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「第61回FFXIVプロデューサーレターLIVE」の内容をお届け。最新コンテンツが紹介されたほか,「新情報発表会」の開催日も明らかに
冒頭から恒例のトレイラーが公開され,「パッチ5.4 もうひとつの未来」の実装日が2020年12月8日であることが明かされた。なお,メンテナンスは12月7日の夕方から24時間程度を予定しているとのこと。その日の夜には「パッチノート朗読会」の配信も予定されている。
現状,パッチ5.45で公開予定の大規模バトルコンテンツ「グンヒルド・ディルーブラム」以外の調整は,ほぼ完了しているそうで,大きな問題が起きなければ12月8日のリリースは可能だろうとのことだ。そして,パッチリリースと同時に,現在開催されている「妖怪ウォッチ」とのコラボイベントは終了となる。まだアイテムが集め終わっていない人はラストスパートをかけておこう。
パッチ5.4実装項目のおさらい
本編に入る前に,前回までに発表された内容のおさらいが行われた。ここでは,新たに明かされた情報を中心にお伝えしていこう。
久々の大きなアップデートとなる青魔道士関連。実装はパッチ5.45とちょっと先になる予定だが,インタビューでも語られたように新たな青魔法が24個追加される。また,専用装備の実装も予定されており,こちらは画像もチラリと公開された。
青魔道士にも関連することだが,コンテンツファインダーにちょっとした修正が加えられる。これまでは人数制限解除を行うと自動的にレベルシンクが解除されていたが,レベルシンクを解除しない設定が可能になる。これにより,青魔法のラーニング確率を下げずに,少人数でコンテンツに挑めるようになる(クリアできるかは別だが)。
ギャザラー関連では,変更が告知されていたフィッシュアイの仕様についても詳細が公開された。
釣りつながりでは「オーシャンフィッシング」の新航路もチラ見せ。オーシャンフィッシングでは航海中に提示されるミッションをクリアするといった新たな要素も導入されるようだ。
スカイスチールツールのアップデートはパッチ5.45で完了。派手なエフェクトもつくようになる。
新たなアラガントームストーンとして「黙示」という名称も公開に。合わせて装備もお披露目された。海外からの要望が多かった,“ちょっとダーク”なテイストの装備となっている。
野村哲也氏の描くボスが登場!「希望の園エデン:再生編」
ここからは実機でのデモを含めて,より詳細な内容が語られた。
まずは「希望の園エデン:再生編」から,実機を使って1層のボス戦が公開された。敵はなんと「暗闇の雲」。どうやら原初世界で出会ったものとは違うようだが……? なぜこうなるのかはストーリーで語られるそうなので楽しみにしておこう。なお,「希望の園エデン:再生編」では,全編にわたって新しいギミックが多くなっているそうなので油断は禁物だ。
なお,4層のボスのデザインは野村哲也氏の描き下ろしとのこと。当然ながら,これまで誰も見たことがない,まったく新しいボスとなる。吉田氏は配信のコメントに答える形で「あまりキャラクターっぽいデザインではないです。(コメントで期待されているような)FFVIIIの線は期待しないでおいたほうがいい」と補足していた。
難度については「結構難しい。今回はちゃんと3層がストッパーになる」とのことだ。
モンクを中心とした「ジョブ関連調整」は?
