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「GTアカデミー 2015」の日本代表選手を決定する「JAPAN FINAL」が開催。「グランツーリスモ6」のスキルを競った「Day 2」の模様をレポート
「グランツーリスモ6」公式サイト
GTアカデミーは,「グランツーリスモ」と日産自動車のコラボレーションにより2008年からスタートしたドライバー発掘・育成プログラムで,「グランツーリスモ」シリーズのトッププレイヤーに対し,本物のレーシングドライバーになるチャンスを与えるというコンテストだ。これまで北米・欧州にて開催されてきたが,今回はそこに初めて日本が加わることとなった。
このJAPAN FINALでは,のべ参加者数6万人以上,3か月におよぶ予選を勝ち抜いたファイナリスト20名が,8月に実施される英シルバーストーンサーキットのレースキャンプ参加権日本代表6枠を懸けて4つのテストに挑戦。7月11日の「Day 1」では,実車でサーキットを走る「実車走行テスト」,対メディアへの対応力を求められる「メディアテスト」,身体能力を試される「体力テスト」の3つが実施された。
そして7月12日の「Day 2」では,PS3用ソフト「グランツーリスモ6」の腕前を競う「ゲームスキルテスト」が行われた。
Day 2のラウンド 1では「グランツーリスモ6」の「ケープリンク 内周コース」を舞台にタイムアタックが行われ,その結果をDay 1の結果に加算した総合ランキングの上位4名の選手が,その場で日本代表に確定。そして5位から12位の8選手は残りの日本代表2枠を懸け,ラウンド2にチャレンジすることとなる。
ラウンド1にて,日本代表に決定したのは,総合ランキング1位からイ ジョンウ選手,ハタケヤマ コウヘイ選手,タカハシ ユウ選手,タカハシ タクヤ選手。イ選手は,タイムアタックの結果が17位と奮わず,「安全を意識しすぎて,思ったより結果が出なかった」と反省を口にしていたが,Day 1でトップの成績を納めていたことが結果につながった。逆にタカハシ タクヤ選手は,Day 1で思ったような結果を出せなかったとのことだが,タイムアタックでは2位を記録し,日本代表の座を獲得した喜びを表していた。
ラウンド2とラウンド3は,いずれも「富士スピードウェイ」を舞台としたレース形式で選手達が腕を競った。ラウンド2は8名の選手が4名ずつ2グループに分かれ,各グループ上位2名がラウンド3に進出。そしてラウンド3の上位2名が残りの日本代表枠を獲得することとなった。
8名の選手は,ここまで勝ち抜いて来ただけあって,いずれ劣らぬ腕前の持ち主。それだけにレースでは,さまざまな駆け引きが展開され,誰かがミスをすると,ほかの選手がそこにつけ込んでくるような抜きつ抜かれつの勝負が繰り広げられた。惜しくも敗退した選手達は,「途中まで完璧だったのに」「最初のコーナーでやり過ぎた」「優位を取り戻そうとして焦ってしまった」などと自らの敗因を分析していた。
その一方,ラウンド3で1位となり,日本代表枠を勝ち取ったイワサキ コウジロウ選手は,レース中はもちろんその前後の受け答えも含め終始落ち着いた様子を見せ,MC陣からも「すでにプロレーサーの雰囲気」という評価を受けていた。また2位同じく日本代表となったノザキ ユウヤ選手も自らの弱点や苦手部分を把握し,そこをカバーすることを意識して最終レースに臨んだとコメントした。
表彰式では,コンテストの1位となったイ選手が,開口一番「嬉しいとしか言えない」とコメント。またコンテストの解説を担当したレーシングドライバーの柳田真孝選手は,全体を通してクリーンな展開だったとし,「リアルのレースを見ているようで,とても興奮しました。惜しくも敗退した人達も,ぜひ自信を持って胸を張って欲しい。そして日本代表となった6人は,イギリスで真のレーサーを目指して頑張ってください」と出場選手全員にエールを送っていた。
記事冒頭で記したとおり,今回,日本代表となった6名の選手は,レーシングドライバーを目指して今後のGTアカデミーのプログラムに参加することとなる。今後の彼らの活躍に期待したい。
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