プレイレポート
[E3 2016]前作からパワーアップした「GRAVITY DAZE 2」の重力アクションを体験。2つの新スタイルで敵を蹴散らせ
本作は,2012年にPlayStation Vita用ソフトとしてリリースとなり,2015年にPlayStation 4向けのリマスター版が発売にもなった「GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動」の続編にあたるタイトルだ。
前作同様に,今回もキトゥンを主人公とした物語が展開されるが,舞台となるのは新たな街「ジルガパララオ」。前作の「ヘキサヴィル」が落ち着いた色合いの欧州的な街だったのに対して,ジルガパララオは南米や東南アジアを連想させる,カラフルで活気あふれる場所だ。
最初からPlayStation 4用に開発されているせいか,グラフィックスの品質も上がっているようで,美しい街並みが楽しめた。
今回の試遊は,このジルガパララオに,シリーズおなじみの黒い敵「ネヴィ」が出現して,街の人々が逃げ惑うシーンから始まる。
プレイヤーはキトゥン得意の重力アクションを駆使してネヴィを蹴散らしていくのだが,本作の重力アクションは,前作からさらにパワーアップしている。その最たるものが,重力特性の変化によってキトゥンの戦闘スタイルを切り替える「アトリビュートチューン」だ。タッチパッドの操作で,重力が弱くなる「ルーナチューン」と,重力が強くなる「ユピトールチューン」を使い分けて戦っていく。
ルーナチューンは,移動モーションがふわふわとしたステップになり,高速移動できる。また,重力キックが通常の敵に向かって突進するタイプではなく,敵の近くに瞬間移動するタイプに変化し,敵を追って連続攻撃を叩き込んでくれる。総じて,動きが素早い敵を倒したいときに有効だった。
もう一方のユピトールチューンは,攻撃力の高さが持ち味。重力キックに溜めが追加され,強力な範囲攻撃に変化するのがポイントだ。一撃のダメージを重視したいときや,数多くの敵を一気に蹴散らしたいときは,ユピトールチューンの出番となるだろう。
そんなアトリビュートチューンを試しつつネヴィを倒すと,今度は銃を持った人間が襲ってきて,さらには人間が投入した巨大な機械兵器との戦闘に。途中で前作でのライバル,クロウが助っ人にあらわれ,協力して機械兵器を倒すと試遊は終了となった。
街,戦闘スタイル,敵と新要素をまとめて体験できて,期待が高まった今回のプレイ。今のところ発売日はアナウンスされていないが,発表を楽しみにしたいところだ。
「GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択」公式サイト
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GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択
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