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特別なハードウェアなしにゲーム上でリアルタイムレイトレーシングを実現できるデモ,Crytekが開発
2019年中にもCRYENGINEにリアルタイムリアルトレーシング技術を実装予定
ちなみにCrytekのニュースリリースによると,DirectX 12やVulkanに対応する,新しい世代のGPUであればあるほど高い性能が得られるように設計してあるそうだ。おそらく,レイトレーシング処理の一部にDirectX 12あるいはVulkanベースのGPGPU的演算を活用しているのだろう。
このリアルタイムリアルトレーシング技術は,現行バージョンの「CRYENGINE 5.5」へ2019年中に追加するべく開発中だそうだ。CRYENGINE 5.5にはボクセルベースの大域照明をサポートする「Total Illumination」(トータルイルミネーション)という機能があるので,リアルタイムレイトレーシング技術はTotal Illuminationの新要素として実装されることになるようである。
実績あるCRYENGINEが実装する以上は,今後に期待してもいいのではなかろうか。
なお,リリースでCrytekはそれ以上を何も語っていないが,GDC 2019開催直前のタイミングにおける発表となった以上,GDC 2019で追加情報が出てくる可能性はありそうだ。続報を期待したい。
Crytekによるニュースリリース(英語)
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