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セガ,「初音ミク ライブステージプロデューサー」や「Kingdom Conquest II」などの新作5タイトルを披露。「SEGA_Apps タイトル体験会2012」レポート
イベントの冒頭では,セガネットワークス 代表取締役社長 CEO 里見治紀氏が登壇し,2012年7月に同社を設立した意図を説明。里見氏は,「セガが持つ技術力をスマートフォンなどのモバイルデバイスで迅速に展開するため」と解説したほか,「スマートフォン向けゲーム業界の急速な動きの中で“半歩先”を行き,進化し続けるハードウェアのスペックを最大限に引き出せるようなタイトルを提供したい」と展望を述べた。
続いて,セガネットワークス 執行役員 事業本部長 岩城 農氏が登壇。岩城氏は,まず同社の戦略が「SEGA BRAND」「SPEED」「Smart Device」の3つの「S」によって構成されていることを紹介した。氏によれば,セガグループの強みは,1000名超の開発部隊と,コンシューマや業務用市場での実績およびIPであるとのこと。そこにセガネットワークスの迅速な意思決定力と,業界内外から募られた人材が加わることで,これまでのセガにない戦略やマーケティングの実現が可能になったとアピールした。
セガネットワークス 代表取締役社長 CEO 里見治紀氏 |
セガネットワークス 執行役員 事業本部長 岩城 農氏 |
さらに岩城氏は,「これまでセガは,売り切り型タイトルの開発や販売を得意としてきたが,今や巨大な存在となったカードバトルタイプを中心とするソーシャルゲーム市場も無視できない」と語る。そうした状況のなかで,コンシューマゲームのクオリティと,ソーシャルゲームの優れた部分を両立する良質なコンテンツを提供することで新しい市場を開拓していく,そんな戦略こそがセガネットワークスの強みを最も発揮できる場所であると判断したのだそうだ。
では,良質なコンテンツとは具体的にどういったものなのか。岩城氏は,コンシューマゲームの長所としてグラフィックスやサウンド,多彩なジャンル,そしてソーシャルゲームの長所として運営開発のスピード,時と場所を選ばないプレイスタイル,そして協力や競争を軸としたゲームシステムを挙げた。そして,それらをまとめて「ソーシャルゲームのように間口が広く,コンシューマゲームのような没入感の味わえるコンテンツ」が,同社の考える「良質なコンテンツ」なのだという。
さらに,「より豊かな表現」が「より豊かな体験」を生み出すことは,これまでのセガの取り組みのなかでも,何度となく再現されてきたと岩城氏。今後のセガネットワークスの戦略で,大きな可能性として期待するところだとした。
さて,ここからは今回披露された「初音ミク ライブステージプロデューサー」「クエプラ -Quest of Planet-」「Kingdom Conquest II」「クイズ Answer × Answer Pocket」「ドラゴンコインズ」といった5タイトルのプレゼンテーションの模様を順にお伝えしよう。ちなみに,セガネットワークスは,これら5タイトルに加え,2013年春までに5タイトルをリリースする予定とのことだ。
初音ミク ライブステージプロデューサー
秋山氏は,「初音ミクというIPは,ユーザーの思いによって成立している」と説明し,本作ではプレイヤーそれぞれが自分好みに初音ミクを育成,プロデュースできる点をアピール。初音ミクと共にライブハウスを運営していくことができると紹介した。
具体的には,歌やダンス,会話などの「トレーニング」を通じて理想の初音ミクを育成し,「コンテスト」で全国のプレイヤーと競う要素が存在する。さらに本作では,「初音ミク -Project DIVA-」シリーズから継承した3Dモデルおよびステージを使って,3Dグラフィックスによる初音ミクの「ライブ」を楽しむこともできる。ゲームの操作に関しては,コンシューマ版とは異なり,スマートフォン向けに簡略化されており,秋山氏いわく,通勤の合間にもお手軽に楽しめるそうである。もちろん,楽曲の追加も随時行われるという。
ほかにも,ミクの衣装が2D/3Dそれぞれのグラフィックスで多数用意され,着せ替えが楽しめたり,ライブハウスもゴージャスなものから可愛いものまで自由にカスタマイズできたりするとのことで,秋山氏は箱庭感覚で楽しんでほしいと話していた。
なお,本作のゲーム要素などについては,別途記事を掲載しているので,そちらもチェックしてみてほしい。
クエプラ -Quest of Planet-
プレイヤーは,モンスター「ワルモン」を倒す冒険に出るのだが,基本的な戦闘はオート進行だったりと,操作は極めて簡単になっているのが特徴。一般的なカードバトルタイプのソーシャルゲーム同様,ほかのプレイヤーと協力するレイドボス戦や,アイテムの収集および合成といった要素も存在する。サービスインは,2012年12月を予定しているそうだ。
Kingdom Conquest II
Kingdom Conquestは,進行が「アクションパート」と「シミュレーションパート」の2つに分かれているのが特徴となっていたが,本作でもこれは引き継がれる。
ただし,今作のアクションパートは,MMORPGなどに見られるようなターゲット方式となり,カメラもキャラクターの後方視点に変更された点が前作からの大きな違いとなる。椎野氏いわく,前作よりもダイナミックな戦闘が楽しめるとのことだ。また新たなクラスとして僧侶と忍者が追加され,パーティプレイも一味変わって濃くなっているそうである。
また,シミュレーションパートも,3Dグラフィックス化に加え,プレイヤーの本拠地に育成要素が登場している。用意されたクエストをクリアするごとにエリアが開放されていき,より強い魔獣を使えるようになるとのことだ。
カードバトルでも,視覚的な演出が加えられ,展開が分かりやすくなる。また,セットできるカードが前衛,後衛それぞれ1枚だった前作から,本作ではそれぞれ3枚までに増え,さらに指揮官の要素も加わるため,戦略性が一気に広がっているとのこと。とはいえ,操作が難しくなるということはなく,前作のシンプルかつ奥深い部分を継承することに努めたと,椎野氏は語った。
そのほか本作では,9か国語に対応し,使用言語の異なるプレイヤーとのチャットやメール,そしてSNS上のやり取りを自動翻訳でサポートするのもポイントといえるだろう。
サービス開始は,2012年12月中旬が予定されており,日本先行となるそうだが,自動翻訳機能については後日実装の予定となっている。
クイズAnswer×Answer Pocket
ドラゴンコインズ
開発にあたって,セガのコインゲーム機を徹底的に分析しただけでなく,スタッフもオンラインゲーム,業務用ゲーム,モバイルゲームのエキスパートを集めており,瀬川氏は「もはや,セガの集大成と言っても過言ではないゲーム」と強い自信をのぞかせた。
ドラゴンコインズは,操作が簡単で,初めてプレイする人でも入りやすい仕様になっているが,その一方で戦略性が高く,最近のカードバトルに飽きてきたという人も楽しめると瀬川氏。「1度プレイすれば誰でもハマる熱いバトル」と太鼓判を押す。本作のサービスインは,2012年11月下旬予定となっている。
以上の5タイトルのうち,「クエプラ -Quest of Planet-」「Kingdom Conquest II」「クイズAnswer×Answer Pocket」「ドラゴンコインズ」は,事前登録でスペシャルアイテムがもらえるキャンペーンが行われているので,興味のあるタイトルがあれば,この機会に登録しておくといいかもしれない。
初音ミク ライブステージプロデューサー公式サイト
クエプラ -Quest of Planet-事前登録サイト
Kingdom Conquest II事前登録サイト
クイズAnswer×Answer Pocket事前登録サイト
ドラゴンコインズ事前登録サイト
セガネットワークス公式サイト
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