プレイレポート
イラスト調のキャラ作成が新鮮なタクティカルMMORPG「聖剣ONLINE」CBT先行レポート。「英雄」を集め,自分だけの戦略/戦術を組み立てよう
同タイトルは,MMORPGながらターン制のタクティカルバトルを特徴としており,ストーリーに登場する「英雄」や敵モンスターを仲間に加えながらゲームを進行していく。また,イベントシーンなどで登場するプレイヤーキャラクターは,イラスト調で独特な雰囲気を持っている。
今回,CBTで公開される範囲を先行体験する機会を得たので,本作がどのようなゲームなのかを紹介していこう。
「聖剣ONLINE」クローズドβテスター募集
キモとなるバトルシステムはオーソドックスなターン制タクティカルRPGと同様
聖剣ONLINEの世界は,人間側の勢力「連盟」と神に近い種族の勢力「領域」とに分かれており,プレイヤーキャラクター作成時にいずれかを選ぶこととなる。
勢力によるキャラ性能の差はとくにないが,チュートリアルマップクリア以降,CBTのレベルキャップとなるレベル50までの間は,それぞれに専用のストーリーとマップが用意されることになる(レベル51以降で同じマップに集結する)。したがって,既知の友人知人と一緒にCBTを遊びたい場合は,あらかじめどの勢力にするか示し合わせておいたほうがいいだろう。
ゲームの特徴ともいえるのが,キャラクターグラフィックスだ。独特なタッチで描かれた2D画なのだが,イラスト調の絵でカスタマイズ可能なゲームはちょっと珍しい。顔の各パーツや髪型,アクセサリなどを組み合わせて自分好みのキャラクターを作成できるのだ。
どんなキャラクターが作成可能なのかは,以下にランダム生成したキャラクターを並べておくのでじっくりと確認してみてほしい。
プレイヤーの職業は大きく,力/敏捷/知力の3系統に分類され,それぞれ3種類に分かれるので,全9職となる。
・力系
騎士 (剣)
格闘士 (両手剣)
霊師 (両手斧)
・敏捷系
狩人 (弓矢)
ローグ (短刀)
錬金術師 (銃)
・知力系
魔法使い (法杖)
術師 (魔杖)
詩人 (楽器)
続くチュートリアルでは,ストーリーの展開に沿って,キャラクターの移動や,タクティカルバトルにおける各種攻撃とアイテムの使用法など,ゲームの基本操作を順次体験していく。
基本的に,バトル中の移動は,各ユニットに設定された移動範囲内のマスをマウスで指定すればいい。移動後,敵ユニットと隣接するなど,攻撃範囲に入った場合はそのまま攻撃が可能だ。攻撃可能な範囲は使用する武器によって異なるので,あらかじめ確認しておきたい。一方,スキルは効果範囲がそれぞれ決まっており,使用スキル選択時に確認できる。
これらの行動は,画面右側のメニューからマウスで選択するか,そのメニューの各項目に対応するショートカットキーで選択できる。単純攻撃のみ,敵ユニットの直接クリックで可能になっている。
全般的には,コンシューマゲームのタクティカルRPGを遊んだ経験がある人なら,しばらくプレイしているうちに仕組みを把握できるという印象である。しかし,若干説明が足りないところや展開が唐突に思える部分もあり,ゲーム開始当初は戸惑うこともあるかもしれない。このあたりは,オープンβテスト以降での調整に期待したいところ。
また,デフォルトの設定だとマップ上の各ユニットが大きく表示されているため,バトル中にユニットが密集している部分で,マスの指定が少々困難になるケースが生ずることがある。実はマウスホイールでユニットのサイズを変更できるので,小さめに設定しておくと,かなり遊びやすくなるはずだ。
「英雄」とモンスターを味方にして,さまざまな戦略/戦術を展開できる
英雄は,基本的にストーリーの進行に沿って登場し,彼らとのバトルに勝利すれば味方となる。英雄は,「ピーターパン」「フック船長」など,古今東西の著名な物語の登場人物が主体であり,プレイヤーが最初に対面するのは「伯爵猫剣客」である。なお,どちらかの勢力にしか登場しない英雄もいるとのことだ。
「伯爵猫剣客」の得意技は分身。とはいえ序盤のバトルなので,それほど警戒する必要はない |
案の定,アッサリ撃破。この先,ストーリーを進めると,さまざまな英雄が登場する |
また,各英雄には青銅/白銀/黄金という3段階の「資質」が設定されており,どれになるかは獲得時にランダムで決定する。最も成長率の高い黄金がアタリというわけだが,白銀や青銅だった場合でも,1日3回まで同じ英雄の獲得クエストに挑戦できるので安心してほしい。
ただし,同じ英雄を二人以上同時に味方にはできないので,念願の黄金を獲得したら,それ以外は融合に使うか破棄することとなる。
モンスターは,ストーリーとは無関係に味方にすることができる。基本的にはバトル中に専用コマンドを使って「封印」することとなり,モンスターの体力が低いほどその確率が高まる。このあたりも,コンシューマゲームによくある内容なので,理解するのは難しくないだろう。
さらに「英雄図鑑」には,封印したモンスターがマップ別に記録されていく。ただし,全種類が記録されるわけではなく,その基準も不明とのことで,図鑑を埋めるためには情報を集めるか,片っ端からモンスターを封印するほかない。
こうして味方にした英雄とモンスターはコレクションに加えられ,その中からプレイヤーが最大16体を自由に組み合わせてゲームを進めることになる。ちなみに最大16体といっても,バトルで同時に使えるのはそのうちプレイヤーキャラを含めデフォルトで4体,最大8体までで,残りは適宜入れ替えて使うこととなる。
そのほか,CBT期間中にはあまり実感できないかもしれないが,英雄やアバターアイテム,モンスターが稀にドロップする「モンスターカード」をコレクション可能になっている。設定されているさまざまな条件を達成するとポイントが溜まり,規定ポイントに到達するとプレイヤーのステータスを向上するボーナスが付与される。
また,オープンβテストでは,ハウジング/栽培などを楽しめる「荘園」システムが,正式サービス開始時にはオートバトルシステム(レベル20以上)と,連盟と領域の勢力同士で戦うRvRがそれぞれ実装される予定だ。
ともあれ,今回,募集の始まったCBTにて,聖剣ONLINEがどのようなゲームなのか,自分がどの職業に適しているのかなどを,まずは確認してほしいところである。
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