こちらも以前のインタビューで語られているように,モンクの「疾風迅雷」を中心とした変更点が語られた。「疾風迅雷」は特性に変更され,常時発動するようになる。その代わり,ダメージ上昇は撤廃され,そのぶんウェポンスキルの威力を上昇させることで同程度のダメージが出せるように変更される。
その他のジョブに関しても数値の調整などが施されるが,詳しくはパッチノートにて。いずれも,下方修正ではなく上方修正でバランスを取る方向になっているという
カードゲーム「トリプルトライアド」が大幅アップデート
マンダヴィル・ゴールドソーサー関連では「トリプルトライアド」で大規模な改修が行われる。今回のPLLでは,「トリプルトライアド」をまだ遊んだことがない人向けに,基礎的なルールから説明が行われた。
パッチ5.4からは「トリプルトライアド」で定期的(2時間ごと)に,報酬アリの8人戦大会「オフィシャルトーナメント」が開催されるようになる。この大会では所持デッキではなく,NPCからランダムに配られた組み合わせのデッキを選択して対戦に臨む(ドラフトルール)。8人中3人と戦い,総合ポイントで順位が決定されるようだ。
ドラフトではデッキ資産に左右されないため,ルールを覚えたばかりの初心者でも戦える。もし対戦人数がそろわなくても,不足分はNPCが参加して補ってくれるので,大会は必ず成立するようだ。
また,あらかじめパーティを組んで対戦する「カスタムトーナメント」では,パーティリーダーが4つまで特殊ルールを選択でき,定期開催の大会とはまた違った対戦を楽しむことができる。ただし,こちらはシステム側からの賞品が出ない。
新たな幻討滅戦は「幻タイタン討滅戦」
休憩を挟んで公開されたのは新たな幻討滅戦だ。その内容は大方の予想通り「幻タイタン討滅戦」だった。
実装当時のボスバトルを,今のキャラクターレベルで楽しむというコンセプトの幻討滅戦。開発内でもさまざまな意見が出たそうだが,今回の「幻タイタン討滅戦」も原則として“当時のまま”をコンセプトに調整されている。
「復活できるタイタンなんてタイタンじゃない! 奈落に落ちたら二度と戦線に復帰できない」「AoEへの反応が少しでも遅れるとダメージを受けてしまう厳しい判定」はそのままに,当時活用されていた「ストーンスキン」や「ウォール」のない戦いを強いられることになる。
かなり厳しい戦いになるようで,テストプレイに参加した吉田氏は「(幻)シヴァなんか目じゃない」とその難度を語った。その代わりというか,幻討滅戦の報酬自体には追加もあるとのことなので,次回の変更までにチャレンジしてみるといいだろう。
激戦を予感させる「エメラルドウェポン破壊作戦」
こちらも実機にて公開された「エメラルドウェポン破壊作戦」。公開された部分はほんの序の口。前半と後半ではバトルがガラリと変わるそうで,吉田氏は「エメラルドウェポンはまだほとんど動いていなかったでしょ」と,この先の激戦を匂わせた。なお,“極”では報酬として武器も入手できるとのことだ。
最奥を目指せ!「宝物庫 リェー・ギア・ダンジョン祭殿」
新トレジャーハント「宝物庫 リェー・ギア・ダンジョン祭殿」にも挑戦。残念ながら第四召喚で追い出されてしまい,最後までは到達できず。
現在の収集品は納品しておくべし!? 「収集品採集と精選の改修」
クラフターと同様に,ギャザラーにも大きめのアップデートが到来する。蒐集品・採集の遊び方が一新されており,新しくなったウィンドウを見ながら実際に進めてみることで,これまでとの違いを感じられるようになる。
また,納品アイテムのラインナップや価格も調整が予定されており,納品できなくなってしまうものや,納品時の報酬が下方修正されるものが多くあるため,パッチ実装までに手持ちの蒐集品はすべて納品しておいたほうがいいとのこと。これは何度も念を押していたので,「もしかしたら金額が高く調整されるかも」という邪念は捨てたほうがよさそうだ。
いよいよ最後の復興! 「イシュガルド復興アップデート」
イシュガルド復興は最終アップデートで,いよいよ蒼天街の復興が成し遂げられる予定だ(予定どおり復興完了するかどうかはプレイヤー次第)。こちらは年明け後のパッチ5.41での実装で,最後の職人ランキングも実施される。
ランキングとは別に,もっとも活躍したクラフターをイメージしたモニュメントが建設される。「理想としてはワールドごとに別のモニュメントが建つといいな」と吉田氏。余談だが,今後新ワールドが設置されたときのために,どのクラフターでもないモニュメントもデータには入っているとのこと。
SS撮影がより捗る,クリア済みIDを自由に歩ける「自由探索」
