イベント
「極ハーデス討滅戦」「絶アレキサンダー討滅戦」に加えてジョブ調整内容も発表された「第55回 FFXIV プロデューサーレターLIVE」まとめ
今回の内容は,東京ゲームショウ2019で行われた第54回PLLに続く「パッチ5.1実装コンテンツ特集Part2」。開始と同時にトレイラーが流れ,パッチ5.1「白き誓約、黒き密約」の実装日が2019年10月29日であることが明かされた。正確な時間までは公表されなかったが,今回は日をまたぐような時間ではないとのこと。恒例の「パッチノート朗読会」も当日15:00から行われることが告知された。
「FFXIV:漆黒のヴィランズ」の最新アップデート「白き誓約、黒き密約」は10月29日に公開。「NieR」シリーズとコラボした「YoRHa:Dark Apocalypse」の特設サイトもオープン
スクウェア・エニックスは,サービス中のMMORPG「FFXIV:漆黒のヴィランズ」の大型アップデートとなるパッチ5.1「白き誓約、黒き密約」を10月29日に実装することを明らかにし,トレイラーを公開した。さらに,「NieR」シリーズとコラボしたアライアンスレイド「YoRHa:Dark Apocalypse」の特設サイトもオープンした。
吉田氏のコメンタリーつきでパッチトレイラーが再度紹介されたあと,パッチ5.1での実装項目のおさらいが行われ,ここで新たな討伐・討滅戦の名称が「極ハーデス討滅戦」であることと,“絶”シリーズの第3弾が「絶アレキサンダー討滅戦」であることが発表された。「絶アレキサンダー討滅戦」と「イシュガルド復興」はパッチ5.1実装から2週間後となるパッチ5.11にて実装となる。また,青魔道士関連のアップデートや「オンサル・ハカイル」はさらにその後のパッチ5.15にて実装予定とのことだ。
以降は実機でのデモプレイなどを交えながら,より詳細な内容が紹介された。項目ごとに紹介していこう。
極ハーデス討滅戦
まずは「極ハーデス討滅戦」。吉田氏は周囲に柵があることに触れ,「トレイラーではこの柵あったっけ?」と意味深なコメント。床の模様が8つあることなど,ギミックに関係しそうなポイントにも触れられた。
難度に関して吉田氏は,「極神竜戦討滅戦」と比較し,“○○しながら××しろ”というギミックはないため,そこまで難しくはないだろうと語った。しかし一方で「ギミックのループフェイズはないので……頑張ってください」という言葉も。
報酬は武器になるそうだが,「インスタンスダンジョンなどをクリアするために,そこまで必須というものでもないと思います。ただ,“彼”の武器なので,揃えたいという人は多いかも」とのこと。また演出の関係上,今回の「極ハーデス討滅戦」は他に比べて拘束時間がやや長くなるため,勝利時に獲得できるトークンが2個になるという。周回に時間を取られるかもしれないが,報酬はそれに見合ったものになるというわけだ。
ジョブ関連調整
今回最も多くの時間が割かれた「ジョブ関連調整」。全ジョブに何らかの調整が入り,特に多くの変更点があるジョブは忍者,侍,召喚士,吟遊詩人だという。
●忍者
変更項目が最多となるのは忍者で,実機でのプレイも交えて解説が行われた。内部的にはプログラムをイチから組み直しており,「ほぼ新生という感じ」とのこと。最も大きな変更は印と忍術がグローバルクールダウン(GCD)の影響を受けるようになる点で,これによりスキルの組み立て方などに大きな影響が出そうだ。ウェポンスキルの間に忍術を挟めなくなるため,このままだと火力的にはダウンするが,そのぶん忍術の威力を調整し,全体的な上方修正が行われている。
●侍
侍は照破を中心にした変更が大きい。まず,今まで変動していた照破の威力が400に固定となる。また,これまで黙想深度と呼ばれていたBuffが剣圧という名称に変更になり,その剣圧が3スタック溜まると照破が発動可能になる。
威力400のアクションがローテーションに組み込めるようになるため,そのほかのスキルの威力は少しずつ下方修正されているが,全体的な火力は現状よりも上がる。番組内でも,パッチノートの項目数を見ると下方修正が多いように見えるが実際はそうではないと補足されていた。そのほかにもジョブの使い勝手をよくする各種変更などが行われる予定で,詳しくはパッチノートを参照してほしいとのこと。
●召喚士
手触りとしては実際にプレイないと分からない点が多い,と前置きされて詳細が解説された。全体的に威力の底上げが行われており,そのうえでエギアサルトIとエギアサルトIIが魔法に変更。これは詠唱のないインスタントなアクションとなっている。
