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[TGS 2013]「Dead Rising 3」メディア向けプレゼンレポート。2人協力プレイが披露,さらにSmartGlassを使った実演も
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「Dead Rising 3」プロデューサーのMike Jones氏 |
今回のプレゼンテーションでDR3を紹介してくれたのは,Capcom Vancouverのプロデューサー・Mike Jones(マイク・ジョーンズ)氏だ。
まずJones氏は,本作のシステムの基本的な部分は前作を踏襲したものであり,マップを埋め尽くすほど多数のゾンビが出現し,日用品を含めた身の回りのさまざまな物を使って戦うタイトルであることを説明。
本作では前作同様,武器となるアイテムを組み合わせて,より強力な「コンボ武器」を作ることができる。前作「デッドライジング2」(PC / PlayStation 3 / Xbox 360)では,メンテナンスルームの作業台でしかコンボ武器を作れなかったが,DR3では,素材があればいつでも作れるようになった。作るのにかかる時間もほんの数秒なので,ゾンビが迫っている状況でも,素早くコンボ武器を作ることができそうである。
セーフハウスに武器をストックできるようになったのも,本作の大きな進化だろう。Jones氏に聞いたところ,マップ内でアイテムを拾うときに,そのまま使うか,あるいはセーフハウスのロッカーに送るかを選択できるそうだ。アイテムを集めるために移動する手間が省けるので,DR3ではバンバンとコンボ武器を作り,使っていけそうである。
また,本作のコンボ武器は,重ねて強化することでパワーアップできるのも大きな特徴だ。たとえば,クマのぬいぐるみとアサルトライフルを組み合わせたコンボ武器に,さらに車椅子やラジカセを追加できる,といった感じである。
なお「ドラゴングローブ」というコンボ武器にはカプコンらしい仕掛けもあった。この武器は,装備すると「ストリートファイター」シリーズでお馴染みとなっている「昇龍拳」のモーションで攻撃を繰り出す。さらに,リュウらしきボイスで「ショーリューケン!」というSEが出ているのも確認できた。
そのほか,コンボ武器には火や氷といった属性が付与されているものがある。本作では2人でのオンライン協力プレイが可能なのだが,今作のマルチプレイでは,1人が氷属性の武器で次々とゾンビを凍らせていき,もう1人がそれを倒していく,といった連携が可能となっている。
プレゼンで目玉として紹介されたのが,「マッシブボム」というスーパーコンボ武器だ。作成方法は不明だが,これは数百体ものゾンビを一瞬で殲滅させられる強力な爆弾で,デモでは427体ものゾンビを倒していた。しかも,爆発後に主人公が(マルチプレイのときはパートナーも)パンツ一丁になるというオマケ付きである。
なおここでは,Xbox SmartGlassの機能を使ってゾンビを集める実演も行われた。
SmartGlassをタッチすると,マップ上に花火のようなものが現れ,ゾンビがそれに引き寄せられる。こうして1か所にゾンビを集めてマッシブボムのようなアイテムを使えば,かなりコンボが稼げるというわけだ。
Xbox SmartGlassでは,このほかにもアイテム検索が使えたり,SmartGlassで電話を受けて始められるミッションがあったりと,さまざまな機能が用意されているという。
またプレゼンでは,以前「こちら」の記事で話題にのぼった「コンボビークル」の実演も行われた。
コンボビークルは“コンボ武器の車両版”といったところで,クルマやバイクを組み合わせて,まったく新しい車両を作り出すというものである。
たとえば,ゲーム中に登場するロードローラー は,広範囲のゾンビを倒しながら移動できる車両だが,スピードが遅いという弱点がある。その弱点をカバーするために,ロードローラーとバイクと組み合わせる。すると,バイクのスピードで移動でき,かつ広範囲のゾンビを倒せるローラーバイク(?)になるのだ。
ちなみに,マルチプレイでは1人が車両を運転し,もう一人が車両に取り付けた武器で攻撃するという役割分担が行えることも確認できた。基本的に本作のゾンビはのろのろと動くが,中には車を運転しているときに飛びついてくるようなアグレッシブな奴もいるようなので,注意が必要だ。
「デッドライジング」シリーズでは,マップ内にあるショップなどで,さまざまなコスチュームに着替えられたが,その要素はDR3でさらにパワーアップしている。マップ内のショップなどでコスチュームを手に入れると,それはセーフハウスのロッカーに送られる。
それ以降は,ロッカーにアクセスすれば入手済みのコスチュームにいつでも着替えられるようになる。頭部アクセサリなども同様だ。
今回のプレゼンで行われたデモでは,Jones氏が“プレゼン場所は日本である”という理由で,セーラー服にハチマキを組み合わせ,「ストリートファイター」シリーズの「さくら」のようなコスチュームを披露してくれた。まあ,着ていたのはゴツめのおっさんキャラだったが。
Jones氏によれば,コスチュームの種類は,サメのかぶりものから,レスラー風,そして局部に葉っぱが一枚だけといったセクシーなものまで,豊富に取り揃えているという。といっても,着るのは全部おっさんキャラなわけだが。
過去の「デッド ライジング」シリーズ作品ではミッションに時間制限が設けられていたが,DR3ではその制限がなくなり,思う存分にゾンビとたわむれる(?)ことができるようになった。
ただし,ハードなプレイを望むシリーズファンのために,時間制限のある「NIGHTMARE」モードも用意されるとのこと。「NIGHTMARE」モードでは,経験値が獲得しやすいといったメリットがあるほか,このモードでのみアンロックされる「秘密の要素」もあるという。
海外では,11月22日に発売されるXbox Oneの,ローンチタイトルの一つとなっている「Dead Rising 3」。今回のデモは英語版で行われたが,Jones氏は「完全日本語対応する」と明言していたので,本作に注目している人は,日本での発売を待とう。
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