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フェイスシステムの詳細やギャザラー&クラフターの調整点など,「漆黒のヴィランズ」アーリーアクセス開始直前となる「第52回 FFXIVプロデューサーレターLIVE」の内容をお届け
本題に入る前に,吉田氏から「チャージアクション」についての補足説明が行われた。吉田氏によれば,一部でリチャージしなければならないという誤解があるようだが,ワイプした場合はフルスタックの状態から始まるので,ご心配なくとのことだった。
「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」
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ティターニア討滅戦
というわけで,まずは実機を操作して「ティターニア討滅戦」が紹介された。ティターニアは精霊達の王にふさわしく,さまざまな精霊を召喚して攻撃してくる。挑戦できるレベルは,73だ。
フェイスシステム
これまでメディアツアーなどで公開されていた「フェイスシステム」だが,PLLではあまり触れられていなかった。内容は,CPUが操作するNPCを連れてダンジョンに挑めるもので,ソロでもパーティプレイが楽しめる。自分が選んだジョブに合わせてNPCのジョブが選ばれ,必ずバランスのよいパーティ構成になるという。NPCによっては,特殊なジョブになることもあるようだ。
プレイヤーキャラクターが被弾しまくってダウンするとそのダンジョンはリスタートになるが,回復役は優秀らしく,ほかのNPCが倒れたときなどは,ものすごい速度でレイズが飛んでいくという。
フェイスシステムの最初の1回目は,物語の中で突入することになる。NPC達が立っており,話しかけると「パーティーを編成する」というコマンドが表示されるそうだ。
PLLでは,1回クリアしたダンジョンを使って,フェイスの使用法が解説された。専用ウインドウは英語では「Trust」だが,日本語では「フェイス」。このウインドウから連れて行くNPCを選択するが,連れて行けるメンバーはシナリオ進行状況によって変化する。
敵の攻撃が連続して,NPC達が回避しかしていない状況に陥る場合があるかもしれないが,DPSが落ちてくるとNPCが突然すごい攻撃を行ったりするなど,クリアまでの時間がかからないように配慮されている。ダンジョンは,だいたい30分くらいでクリアできるように設定されている。
育成が落ち着いて,サブジョブを育てる際などにフェイスシステムを活用してほしいと吉田氏は言う。初めてタンクでプレイするときなどにも,気楽に練習が行えるだろう。
面白いのは,フェイスシステムのNPCにも性格付け行われている点だ。例えばアタッカーのミンフィリアは,プレイヤーが同じアタッカー職だった場合にリミットブレイク(LB)を使わせてくれるが,アリゼーは自分でLBを使う傾向にあるという。
ギャザラー&クラフター調整
バトル関連のほか,「ギャザラー」や「クラフター」に関しても,プレイしやすくするための多数の調整が行われている。
・ギャザラーの調整点
まずギャザラーの変更点だが,ギャザラーはやることがシンプルなので,とにかく利便性を上げていこうというのがコンセプトだという。
気になるのは時間の概念だが,E3 2019のインタビューでも報じられているように,エオルゼア世界と第一世界では「偶然にも時間が一致している」ため,これまでのエオルゼア時間と同じ感覚でプレイできる。
・クラフターの調整点
吉田氏によれば,新規プレイヤーが多いこともあって,全体としてUIのリニューアルや制限の緩和などを行って,「どこから始めてもいいよ」という感じの調整を行ったとのこと。アーリーアクセスに向けての心構えとしては,パッチ4.0スタート時を思い出して準備していてほしいと述べた。
吉田氏はまた,全プレイヤーが気にしているであろうマテリアについて触れたが,新たなマテリアが実装されるのかなど,具体的な点は言及されなかった。「あと2週間(でアーリーアクセス)だし,今回は黙って,高度な情報戦をしましょう。ただ,過去に僕がこういう言い方をしたときにどうなったかを思い出してもらえればと」とのことだ。
ギャザラー&クラフター装備紹介
システム関連アップデート
休憩を挟んだ後半では,システム関連アップデートが公開された。ただし,細かいものも含めると膨大な数にのぼるため,PLLでは主要なアップデートのみが紹介されており,詳しい内容は6月27日19:00からのパッチノート朗読会などで公開される予定だ。
いくつかの新要素に関しては,実機を使ったデモも公開された。
新装備もチラリと紹介された。その一部は,第一大陸にあるロンカという文化の影響を強く受けたという設定で「ロンカデザイン」と呼ばれているらしい。
メンター条件の変更について
パッチ5.0から5.1にかけては,メンター条件変更の移行期間になる。現在メンターとなっている人はパッチ5.0でも引き続きメンターを継続できるが,パッチ5.1の期間中に条件を満たし,申請を行わないと,パッチ5.2でメンター資格が剥奪されるという流れだ。条件の変更とはいえ,レベル関連だけなので,あまり複雑な話ではないらしい。
希望の園 エデン
「漆黒のヴィランズ」は,第一世界を舞台に,光の反乱で消失した「無の大地」に,命の息吹きのような「力」を取り戻していくというストーリー。その無の大地の様子が動画で公開されたのだが……。
「あまりにもネタバレになるなので,これ以上は何も見せられません。いったい何と戦うのかすらもお見せできないんです。かつてこれほどまでに語れないレイドはなかった! 1つだけ言えるのは,光の戦士の妄想力と戦ってもらうことで,プレイしてもらえれば意味は分かります」(吉田氏)とのことだ。
重要NPC紹介
最後に「漆黒のヴィランズ」のメインシナリオにおける重要NPCのおさらいが行われた。
キャラ紹介のときに余談として語られた話だが,シナリオの途中にNPCなどにもう一度話しかけた際に出るダイアログを開発側は「ヒントログ」と呼んでいるという。ヒントログを読まなくても問題はないが,実はかなりこだわって作っていて,そのときのキャラの心情をぼそっとしゃべったりするのだ。メインストーリーをどっぷり楽みたい人は,ヒントログで思わぬ事実を聞けたりするという。ぜひ試してみよう。
今後のスケジュール
最後に,今後のスケジュールがおさらいされた。プレイヤー数が増加していることもあって,アーリーアクセスおよび正式サービス開始時には混雑が予想されると吉田氏は言う。「ワールド間テレポも実装されたので,できれば混雑していないところのほうがメインシナリオが進めやすいのではないかと思います」とのことだ。
混雑緩和については,4.0のように序盤にイベントバトルを持ってこないように気をつけたそうだ。また,混雑してしまった場合の調整も行なわれており,順番待機列が予約できる仕組みもある。ただ,ログインの順番待ちも発生すると思われるので,何かトラブルがあった場合は公式サイトや公式Twitterで即座に情報を出せるような態勢を取っているとのこと。
ちなみに,これまでまったく公開されていなかった新コンテンツ,「宝物庫 リェー・ギア・ダンジョン」の制作も進められており,7月30日のパッチ5.05で明らかにする予定だ。できるだけ短く,カジュアルに遊べるような調整が行われているという。
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