インタビュー
「シャイニング・アーク」の発売記念店頭抽選会が秋葉原にて開催。キャラデザイン Tony氏と,セガ 澤田 剛氏へのメディア合同インタビューを掲載
今回は抽選会と合わせて,Tony氏と,「シャイニング・アーク」のプロデューサーを務めたセガ 澤田 剛氏に対するメディア合同のショートインタビューの時間もとられたので,さっそくその内容をお伝えしよう。
Tony氏,澤田 剛氏へのメディア合同インタビュー
──「シャイニング・アーク」の発売日を迎えた感想をお願いします。
澤田 剛氏(以下,澤田氏):
突っ走ってきた怒涛の1年間でしたが,発売日を迎えられて嬉しいです。自分自身でも満足のできる良い内容になりましたし,みなさんにも楽しんでいただけるものにできたという感慨があります。
Tony氏:
前作の発売から1年,あっという間でした。この限られた時間の中で,パニスちゃんのような可愛いキャラクターを作り出すことができましたし,今日からはゲームプレイを通じて魅力をお伝えできるので,みなさんからの感想が楽しみです。
──お気に入りのキャラクターはいますか?
Tony氏:
僕は,見た目と設定の両方でキルマリアさん(関連記事)が気に入ってます。
澤田氏:
残念なところがいいんですよね(笑)。
Tony氏:
そうなんです(笑)。ドジっ子で,中二病で,残念な子というのが,シリーズの中でも新しい存在だと思います。
澤田氏:
Tony氏:
きっと最後までプレイしてくだされば,「パニスが一番可愛い」と思ってくださるんじゃないでしょうか。
──開発上,こだわった点や苦労した点を教えてください。
澤田氏:
今回は,ストーリーやシステム,生活の要素などゲームのすべてが,天使と呼ばれる少女・パニスにつながることをコンセプトにしました。中でも,島の住民をどう描くのかにこだわっています。彼らとコミュニケーションを図ることで「エリア好感度」(関連記事)が上がり,新たなシナリオが発生したり,村が発展したりします。そうした,島全体のシンクロ感,島との一体感が,最終的にストーリーにおける感動につながっていくような表現を大事に作りました。今回はキャラクターやストーリーだけでなく,「この島が好き」と言っていただけると嬉しいですね。
Tony氏:
住民一人一人が魅力的ですよね。とくに村長さんは気に入ってもらえるんじゃないかなあ。
澤田氏:
最初は強面(こわもて)なんですけど,ギャップがあるキャラクターなんですよ。
──キャラクターデザインでこだわった点や苦労した点を教えてください。
Tony氏:
パニスちゃんの天使らしさや可愛らしさをどう表現するかにこだわりました。純真無垢な部分を出すには,やはり“白”だろうとか,極限までシンプルなデザインにしようとか,いろいろ考えましたね。衣装全体が白っぽいので,個性を出すのが難しかったんですけど,結果,僕としては満足できる仕上がりとなったので,皆さんも気に入っていただけると嬉しいです。
──PSPのゲームとしては,非常にクオリティの高い3Dモデルとなっていますが,感想を教えてください。
Tony氏:
表情が動いたりと,前作と比較しても格段にバリエーションが増えていますよね。自分の絵が立体になって動いていたり,実際に操作できたりするのは,とても気持ちがいいですし,嬉しいです。
──これまでのPSP向けシリーズで意識したことがあれば,ぜひ教えてください。
澤田氏:
今回は,「シャイニング・ハーツ」と「シャイニング・ブレイド」の好評だった部分を集めてブラッシュアップした,“いいとこ取り”っぽい感じを意識しました。生活要素はシンプルですが,やり込める部分も用意しています。また戦闘は,「シャイニング・ブレイド」から,さらに洗練したものを目指しました。
Tony氏:
世界観ですね。それぞれ地域が違っても,エンディアスという共通の世界ですから,デザイン上でも意識しています。
澤田氏:
今回は,派手さよりも,世界観やシンクロ感を重視したデザインになるよう,お願いしたんですよ。
Tony氏:
そうですね。「シャイニング・ウィンド」では,全員が主人公というイメージで派手なデザインにしていました。今回は,全員が島の住民ですから,一体感のあるイメージを打ち出しています。
──それでは最後に,「シャイニング・アーク」に期待している人に向けてメッセージををお願いします。
澤田氏:
今回のタイトルコンセプトに掲げたのは,温かな世界の中で,優しい時間が流れるようなゲームでした。幸せな気分を味わっていただきたいと考えていますので,世の中に疲れた人や癒されたい人に向いていると思います。
Tony氏:
キャラクターも,見た人が癒されるような優しい人物ばかりです。ぜひ皆さんに見ていただきたいですね。
──ありがとうございました。
「シャイニング・アーク」公式サイト
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シャイニング・アーク
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