前回のPLLで発表された「自由探索」も実機で公開された。敵もギミックもいない状態のダンジョンをゆっくり散策でき,戦闘中には忙しくて見ているヒマのなかった背景など,細部まで作り込まれていることが改めて分かるだろう。
マウント(ただしフライングはできない)やミニオン,傘などのアクセサリー類も反映されるうえ,自由にリミットブレイクを発動可能。木人をセットして攻撃モーションの撮影も可能と,至れり尽くせりのモードになっている。
「せっかくなので」と,ここでは新規実装アイテムもいくつか公開された。
最大48人で挑む大人数バトルコンテンツ「グンヒルド・ディルーブラム」を含む「セイブ・ザ・クイーン アップデート」
「セイブ・ザ・クイーン」では多人数バトルコンテンツ「グンヒルド・ディルーブラム」が実装される。これはパッチ5.45でのアップデートを予定している。
「グンヒルド・ディルーブラム」には,シナリオを進めるうえでクリア必須となる「ノーマル」と,高難度の「零式」という2種類が存在する。ノーマルはフリーロールでマッチングする24人レイドで,零式はあらかじめ組んだパーティ48人で挑戦することになる。
ノーマルは,いわゆる奇数パッチで実装されるアライアンスレイドと同等の難しさとなる。一方,零式は相当難しく調整されているようで,情報交換をしてギミックを解いてからでないと敵へダメージが通らないこともあるのだとか。どちらも,南方ボズヤ戦線でも活用された装備やロストアクションを使うことになるが,とくに零式では必須レベルになっているようだ。
また,零式では一部の蘇生手段が制限されるため,ミスが増えるほど脱落者も増えていき,クリアはますます難しくなるという。「バルデシオンアーセナル」よりも蘇生手段は増えているそうだが「それでもしんどい」と吉田氏。
「グンヒルド・ディルーブラム 零式」は「セイブ・ザ・クイーン」の最終目標として位置づけられている。しかし実は「セイブ・ザ・クイーン」のアップデートはこれで終わりではなく,将来的に公開予定のパッチ5.5で,再びフィールドを使ったコンテンツが予定されているとのこと。
そちらでキャラクターを鍛えてから「グンヒルド・ディルーブラム 零式」に改めて挑戦することも可能だという。このことからも,今回の「グンヒルドディルーブラム 零式」は,誰でもすぐにクリアできるようなコンテンツではなさそうな雰囲気だ。
なお,レジスタンスウェポンの強化に関しては,シナリオ的に「グンヒルド・ディルーブラム」クリア後に実施される(もちろんシナリオを進めるにはノーマルをクリアすればいいので零式クリアにこだわる必要はない)。武器の強化自体は,これまで以上に時間がかかる模様だ。
その他の実装アイテムなどを紹介! そして最後は「まとめて禁断装着」にも挑戦
最後に新規実装アイテムなどをチラ見せ。パッチ内容が多岐にわたるため,実装アイテムも多いようだ。
最後に吉田氏の運を試すということでマテリアの「まとめて禁断装着」を実機チャレンジ。999個用意したメガマテリジャで禁断装着に挑戦し,どれくらい割ってしまうのか,といったエキシビション(?)だったのだが,なんだかんだで成功率が高く,最悪のパターンでも一度に39個程度しか割れず,ふたつの装備に全装着完了。吉田氏は「プライベートキャラ用の運を使い果たしたか……?」と首をかしげていた。
とはいえ,「まとめて禁断装着でも失敗しなければ爆発エフェクトは見えない」「爆発が数回起こっても,ログでは“その過程で○○個が粉々に砕け散った”と記載される」など,細かい仕様が分かった。
なお,あらかじめマテリアのスタック数を分けておけば,そのスタック数を使い切ったら「まとめて禁断装着」が停止するようになっているそうで,すべて使い切ってしまう(可能性がある)のがイヤな人は,スタックを分けてから挑戦してほしいとのことだった。
「新情報発表会」は2021年2月6日に開催。同日には14時間生放送も!
最後のお知らせでは,以前発表された「ファイナルファンタジーXIV新情報発表会」の日時が決定したほか,各種コラボや「年忘れ麻雀大会2020」が開催されることなどが発表された。
吉田氏は終わりの挨拶で,今回紹介したコンテンツとは別にロールエクストラストーリーの先にある“世界の成り立ちにも迫る内容のクエストが実装される”ことも明かした。そして,「蒼天のイシュガルドの三闘神のクリアが条件になっています。内容に興味があって,まだ三闘神をクリアしていないという人は,今のうちに準備しておいてください」との補足があった。
「ファイナルファンタジーXIV」公式サイト
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ファイナルファンタジーXIV
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