アークシステムワークスは,
今井秋芳監督による學園ジュヴナイル伝奇シリーズ三部作の第三作
「魔都紅色幽撃隊」(まとくれないゆうげきたい)を,
PlayStation 3および
PlayStation Vitaに向けて
2014年に発売する。価格は未定。発表に合わせて,本作の
ティザーサイトが公開されている。
なお本作は,千葉・幕張メッセで9月19日より開催される東京ゲームショウ2013に出展されるとのこと。
「こちら」でアークシステムワークスの出展タイトル一覧も公開されているので,合わせてチェックしておこう。
本作は,「九龍妖魔學園紀」などで知られる今井秋芳監督が手がける新作タイトルだ。新宿・暮綯學園(くれないがくえん)高等学校に転校してきた主人公が,悪霊退治を専門とする夕隙社(ゆうげきしゃ))の社長にスカウトされ,悪霊との戦いに身を投じていくという内容である。
本作は主人公の日常を描く
アドベンチャーパートと,悪霊との戦いを描く
バトルパートに分かれている。
アドベンチャーパートには,
「GHOST(Graphic Horizontal Object Streaming)」というシステムが搭載されており,“2.5D”のキャラクターが,まるで生きているかのような動きを見せてくれるという。
一方のバトルパートでは,(ゲーム内の)専用端末
「ウィジャパッド」を使用して,敵の行動を予測しながら作戦を立てて戦うとのこと。敵の動く場所を予測して,味方ユニットに行動を指示し,その後,戦闘内容と結果を見るという内容である。
なお本作は,全13話で物語が描かれるエピソディック形式となっている。上記のアドベンチャーパート/バトルパートによって夕隙社に寄せられた依頼をクリアすることで次のエピソードに進むことができるという。
音楽を手がけるのは,ロックバンド
「The Key Project」で,オープニング曲は「ファイナルファンタジー」シリーズの楽曲制作でお馴染みの
植松伸夫氏が担当。キャラクターデザイナーとして,人気イラストレーターの
倉花千夏氏が起用されるなど,豪華なスタッフ陣も本作の魅力の一つだ。
■『魔都紅色幽撃隊』とは?
學園ジュヴナイル伝奇シリーズ三部作の第3作目
過去2作品とも根底となる世界観を共有し、学園ジュヴナイル伝奇シリーズ(東京魔人學園伝奇)の世界に没入出来ます。
監督はもちろん『東京魔人學園シリーズ』の今井秋芳。プロデュースは『東京魔人學園符咒封録』や『夜想曲』などの赤川次郎サウンドノベルシリーズ』をプロデュースした金沢十三男。ゲーム業界のタレントがこの作品に集結!!
音楽を手掛けるのは百戦錬磨の骨太ロックバンドThe Key Project!
2005年に工藤哲也、ENRIQUE(エンリケ)、そして八重樫浩の3人により結成されたロックバンド。バンド名のTheKey Projectとは、それぞれの頭文字(K、E、Y)を取って命名されている。全国のライブハウスを中心に活動中、現在3枚目のアルバムをレコーディング中。
ロック界の手練れ達が織りなす骨太なロックサウンドがゲーム全編に鳴り響き、「魔都紅色幽撃隊」の激しい戦いを盛り上げます。
OP曲を手掛けるのは植松伸夫
ゲーム音楽界の巨匠であり、一人の作曲家。多くのゲーム作品で数多くの名曲を生み出した。本作「魔都紅色幽撃隊」では外人ヴォーカルを起用、植松氏が作曲・編曲・プロデュースしたロックサウンドが各話でオープニング曲として流れます。
■ゲーム概要
アニメの1クールを体験しているかのように進む物語・・・
日常生活のADVパート、非日常のバトルパート!
