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「ヒーローバンク」の「クロスメディア プロジェクト発表会」開催。名越稔洋氏が意気込みを語り,角田信朗さんが主題歌を熱唱した会場の模様をレポート
「ヒーローバンク」公式サイト
発表会冒頭の挨拶には,セガ 代表取締役社長COO鶴見尚也氏が登壇。鶴見氏は,「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」や「甲虫王者ムシキング」といった同社の子ども向けIPの事例を挙げ,「『ヒーロバンク』も同様に,パートナー各社の力を借りつつセガサミーグループの総力を結集して取り組んでいきます」と語った。
セガ 代表取締役社長 COO 鶴見尚也氏 |
セガ 取締役 CCO 名越稔洋氏 |
さらに2014年夏からアーケード版「ヒーローバンク」,プライズ(2014年4月にセガ ゲームセンターにて先行投入),そしてトレーディングカードゲームへも展開することが明らかにされた。これらの展開について名越氏は,「セガの得意分野を生かし,『ヒーローバンク』プロジェクトを拡大していきます」と意気込みを述べた。
壇上に立ったアニメ制作会社,トムス・エンタテインメントの代表取締役社長岡村秀樹氏は「ヒーローバンク」を,「コンセプトが斬新で,キャラクター各自もエッジが立った面白い設定」とし,「アニメ版にオリジナルのエピソードやキャラを投入することで,プロジェクトの幅を広げ,しっかりとユーザーの皆さんに伝えていきます」と語った。
ちなみに同社は,2014年が設立50周年になるとのことで,岡村氏は「節目を迎えるという意味でも,総力を挙げて取り組んでいます」と話した。
「ヒーローバンク」は,セガトイズにより玩具展開も行われる。
セガトイズ取締役副社長佐々木章人氏は,「ジュエルペット」の玩具「ジュエルポッド」が2年間で約100万個販売されたことを例に挙げ,同社が電子玩具に強みを持っていることをアピール。「『ヒーローバンク』においてもセガサミーグループのシナジー効果を生かし,本気で取り組んでいきます」と意気込みを語り,「長年愛されるような,いい玩具を作っていきたいです」とした。
「ヒーローバンク」のコミックス版は,2013年10月から小学館の「月刊コロコロコミック」で連載がされている。同誌編集長の村上孝雄氏は,「ヒーローバンク」の世界における通貨がゴールドやゼニーといった架空のものではなく,“円”であることに言及し,「その生々しさや,主人公が100億円もの借金を背負っていること,さらにはバトルでお金を稼ぐだけでなく,興業の運営に携わって借金を返済していくという部分が,“男の人生”の縮図のようだと感じました」と第一印象を語る。
名越氏の「子ども向けであっても,自分が本当に面白いと思うゲームを容赦なく作ってやる」という姿勢にも感銘を受けたという。
発表会の終盤には,格闘家/タレントの角田信朗さんが登壇し,「ヒーローバンク」の主題歌「かせげ!ジャリンコヒーロー」を熱唱。
角田さんは「熱い魂の鼓動みたいなもの,根性といったものを子ども達には忘れてほしくない,という気持ちを込めて歌いました。」とコメントした。
最後に名越氏が再び登壇し「時代が大きく変化していく中にあっても,“夢”“友情”“愛”といった,大事にしなくてはいけない部分は変わらないと思います。そうした普遍的な部分を伝えていくには,自由な発想によるチャレンジがあっていいと考えています。それがより伝わるように,『ヒーローバンク』プロジェクトを推進していきます」と述べ,発表会を締めくくった。
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(C)SEGA/ヒーローバンクプロジェクト,テレビ東京