また,多くのアクションのリキャストタイムを数秒単位で調整し,各アクションがかみ合うようにしているとのこと。吉田氏は「(エギアサルトの変更によって)初動で押すボタンの数が6回減ります。以降,ローテーションでは4回ずつ減ります」と忙しさの軽減もアピールしていた。
●吟遊詩人
歌のBuff強化か火力重視か悩んだものの,4.X時代ほどではないが,歌による支援効果を付与することになったそうだ。支援効果が以前より低めなのは,吟遊詩人自身の火力が高くなっていることが理由。これ以上歌による支援効果を高くすると,吟遊詩人自体を下方修正しなくてはならず,そうなるとプレイしている人から不満も出るだろうといった点が考慮されたうえで,今回の方針が決まったようだ。吉田氏曰く「ギリギリの落とし所になっていると思う」。なお,ソウルボイスが溜まった際のSEは変更されるとのこと。
●そのほかのジョブ
タンクは各種アクションの効果時間を延長し,防御面が強化されている。戦士はホルムギャングの効果時間を延長。
強いと言われているモンクだが,火力は据え置きでマントラのみ下方修正が予定されているそうだ。
竜騎士は使い勝手強化と威力向上で単純に上方修正の予定。物理レンジアクションのリキャストタイム短縮の影響もあり,機工士と踊り子も上方修正の予定。
赤魔道士も強化が行われるが,魔法を強化してしまうと低レベル時のバランスが取りづらくなるため,特性として上方修正を行うとのこと。また,アクセラレーションの仕様を変更し,リキャストタイムが少し伸びる代わりに,Procが3回発生するまでは持続するようになっている。効果範囲や威力の上方調整なども行われているとのこと。
黒魔道士の変更は三連魔がスタックアクションになり,残り回数が表示されるようになる点のみ。
ヒーラーでは学者が使い勝手向上を図る軽度の変更のみ。白魔道士はアサイラムの効果範囲を調整。占星術師は消費MPを抑えるためのコスト調整に加えて火力も変更される。また,カードの変換まわりの手数を減らす調整や,運命の輪に関してダイアの際とノクタの際で効果が変わるようになるなどの変更が行われる。
いずれも詳しいことはパッチノートを確認してほしいとのことだったが,プレイフィールが大きく変わる職業も含めて,実装後に実際に触れてみるというのも重要になってくるだろう。
クラフター&ギャザラー大改修
パッチ5.1から5.2にかけて行われるクラフター&ギャザラー大改修。今回のPLLでは実機を使ってUIまわりがどのように変更されるかが紹介された。
一方,すでに告知されているように,クラフターやギャザラーのアクションが統廃合されている。同様にマクロもほぼ使用不可能になっているため,すべて組み直しになる予定だ。パッチ5.1実装日はいきなり製作を行わないように気をつけてほしいという注意喚起も行われた。
今回の大改修には,製作の手順を直感的にするという意図がある。これまで,ネットからマクロを拾ってきて,よく分からないまま製作をしていたというプレイヤーもいたとのことで,今後実装予定の高難度レシピの製作などを楽しんでもらうための下準備でもあるようだ。
また,分解に関しては成功率が100%になり,スキルレベルは分解した際のレア素材の入手確率に関わってくるようになる。これまで納品するしかなかったようなアイテムも分解してレア素材を得るといったことができるわけだ。
イシュガルド復興
「イシュガルド復興」はパッチ5.1の2週間後にリリースされるパッチ5.11にてスタート予定になっている。その後は大型パッチ(例えばパッチ5.21,パッチ5.31など)で順次復興が進んでいくとのこと。復興が進むごとに新しい遊びも追加予定になっている。復興の進行度合いはワールドごとに差が出るため,早く復興させたい場合はワールド内のプレイヤー同士が協力し,復興作業を進めていく必要がある。なお,蒼天街に行くにはイシュガルドの雲霧街にいるNPCと話す必要があるそうだ。
一閃! 斬魔・デ・三昧
新たなG.A.T.E.「一閃! 斬魔・デ・三昧」はゴールドソーサーのヨウジンボウの舎弟から開始。
蛮族クエスト:ピクシー族
「蛮族クエスト」自体はいつもどおりサブジョブの育成などに使ってほしいとのこと。今回のピクシー族のクエストでは“インスタ映え”するインスタンスマップが登場するということで,そのお披露目が行われた。
マップ内に広がっていたのはカラフルなパステルカラーを基調とした可愛らしい風景。滑り台を滑ることができたり,ブランコに座って記念撮影を楽しんだりすることもできる。確かに思わずスクリーンショットを撮影したくなる風景だ。
PvPアップデート