ADVモードによる学園での日常ドラマと、バトルモードの非日常部分の二部構成を一話として合計13話、まるでアニメの1クールを体験しているかのように進むゲーム構成で物語が進んでいきます。過去シリーズを通して馴染み深く、遊びやすいシステムとして今回も踏襲します。
各話の構成は、まず冒頭で事件の始まりを描き、プレイヤーを物語に引き込んでから、植松氏の主題曲が世界観を描くムービーとともに流れます。ムービー終了後、各話のサブタイトルを表示。物語は進み、前半が終わったところでアイキャッチが入り、CMが入り込むような間が設けられます。後半が始まり、霊を追いつめたところでバトルモードが始まります。ゴーストとの戦闘で、負ければ再度編成しなおしてからバトル、駆除できればエピローグヘ。物語を締める話が挿入され、エンディングムービーで終了します。
ゲームは3種類ほどのマルチエンディングになります。途中のプレイヤーの入力次第でNPCとの友好度が変わり、ゲストキャラクターが仲間になるかならないかの結末に変化があります。また、特定の選択を続けることで、物語の裏にある真実を知る結末も設けています。
ADVパート |
バトルパート |
■ゲームシステム
過去作と同様、好評を博したシステムがベース!
『感情入力システム』から『五感入力システム』へ
登場キャラクターの言葉に対して、選択肢ではなく、笑、悲、悩、怒、驚、(恋)などの感情を選ぶことで、相手のリアクションが変化します。この、プレイヤーの気持ちを伝える感情入力システムを本作では進化をさせた新たな形で導入をしています。
本作では、任意に選べる5つの感情以外に、触、味、嗅、聴、視、(勘)の五感入力を追加することで、「感情+行動」を直感的に伝え、登場キャラクターとバラエティに富んだコミュニケーションを楽しむことができます。
過去作品とは一線を画したバトルシステム!
一般的なRPGのターン方式バトルでは、ランダムやシンボルエンカウントの後に、既に視認しているエネミーと交互に行動を選んで戦いますが、本作では、対峙するゴーストの情報から事前に行動予測を行い、ブリーフィング画面で自チームの配置や行動を全て前もって決定します。行動決定後、バトルは3D空間でセミオートで行われ、プレイヤーの予測が当たればゴーストに対しダメージを与えられ、外れれば逆に攻撃を請けたり、仲間を危機にさらす結果となってしまいます。
仲間やプレイヤーアバターが命令を実行した様子を確認し、ターンが終了。再び行動予測の画面に戻り、これを繰り返していきます。
■キャラクターデザイン
キャラクターデザイナーには人気イラストレーターの倉花千夏氏を起用!
本作「魔都紅色幽撃隊」ではキャラクターデザインを担当。新たなる『學園ジュヴナイル伝奇』のキャラクター達が鮮やかに描かれます!
■Worldview -世界観紹介-
新宿の暮綯學園(くれないがくえん)に、ひとりの《転校生》がやって来る。
何の変哲もない《転校生》(東摩 龍介(とうま りゅうすけ)名前入力可)が新宿の暮綯學園(くれないがくえん)高等学校にきたその日から『魔都紅色幽撃隊』の物語の幕が開く。
閉鎖された校舎の一角で≪転校生≫と深舟さゆりの二人は紅いコートの男の霊と遭遇する。襲いかかる悪霊から2人を守ったのは、同級生の支我正宗と謎の女だった。
戦いの後、なぞの女―――伏頼千鶴は、《転校生》に自らの素性を説明するのだった。
そして自分は『夕隙社』という名の会社の社長であり、一般人から依頼を受けて悪霊を退治する仕事をしている、と。
同級生の支我もまた、夕隙社で働くアルバイトの一員だった。
こうして――《転校生》である主人公の夕隙社での生活が始まった。
それは同時に、東京の闇に潜む悪霊との死闘の始まりを意味している――…。
夕隙社(ゆうげきしゃ)とは…
新宿の歌舞伎町にオフィスを構える弱小出版社。オカルトなどをテーマにした本を出版している。しかし、裏では、社員が退魔師としての特殊な《力》を使い、報酬と引き換えに除霊や退魔などの仕事を請けている。
会社のマークは、『夕陽に八咫烏(やたがらす)』
■全13話でつづる物語 -冒頭のあらすじ-
Track1 「転校生の世界 Change the world」
ある日、何の変哲もない《転校生》(東摩 龍介(とうま りゅうすけ)名前入力可)が新宿の暮綯學園高等学校にやって来る。
気の強いクラス委員長、深舟さゆりに學園を案内されている最中、《転校生》は、夏服の少女の霊を視る。
閉鎖された校舎の一角へ足を踏み入れた《転校生》と深舟は、紅いコートの男の霊と遭遇する。襲いかかる悪霊から2人を守ったのは、同級生の支我正宗と謎の女だった。
戦いの後、女―――伏頼千鶴は、《転校生》に自らの素性を説明する。
自分は『夕隙社』という名の会社の社長であり、一般人から依頼を受けて悪霊を退治する仕事をしている、と。
支我もまた、夕隙社で働くアルバイトの一員だった。
伏頼は、《転校生》には霊を感じる能力があると諭し、夕隙社でアルバイトをしないかと誘う。
伏頼の申し出を受ける《転校生》。
こうして――《転校生》である主人公の夕隙社での生活が始まった。
それは同時に、東京の闇に潜む悪霊との死闘の始まりを意味していた
■Visual −ビジュアルアピール−
2.5Dによる緻密なアニメキャラクター表現で行うアニメーションとカットイン!
