2013年11月28日にユービーアイソフトから発売された
「アサシン クリード4 ブラック フラッグ」(
PlayStation 3/
Xbox 360/
Wii U)は,前作の主人公であるコナー・ケンウェイの祖父で,暗殺者の血を受け継ぎながら海賊でもあるという異色の人物,
エドワード・ケンウェイの活躍を描く人気シリーズの最新作だ。
海賊が主人公ということで,海を舞台にした物語が展開されるのだが,驚くべきはその広さ。街やジャングル,宝の眠る離れた島や海中に眠る沈没船など,なんと
50以上の豊富なロケーションが1枚のマップに収まっており,それらをロードなしで自由に行き来できてしまうのだから驚きだ。
ネタバレを避けるためプレイムービーではストーリー部分は紹介していないのだが,見ていただければ分かるように,サブミッションなど,クリアには直接関係しない部分だけをプレイしていても十分に楽しめるような作りになっている。
カリブの海を冒険していると,
宝の地図を入手することがある。地図に書かれた座標と描かれた風景を参考にしつつ,宝が埋められている場所を探すことになるが,見つけた宝は,エドワードが船長を務める船
「ジャックドー号」のアップグレードに使えたりなど,多くの種類が用意されている。
当然,暗殺者として伝書鳩の小屋で
暗殺ミッションを受けることができ,クリアすることで報酬がもらえる。ミッションの内容も暗殺対象もさまざまなのだが,中には,街から逃走したターゲットを船で追いかけ,そのまま派手な海戦に突入したりなど,海賊ならではの展開になるものもある。
小型ボートに乗ってサメやクジラを銛で狩り,装備品などの素材にしたり,航海中に見つけた沈没船のあたりに潜って,海底に眠る金銀財宝を手に入れたり,酒場のマスターから手に入れた情報を頼りに,財宝や物資を満載している輸送船団の航路を割り出して略奪したりなど,シリーズ従来作にはなかったようなお楽しみが多数用意されている。
大迫力の砲撃戦に始まり,船を寄せ付けて敵船に乗り込んで甲板で白兵戦を展開するという,帆船同士の海戦も非常に面白い。
これらの様子を余すところなくプレイムービーに収録したので,アサシン兼海賊王の暮らしぶりが気になる人はぜひチェックを。ちなみに,使用したのはPlayStation 3版となっている。