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「ぷよぷよテトリス」発売までの軌跡を細山田プロデューサーが語った「ぷよまるテレビ」生放送の模様をレポート
この番組は,ぷよぷよシリーズ総合プロデューサーの細山田水紀氏を中心にして,「ぷよぷよ」シリーズの最新情報を240(=ぷよまる)分にわたってお届けするという内容だ。
本稿では,同番組のプログラムのうち,細山田氏が「ぷよぷよテトリス」完成までの道のりを振り返るトークコーナー「ろーど とぅ ぷよぷよテトリス」を中心にお伝えしよう。
アミティやアルル,りんごをはじめ,すけとうだらやカーバンクルも勢揃い |
「ぷよまるテレビ」は,ほぼ定刻となる19:00より,メインMCの鉄平さん,アシスタントの渚さんの進行でスタート。2人に呼び込まれて登場した細山田氏は,さっそく「ぷよぷよテトリス」について「去年の『ぷよじかんテレビ』(2013年2月2日配信)の頃に始まったプロジェクトで,あの裏で泣きながらやっていました(笑)」と裏話を明かしつつも,「頑張って発売されたことが本当に嬉しい」とコメントした。
MCの鉄平さん(写真右)と,アシスタントの渚さん(写真左)。番組収録は,なんとセガの1号館ロビーにて行われた |
終始MC陣からいじられていた,ぷよぷよシリーズ総合プロデューサーの細山田水紀氏 |
キャンペーン用に制作された100万円相当の18金製「金のぷよぷよ」「金のテトリミノ」も登場 |
出演者は登場時に金のぷよぷよと金のテトリミノに手を合わせて,願をかけていた |
オープニングの後は,トークコーナー「ろーど とぅ ぷよぷよテトリス」へと突入した。冒頭で「ぷよぷよ」と「テトリス」が融合した経緯を問われた細山田氏は,「ぷよぷよに関わる前から原案は考えていた」と回答。高校時代から頭の中に描いていた,いくつかのアイデアの一つが「ぷよぷよとテトリスで対戦する」というもので,当初は2009年に制作するという計画もあったそうだ。しかし,このときは諸般の事情により実現できなかったという。
その後,前述のように2013年2月頃から開発はスタートすることになったが,「ぷよぷよ!!クエスト アーケード」なども並行して制作していたため,細山田氏をはじめとする開発陣はかなり苦労したとのことだ。
今回,「ぷよぷよテトリス」の制作にあたっては,テトリスの権利を所有するブループラネットソフトウェアへ2回足を運んだという細山田氏。同社はアメリカ・ハワイに拠点を構えているため,MC陣から「うらやましい」と突っ込まれるも,細山田氏は「ほとんどホテルと先方との往復だった」と弁解。しかし,スクリーンにダイヤモンドヘッドでの記念写真が映し出されると,大いに戸惑っていた。
ハワイでの記念写真を公開された細山田氏。右の写真の山盛りデザートは,一人で食べたそうだ |
ブループラネットソフトウェアのヘンク・ロジャース社長によるビデオコメントも上映された。同社内を歩き回りながら撮影されており,セガの「テトリス・デカリス」などが映り込むシーンも |
続いて,細山田氏に「10の質問」が出題され,○×で回答していくという企画へ。出題された質問と細山田氏の回答は,以下のとおりである。
[1]「2月6日発売に間に合わない!」と,覚悟した瞬間がある→○
[2]「ハワイ出張回数」を増やそうと画策したことがある→×
[3]今回やりすぎて,アイデアが尽きたと感じる→×
[4]実は,ぷよぷよよりもテトリスのほうが好き!→○
[5]東京ゲームショウ出展時は実は完成度24%だった→×
[6](今日も)「ぷよじかんテレビ」として24時間やりたかった→○
[7]どんどんヒット作をつくってセガの社長もしくはCO(クリエイティブオフィサー)になろうと思っている→○
[8]ぷよぷよやテトリスの世界大会を開きたいと思っている→○
[9]世界32カ国での発売が決まっている→×
[10]ファミ通のクロスレビューが40点じゃなくて泣いた→×
10の質問に回答して,「これで大丈夫かな!?」と胸をなで下ろす細山田氏。そこに「11番目の質問いいですか?」と言いながら,突如現れたのはソニックチームで「ファンタシースターオンライン2」を手がけるプロデューサーの酒井智史氏だ。
酒井氏が「(CMに出演した)前田敦子さんと会ったとき,いい匂いがした?」という質問を投げかけると,細山田氏は「そこまで接近してません!」と回答。実は,前田さんがTwitterにアップした写真の後方に細山田氏が映り込んでいたらしく,酒井氏は「ぷよはCMでアイドルに会えていいな……」とボヤく一幕もあった。
次々に出される質問に,細山田氏が○×で回答していった |
途中から乱入した酒井氏は,緑ぷよの帽子をかぶってトークに参加 |
その後,酒井氏も交えて,10の質問と回答を振り返ることになった。
質問[1]で○と答えた理由については,やはり1年強で4機種同時に作る苦労が尋常ではなかったそうで,ヒヤヒヤしていたことを明かした。それでも予定どおりに発売できたことに,並々ならぬ努力を注ぎ込んだ開発陣のおかげと語っていた。
質問[7]は,「社長はともかく,もっといっぱい(ゲームを)作りたい」との気持ちを込めて○と回答したとのこと。ただ,番組内でコメントしたということで,「畏れ多いです」と恐縮しきりだった。
また,質問[8]の世界大会については,ブループラネットソフトウェア側とも,ぜひやりたいと話していたという。かつては,アーケード版テトリスがセガから発売された経緯もあり,両社の関係は良好だそうで,細山田氏も「実現したい」と意欲を見せていた。
最後の質問[10]は,計35点を獲得したことに開発陣一同は喜んでいて,「反対の意味で泣いた」「純粋に評価されたことが本当に嬉しかった」と語った。
さまざまな裏話が飛び出したコーナーは,これにて終了。その後も出演声優陣のトークやゲーム対決,「ぷよぷよ!!クエスト アーケード」の紹介など,さまざまなプログラムが行われていた。番組内容が気になる人は,ニコニコ生放送のアーカイブ配信をチェックしてみるといいだろう。
「ぷよぷよテトリス大鳥居頂上決戦!」と銘打たれたコーナーでは,ゲーム大会「Red Bull 5G」でぷよぷよ部門の2年連続優勝に輝いたくまちょむ氏と,同じく2年連続準優勝のKamestry氏が対決。240分間の勝負の結果は,52対22でKamestry氏の圧勝に終わった |
番組中盤には出演声優陣も登場。収録時の裏話や,キャラクターの声でバレンタイン告白コメントなどを披露した |
「ぷよぷよテトリス」公式サイト
ニコニコ生放送 番組視聴ページ
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(C) SEGA
Tetris (R) & (C) 1985〜2014 Tetris Holding. Tetris logos, Tetris theme song and Tetriminos are trademarks of Tetris Holding. The Tetris trade dress is owned by Tetris Holding. Licensed to The Tetris Company. Game Design by Alexey Pajitnov. Original Logo Design by Roger Dean. All Rights Reserved. Sub-licensed to Sega Corporation.
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