PvPでは「オンサル・ハカイル」の実装に合わせてフロントラインを中心としたアップデートが行われる予定だ。「オンサル・ハカイル」自体はパッチ5.15にて実装予定になっている。
「オンサル・ハカイル」は,フロントラインの新ルール。これまでのシールロックとは違い,一度契約された無垢の土地にはアクセスできなくなるため,守備の必要がなく,どんどん戦場が移り変わっていく。開発内部によるテストプレイでも非常に好評だったとのことだ。報酬はマウントなどが予定されている。
つよくてニューゲーム
過去のクエストを再び楽しめるようになる「つよくてニューゲーム」。パッチ5.1のタイミングでは「蒼天のイシュガルド」「紅蓮のリベレーター」「漆黒のヴィランズ」のメインクエストのみだが,将来的には「新生エオルゼア」のメインクエストやジョブクエストなども追加予定だ。「つよくてニューゲーム」の進行状況はセーブデータとして保存されており,好きなタイミングで中断・再開が可能。ただし,セーブデータはひとつしかないので,新たなシーンを始めると上書きされてしまう。「つよくてニューゲーム」状態ではメインクエストの進行状況に応じて各NPCの話すセリフなども当時のものに置き換わるので,見逃してしまったシーンや状況を改めて楽しむことが可能だ。
複製サレタ工場廃墟
具体的な内容があまり明らかになっていない「YoRHa:Dark Apocalypse」だが,「複製サレタ工場廃墟」に関しても事前の公開予定はなく,実際にプレイして楽しんでほしいとのこと。今回は実機でのプレイでマップの序盤のみが限定的に公開された。報酬は「ロール別の装備とは別に,みなさんが欲しいものも手に入ると思う。それは男女どちらでも着られるようになっている」とだけ語られた。「複製サレタ工場廃墟」に関して,吉田氏からは最後に「床をよく見るよりは画面全体をよく見るといいかも」とヒントめいた言葉も……。
絶アレキサンダー討滅戦
パッチ5.1の2週間後,パッチ5.11として実装される「絶アレキサンダー討滅戦」。「ギリギリまで調整しています。もう,ネタと思われるものは全部ツッコミました」と吉田氏。今回は突入時のカットシーンのみが公開された。
登場した機工城アレキサンダーはそのまま姿を消し,登場したのはリビングリキッドという液体状のボス。吉田氏は「いきなりメカから戦えるわけないだろ?」と笑っていた。なお,リビングリキッド戦のフィールドの外周にあるのは壁ではないようで,外に出てしまうとリスタートとなっていた。
報酬は武器。光りつつホログラムが浮かんでいるようなエフェクトが非常に印象的なものだという。また,恒例の称号も付与される。吉田氏曰く「思わず笑ってしまうような称号が用意されています。絶シリーズはプレイヤーだけでなく配信で見ている人も謎解きをしながら進んでいくという楽しさがあるコンテンツ。ぜひ配信などをしながら見る人もプレイする人もゆっくりと楽しんでもらえればと思います」。
その他の実装アイテムなど
UI関連アップデート
その他のお知らせ
※記事中の画像は配信映像をキャプチャしたものです
「ファイナルファンタジーXIV」公式サイト
- 関連タイトル:
ファイナルファンタジーXIV
- 関連タイトル:
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ
- 関連タイトル:
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ
- 関連タイトル:
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ
- この記事のURL:
キーワード
© SQUARE ENIX
LOGO & IMAGE ILLUSTRATION:© YOSHITAKA AMANO
(C) 2010 - 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
IMAGE ILLUSTRATION: (C) 2018 YOSHITAKA AMANO
(C) 2010 - 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
IMAGE ILLUSTRATION: (C) 2018 YOSHITAKA AMANO
(C) 2010 - 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
IMAGE ILLUSTRATION: (C) 2018 YOSHITAKA AMANO