Pro
- CPU:TDP 15W版Core i7,Core i5またはCore m3(型番未公開)
- GPU:Iris Graphics 540(Core i7),HD Graphics 520(Core i5),HD Graphics 515(Core m3)
- ディスプレイ仕様:12.3インチ液晶パネル
- ディスプレイ解像度:2736×1824ドット
- メインメモリ容量:4GB,8GB,16GB
- ストレージ:PCI Express 3.0接続(容量128GB,256GB,512GB,1TB)
- 3G/LTE通信機能:非搭載
- 無線LAN:IEEE 802.11ac対応(2×2 MIMO)
- Bluetooth:4.0 LE
- センサー:加速度,磁気,環境光,ジャイロ
- 外側カメラ:800万画素
- 内側カメラ:500万画素
- バッテリー駆動時間:ビデオ再生時で最長9時間
- 保証期間:1年(90日間の無償テクニカルサポート付き)
Surface Book
冒頭でも触れたとおり,ハイエンドな2-in-1 PCである「Surface Book」は,国内投入こそ明言されたものの,発売時期が2016年初頭で価格やラインナップは未公開だ。今回はあくまでも,国内投入の予告といったところか。
展示されていた機材も1台だけで,触ることも禁止されているなど,本当にちら見せされただけといった状況だった。
とくに,キーボードドック側にノートPC向けの単体GPU「GeForce 8G」を搭載したモデルが用意されており,タブレット状態ではIntel CPUの統合型グラフィックス機能を,ノートPC状態ではGeForce 8Gを使えるというのが,今までにない特徴となっている。ただ,現時点でも,このGeForce 8GがいかなるGPUなのかは,明らかにされていない。
搭載CPUは,「HD Graphics 520」を統合したCore i7もしくはCore i5で,メインメモリ容量は最大16GB,内蔵ストレージ容量は最大1TB(ただし,現時点で発表されているラインナップは最大512GB)。スペックは充実したものだと言っていいだろう。
北米での価格が,Core i5搭載でGeForce非搭載,メインメモリ容量8GB,内蔵ストレージ容量128GBのローエンドモデルでも1499ドル(税別)。Core i7+
とはいえ,スペックの高さや独特のルックスには魅力があるのも確かだ。日本に上陸すれば高級2-in-1 PCとして,一定の地位を確保する製品になるのではないだろうか。
●Surface Bookの主なスペック
- サイズ:312.3(W)×232.1(D)×13.0〜22.8(H)mm(キーボード含む)
- 重量:約1515g(HD 520モデル),約1579g(GeForceモデル)
- OS:Windows 10 Pro
- CPU:TDP 15W版Core i7またはCore i5(型番未公開)
- GPU:HD Graphics 520またはGeForce 8G
- ディスプレイ仕様:13.5インチ液晶パネル
- ディスプレイ解像度:3000×2000ドット
- メインメモリ容量:8GB,16GB
- ストレージ:PCI Express 3.0接続(容量128GB,256GB,512GB,1TB)
- 3G/LTE通信機能:非搭載
- 無線LAN:IEEE 802.11ac対応(2
× 2 MIMO) - Bluetooth:4.0 LE
- センサー:加速度,磁気,環境光,ジャイロ
- 外側カメラ:800万画素
- 内側カメラ:500万画素
- バッテリー駆動時間:ビデオ再生時で最長12時間
- 保証期間:1年(90日間の無償テクニカルサポート付き)
Surface 日本語公式Webページ
- 関連タイトル:
Surface
- この記事のURL: