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AVerMedia,4K HDR/60fpsと1080p/240fps録画対応カードを7月20日に国内発売。4K/30fps&1080p/120fps録画対応のUSBキャプチャデバイスも
PCI Express(以下,PCIe) x4接続となるGC573は,4K解像度のHDR映像なら最大60fpsで,1080p解像度のSDR映像なら最大240fps録画が可能だ。USB 3.1 Gen.1接続のGC553は,4K解像度のSDR映像を60fpsでパススルー出力しながら30fpsで録画でき,1080p解像度のHDR映像なら60fps,SDR映像なら120fpsで録画できるようになっている。
税別のメーカー想定売価は順に3万6800円前後,3万800円前後なので,単純計算した税込価格は順に3万9744円,3万3264円となる。
両製品を順に見ていこう。
GC573
GC573の「4K HDR/60fps録画対応」は,つまり,ハイエンドのゲーマー向けPCやPlayStation 4 Pro(以下,PS4 Pro),Xbox One Xのゲーム映像へ完全対応できることを意味する。とくにPS4 Pro側の「Share」機能では録画できない4K HDR映像を録画できるというのは大きい。
また,PC用途でもフルHD解像度で240fpsの映像をそのまま録画できる点に惹かれる人は多そうだ。
外部インタフェースはHDMI Type A
録画データのエンコードには,PCのCPUによるソフトウェアエンコードか,GPUまたはCPUが内蔵するハードウェアエンコード機能を利用する仕組みだ。そのため,必須動作環境は高めで,CPUはCore i5-6000番台以上,GPUはGeForce GTX 1060シリーズ以上,メインメモリはデュアルチャネル接続かつ容量8GB以上となっている。
また,英語版の製品情報ページには,「マザーボードによってはPCIe x4の帯域をグラフィックスカードと共有している場合があるので,マザーボードのユーザーマニュアルを確認するように」という注意書きもあった。4K HDR/60fps映像の膨大なデータ量を確実に捌くには,相応に高性能なPCを用意すべきであるようだ。
GC553
一方のGC553は,「4K HDR映像のキャプチャ」「4K/60fps映像のキャプチャ」は必要としていないが,4K映像は撮りたいとか,SDRの1080p/120fps映像は残しておきたいという人向けの製品となっている。
GC553の接続インタフェースはHDMI Type A
外付け型のキャプチャデバイスといっても,AVerMediaの人気商品である「AVT-C878」とは異なり,GC553はハードウェアエンコード機能を搭載しない製品だ。そのため,キャプチャ時にはUSB経由で接続したPC側のCPUを使うソフトウェアエンコード,もしくはCPUやGPUに統合されたハードウェアを使ったエンコードが必要で,結果として必須動作環境はGC573とまったく同じになっている。
AVerMediaはノートPCにおける必須環境も公開しているが,そちらもCPUが4コア8スレッド対応の「Core i7-7700HQ」以上,GPUが「GeForce GTX 1050 Ti」以上で,メインメモリはデスクトップPCと同じといった具合に,やはり高めだ。
録画に使うPCの要求は厳しいものの,どちらの製品も従来のゲーマー向けキャプチャデバイスでは録画できなかった映像を残せるようにするものなので,注目を集めることは確実だろう。4K HDRや高フレームレートのプレイ映像をキャプチャしたいと考えている人なら,見逃せない製品となりそうだ。
AVerMediaのGC573製品情報ページ
AVerMediaのGC553製品情報ページ
Live Gamer 4K 「GC573」,
4K 30pに対応した外付けゲームキャプチャー
Live Gamer ULTRA 「GC553」を発表
アバーメディア・テクノロジーズ株式会社(東京都千代田区)は、4K 録画、パススルーに対応したゲーマー向け録画・ライブ配信用キャプチャーデバイス「Live Gamer 4K(型番:GC573)」、「Live Gamer ULTRA(型番:GC553)」の2機種を7月20日より順次、国内の家電量販店やPC販売店、オンラインショッピングサイトなどで販売を開始いたします。
4K対応のモニタやゲームが増え続け、高解像度でのゲームプレイ環境が充実してきている近年、4Kパススルーを経由した綺麗な映像でゲームをプレイしたい、高リフレッシュレートに対応した高性能モニタを利用したい、あるいは4K映像を録画・配信したいというゲーマーの希望を満足させるため、アバーメディアは様々な「4K対応」のゲームキャプチャーを開発して参りました。この度、お客様の利用方法に応じた2種類の製品を発売いたします。
「GC573」はアバーメディア・ゲームキャプチャ最上位モデルとして、4K HDR 60pの録画に対応した高機能モデルです。PCIe接続のカードタイプで、4K HDR 60p録画、1080p 240Hzの高リフレッシュレートに対応し、最新のゲーミング環境でもプレイ画面の録画を実現します。
「GC553」はUSB3.1接続の外付けタイプで、ノートPCなど様々な機種でご利用になれます。4K 60p HDRのパススルーに対応し、最大で4K 30pの録画が可能です。1080p 240Hzの高リフレッシュレートパススルーに対応、高機能ゲーミングモニタをご利用の方に最適です。
また、今回発売する2機種にはすべて、アバーメディア製ライブ配信用ソフトウェア『RECentral』はもちろん、大人気の動画編集ソフトウェア、CyberLink社製『PowerDirector 15 for AVerMedia』のライセンスキーコードが付属いたします。録画した動画の余分な部分のカットや、演出効果の追加などで、綺麗な映像に仕上げ、あなただけのオリジナルコンテンツ作成がさらに便利になりました。
【GC573製品本体 画像】 |
【GC553製品本体 画像】 |
製品特長
GC573
■4Kp60 HDR録画対応
高精細な4k HDR画面でゲームをプレイしながら録画も可能
■高フレームレート/高リフレッシュレート対応
144Hz@1440p(録画時最大120fps)
240Hz@FHD(録画時最大240fps)をサポート
ハイエンドグラフィックカードやゲーミングモニタとの利用も可能
■RGB Lighting:
ゲーミングPCに必須のRGB LEDを搭載。
GC553
■4Kp60 HDRパススルー対応
高精細な4k HDR画面でゲームをプレイできる
■高機能映像処理回路搭載:
インテリジェント映像処理回路を搭載することで、4Kp60 HDRをパススルーしながら4Kp30録画を可能にしました。
■高リフレッシュレート対応
144Hz@1440p(録画時 最大60fps)、240Hz@FHD(録画時 最大120fps)をサポート。
ハイエンドゲーミングモニターとの利用も可能。
GC573/GC553共通
■録画・ライブ配信画面のカスタマイズも可能な専用ソフトウェア『RECentral』付属
RECentral(最新バージョン:RECentral Ver 4.x)は録画・ライブ配信・動画共有をするためのソフトウェアです。「シングルモード」「マルチモード」両モードを搭載し、簡単設定で、録画、配信画面のカスタマイズができます。これを使えば、初心者でもすぐにTwitch、ニコニコ生放送、YouTube Liveなどでライブ配信が可能です。
■ビデオ編集ソフトウェア『PowerDirector15 for AVerMedia』付属
「GC573」「GC553」には、ビデオ編集ソフト、CyberLink社製『PowerDirector 15 for AVerMedia』のライセンスキーコードが付属します。操作が簡単で、はじめて動画の編集を行う人でも使いこなす事ができます。アバーメディア・ゲームキャプチャで録画した映像をPowerDirectorで編集したり、字幕やタイトルを挿入したり、ユニークなエフェクトを追加したりして、そのままYouTubeなどの動画シェアサイトにアップロードすることができます。
※『PowerDirector15 for AVerMedia』は完全版ではなく一部の機能が制限されています。
<製品情報>
製品名 | Live Gamer 4K | Live Gamer ULTRA |
---|---|---|
型番 | GC573 | GC553 |
JANコード | 4710710679026 | 4710710679019 |
発売日 | 2018年7月20日 | |
定価 | OPEN | |
店頭想定価格 |
36,800円前後 | 30,800円前後 |
製品情報URL | https://www. |
https://www. |
製造元 | AVerMedia TECHNOLOGIES |
<製品仕様>
※2 HDR非対応
※3 サードパーティ製ソフトウェアをご利用の際は、一部機能が使用できない場合がございます。
※4 詳細なシステム要件は、弊社Webをご確認ください。
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