バトルモードは背景を3D、キャラクターを2.5Dによる緻密なアニメキャラクター表現を採用。ADVパートでは60フレームで動くキャラクター!!
高橋昂也(映像作家)が作り出すハイクオリティな動きは、キャラクターがまるで生きてそこにいるかのような感情を表現し、プレイヤーを魅了します。
誰も見たことのない新システム『ライブモーションエフェクト』で物語を鮮やかに彩ります!
生きているように動く!
新システム『GHOST(Graphic Horizontal Object Streaming)』!
■Visual -背景ビジュアルについて-
ADVパート背景はパノラマ背景!
現実世界を忠実に表現するため、特殊カメラレンズを用いたパノラマ背景を使用し、現実にある、リアルな世界観を忠実に再現!
行動予測バトルパートの背景は3D背景!
バトルは3Dで描き起こされたステージで行われます。ステージの種類は様々で、学校の校舎や病院などの屋内戦から、校庭や日本庭園、高速道路などの屋外戦まで、バラエティ豊か。カラオケボックスなどのユニークな間取りのステージも存在し、これらが闇に包まれた状態でバトルが始まります。
■Game-ゲームの流れ-
(1)ADVパート
物語はアドベンチャーパートを中心に展開します。このアドベンチャーパートでは、選択肢によるキャラクターとのコミュニケーションとることができます。
(2)依頼を受ける
主人公たちの目的は、「夕隙社」に寄せられる悪霊関連のトラブルを解決すること。ADVパートで依頼をうけ、事件解決に向かいましょう!
(3)除霊準備
依頼をうけたら、悪霊との戦闘に向け準備をおこないます。行動予測バトルに参加するユニットや、罠の設置、突入ポイントなど、事前に念入りに作戦をたてることで、戦闘の展開が大きく変化します。
(4)除霊開始
準備を終えると作戦実行です。ユニットに行動指示を出し、悪霊を除霊していきましょう。シミュレーション形式で進められる行動予測バトルは、プレイヤーの戦術性が問われます!
(5)収支報告
上手く退魔に成功すると、依頼クリアです。
行動予測バトルの進め方によって、報酬額が変化します。
(6)ADVパート
次の話数へ
■ADVパート -五感入力システム-
シナリオに対する感情移入度を高めるためのシステムを導入
○ 過去手がけたシリーズで好評だった愛、友などの感情を入力することでキャラクターとコミュニケーションを図り感情移入を促進させる『感情入力システム」をさらに進化させた「五感入力システム」 を新たに導入します。
○感情入力システムとは
シナリオの進行中に求められる質問に対してその時に返したい感情を返すシステム。まずは感情「愛・友・悲・怒・抗」の5種類(+1)から選んで入力した後に、すぐに五感「視・聴・味・嗅・触」から再度選択。組み合わせにより相手の反応や好感度が変化します。放置する事で「無視」となります。
条件をクリアする事で登場するもう一つの選択「第六感」!
シナリオの進行途中で条件を満たす事により「第6感」が発生します。選択する事によって、通常では分からない、もう一つの道が開けます!
