イベント
[E3 2013]E3会場で「Battlefield 4」の64人対戦をプレイ。上海を舞台にアメリカ軍と中国軍の死闘が繰り広げられる
デモは,ブースのかなりの部分を使って,PC版の64人対戦を実際にプレイしてもらうという派手なもので,これは4Gamerとしても参加せざるを得ないだろう。というわけで,順番待ちの長い列に加わって,実際にプレイしてきたので,その内容をお届けしたい。
「バトルフィールド 4」公式サイト
まずはデモの内容を確認してみよう
戦場となったのは,「Siege of Shanghai」と名付けられたマップで,6月11日に掲載した記事にある2つのムービーのうち,「E3 Multiplayer Gameplay -- Best Moments」で登場するものだ。音を立てて崩れ落ちる高層ビルが我々のドギモを抜いたのも記憶に新しいところだが,そこで戦えるというわけである。
世界設定については,未発表の部分も多いが,今回のマルチプレイだと戦闘はアメリカ軍対中国軍という構図になっており,ゲームモードは「Conquest」が選ばれていた。簡単に説明すると,マップの各地にある拠点を制圧することで,相手の「チケット」と呼ばれるポイントを減らしていくというモードである。
拠点を保持している数が多い,または保持時間が長いと相手のチケットの減りが速くなるというもので,シリーズ第一弾である「Battlefield 1942」(2002年)から存在する伝統と格式を誇るモードだけに,ファンには釈迦に説法だったかもしれない。
さて,掲載したスクリーンショットからもわかるように,上海は海に面した都市であり,敵と味方はいくつかの川をはさんで対峙した状態にある。そしてムービーに登場した高層ビルは,マップのほぼ中央にある岬の突端に建っている。海ではボートなどが使えるので,海路をたどって敵の背後に上陸するという作戦なども使えるかもしれない。
もう一つ,デモンストレーションで特徴的だったのが,司令官モード(Commander Mode)だ。「Battlefield 2」(2005年)で初登場した司令官システムが今回リバイバルされたわけだが,掲載した写真にもあるように,今回は両勢力の司令官に専用の試遊台が設けられており,そこでは司令官画面のほか,各種の情報にアクセスしながら部隊に命令を下すという感じになっていた。
しかし,この専用試遊台,なんだかカッコよすぎだ。もちろん,実際には各隊員からの直接映像が子画面にリアルタイムで映るなんてことはない(と思われる)。
実際の軍隊組織と同様,司令官は味方に「命令」が下せるほか,「偵察」「補給」,そして「火砲支援」が行える。Battlefield 4の支援では,火砲だけでなく,艦艇から発射するトマホークミサイルと,C-130輸送機を改造した「ガンシップ」も使用可能になっている。
Battlefield 2の司令官は,ほかの兵士達と同様,戦場に立ち,独特の司令官画面を使って部隊を指揮する。そのため,うっかり敵に見つかって殺されたりもしたのだが,Battlefield 4の司令官は戦場には立たず,専業で指揮できる。司令官はタブレット端末を使って,タッチ操作で指示を出すということもできるようだが,どうやって実現するのかはまだ教えてもらえなかった。
デモではEA DICEの担当者のほか,希望する来場者が司令官を順に務めていたが,実際に一兵卒としてプレイした感じでは,まあ,フィールドのプレイヤーがきちんと小隊を組んでいないので,あまり有効に機能していた雰囲気はない。もっとも,より勝敗に深くからんでくるという話もあるので,製品版がリリースされ,プレイヤーがゲームシステムに慣れれば,興味深いフィーチャーになりそうだ……と,Battlefield 2で司令官をクビになった経験のある筆者が言っても説得力は乏しいかもしれないが。
なお,このマップには航空機が登場しないため,もっぱら地上での戦いがメインとなる。用意された兵科は,前作「Battlefield 3」と同じく「Support」「Engineer」「Recon」,そして「Assault」の4種類で,役割および能力もほぼ同一のようだった。武器などのカスタマイズ要素は豊富で,サイトやバレル,グリップなどが細かく選択可能になっていた。ただしこれは,E3専用デモだからで,実際は戦闘を重ねて,地道にアンロックしていかなければならないのだろう。
それで,高層ビルはどうすれば倒壊するんだ?
さて,デモではありがちなことだが,それぞれのプレイヤーがいろいろなことを試してみるため,戦場はかなりの乱戦模様に陥った。約30分間のプレイ中,拠点を取ったり取られたりが繰り返され,なかなか決着がつかない。とはいえ,筆者の最大の興味はもちろん,どうやってあの高層ビルを倒壊させられるか? にある。ちょっと聞いたところ,ほかのいくつかのメディアもそう思っていたようだった。やっぱりね。
本作における大きなフィーチャーの一つとしてEA DICEが挙げているものに「Levolution」という造語があるが,これは戦況やプレイヤーの行動によって,地形の変形を伴うイベントが発生するというもの。
件のビルの屋上にも拠点が一つあるようなので,たとえば,拠点を奪い合う回数がトリガーになり,イベントとして倒壊する……というのはどうだろう。なにしろ,見上げるばかりの建築物であり,チマチマと柱や壁を撃ってどうにかなりそうな相手ではないし。ただ,ムービーにもあったように,拠点制圧後に急いで脱出しないと,崩壊に巻き込まれそうだ。
一方で,トマホークミサイルを撃ち込んで,ダメージを与え続ける(もしくは,ビルの地下にある何かをミサイルで破壊する)という,「Battlefield 2142」のタイタンを思わせるまことしやかな説も流れていたりする。
実をいうと,今回のプレイではビル倒壊には至らなかったので,その手段は謎のままだ。報告できず残念なところだが,本作に関してはE3 2013終了後も引き続きレポートしていく予定なので,いずれお伝えできるといいかなーって。
試遊の30分はあっという間。グラフィックスには磨きがかかりまくっているが,それでもしばらくプレイすれば,それが間違いなくBattlefieldであることが分かり,従来作のプレイヤーならほっと安心できるはずだ。短い時間とはいえ,これほどの注目作が一足お先に,しかも64人対戦で遊べてしまうのだから,E3ってすごいっす。マルチプレイFPSのファンは,続報に期待しよう。
「バトルフィールド 4」公式サイト
4GamerのE3 2013特設ページ
- 関連タイトル:
バトルフィールド 4
- 関連タイトル:
バトルフィールド 4
- 関連タイトル:
バトルフィールド 4
- 関連タイトル:
バトルフィールド 4
- 関連タイトル:
バトルフィールド 4
- この記事のURL:
キーワード
(C) 2013 Electronic Arts Inc. Trademarks belong to their respective owner. All rights reserved
(C) 2013 Electronic Arts Inc. Trademarks belong to their respective owner. All rights reserved
(C) 2013 Electronic Arts Inc. Trademarks belong to their respective owner. All rights reserved
(C) 2013 Electronic Arts Inc. Trademarks belong to their respective owner. All rights reserved
(C) 2013 Electronic Arts Inc. Trademarks belong to their respective owner. All rights reserved