■ADVパート -夕隙社(ゆうげきしゃ)-
拠点パート(夕隙社)で出来る事
ホワイトボード(出撃準備)
除霊(戦闘)に出撃するメンバーの選択と、「個人訓練」を行うメンバーを指定します。
個人訓練とは、戦闘によって得られた経験値を用いる事で指定した技能を修練する事です。
これを行う事で経験値の上昇と共に、一定のレベルに達する事でテクニックを習得する事が出来ます。戦闘ではこの「テクニック」を用いる事が出来ます。
ブリーフィング(除霊準備)
除霊先の見取り図を見ながら、ゴーストが出現すると思われる罠の設置を行う事が目的となります。
罠の設置に用いるアイテムはキャラクターの所持品とは別の扱いとなりますが、設置可能数の上限は決まっています。この制限個数は除霊が終るまでを指しており、除霊中でも設置する事は可能ですが、その上限数を超えて設置する事は出来ません。
■バトル -行動予測バトルシステム-
行動予測という戦略面な要素を強く現す内容の行動予測バトルシステム
「ここにゴーストが行く(居る)はず!」という自分の予想が当たっているか殴って確かめろ!!
ゴーストが次に行動する内容を予測し、除霊を行う為に必要となる行動内容を味方に指示します。
味方のユニットはここで指定された行動内容に従って除霊を行います。
指定可能な行動内容
- 味方ユニットが移動するルートの指定
- アイテムの使用、設置
味方に指示が完了すると迫力の主観3D画面に移行!
行動予測画面で味方ユニットを配置が完了したら、主観画面でゲームが進みます。
この画面では、主人公がメインが画面になり、その他の味方ユニットの視点も画面左の表示されます。
またこの画面中には味方キャラや敵キャラのカットイン演出や美麗なエフェクトがゲームを盛り上げます。
行動予測バトルパートの流れについて
- 突入準備フェイズ……
味方キャラの開始地点を登録します。
- 行動予測フェイズ……
ゴーストの行動を予測し、除霊を行う為の作戦指示を全ての味方ユニットへ与えます。
- 行動実行フェイズ……
指定された内容に従い行動し、『主観戦闘』が発生し場合によってはカットイン演出が入ります。
「依頼の達成」もしくは「依頼の失敗」をするまで、行動予測と、行動実行を繰り返します。
- 結果確認フェイズ
除霊を終えた事による結果情報を確認します。
このフェイズでは、本依頼での物品等の破壊での発生した支出と依頼達成の収入との合計収支、ゴーストから得られたアイテムの確認、経験の確認レベルアップ演出が行われます。
バトル -チャームとUSB-
味方と敵ゴーストの情報を表示するUSBユニット「ウィジャパッド」
端末の起動と同時に機器内の表示物が表示され始め、同時にUSBが上部から順に挿入されます。
左には味方のUSB、左には敵のUSBが挿入されています。各USBには、名前が書かれたキャラクターのヒットポイント、状態異常、アクションポイントが表示されます。ヒットポイントが無くなればそのキャラは行動不能になり、アクションポイントは移動するたびに消費されます。状態異常に掛かると、そのキャラクターは行動に制限が掛かる等のデメリットが掛かります。
また初期では敵の名前やステータスが分かりませんが、ヒットポイントが弱まると名前とヒットポイントが判明します。
■Character -登場人物-
深舟 さゆり(みふね さゆり)
戦闘方法:自然霊使役
新宿区陽灯學園の三年生。凛とした雰囲気で強い意志を持つ少女。
長い黒髪を持ち、次第に主人公に惹かれていく。
自然霊を使役する事ができる(治療や回復など)
支我 正宗(しが まさむね)
戦闘方法:PCを遣う後方支援
新宿区陽灯學園の三年生。冷静沈着で不敵な自信家。身体を鍛えているため、細身だが逞しい体躯をしている。脚が不自由なのには悪霊が関係している。除霊時はVWの中に待機して『夕隙社』の突入部隊をサポートする。趣味は、PCとテニス(車椅子テニスをやっている)。
伏頼 千鶴(ふくらい ちづる)
オカルト雑誌発行元「夕隙社(ゆうげきしゃ)」社長兼編集長。その実は裏でゴーストハントを請け負っている。主人公の才能を見出し、夕隙社へと勧誘する。謎の過去を隠し持つ。