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クルマ評論家とダンサーがゲームの本格度をアピール。「Xbox 360『大』感謝祭 2012 夏」の「Forza Horizon」「Dance Central 3」ステージをレポート
“クルマ好き”が作ったと一発で分かる「Forza Horizon」の魅力
「Forza Horizon」は,「Forza Motorsport」シリーズのノウハウを投入したオープンロードのアクションレーシングゲームで,2012年10月25日発売予定となっている。
このステージでは,「Forza Horizon」のプロダクトマネージャーを務める日本マイクロソフトの南雲 聡氏と,クルマ専門のブログメディア「クリッカー」のプロデューサーである三栄書房の小野真人氏が登場し,同タイトルの魅力を語った。
三栄書房 小野真人氏 |
日本マイクロソフト 南雲 聡氏 |
まず紹介されたのは,「Forza Horizon」のキーアート。小野氏は,ここに描かれているSRT VIPERについて,5月に発表されたばかりの「アメリカンドリームのスーパーカー」と説明。搭載されるV10エンジンの排気量は8.4リッターと,自然吸気エンジンでは世界最大であり,最大トルクも80kgf・mを超えるという。
現在,こういったクルマでは挙動をコンピュータで制御し,安全を確保するが一般的だが,小野氏いわく,SRT VIPERは,そういった機能を取り入れていない「男前のクルマ」で,「1.5トンという軽量のボディを後輪だけで走らせています」とのことである。
ちなみにキーアートでSRT VIPERの後ろを走るグンペルト・アポロも,アウディ製V8エンジンを搭載し,時速360kmを実現しているモンスターマシンだ。南雲氏は,ものすごいクルマ達を好きなように走らせられるという意味を込めて,SRT VIPERやグンペルト・アポロを同タイトルのキーアートに採用したと説明した。
また,このキーアートでは,米・コロラドをモチーフにした背景も描かれている。小野氏はコロラドのイメージを,砂漠とまでは行かなくとも,あたり一面土と崖という感じと表現しつつ,その一方で意外に緑も多いと説明。南雲氏は,そうしたコロラドの地を開発チームがロケハンしてゲーム内に再現したというエピソードを紹介した。
小野氏は相当に「Forza Motorsport」シリーズをやり込んでいるとのことで,その魅力を「リアリティに尽きます。タイヤ1つでも,メーカーのピレリからデータを提供してもらって忠実に再現している。それはクルマの作りや音においても同じで,なかなか乗る機会のないクルマをリアルに感じられることがすごいですね」と絶賛した。
ここで南雲氏が,「Forza Horizon」ではシリーズのゲームエンジンを応用し,オープンロードのアクションレーシングになっていることを紹介。E3 2012で本作をプレイしたという小野氏は「サーキットではレコードラインをそのままトレースすることでタイムを縮められます。しかし『Forza Horizon』は,時間だけでなく広さもある」と,新しい道を発見してタイムを縮めたり,さまざまな状況の路面を走ったりできる本作ならではのポイントを挙げた。さらに,対向車の存在が,サーキットとは異なる刺激と醍醐味を生んでいるとした。
続いて話題は,レースゲームとしては珍しい,ストーリーの存在に移った。本作のストーリーは,プレイヤーがクルマ好きのイベントに参加して,名声を上げていくという内容だが,その雰囲気は,さながらロックフェス。小野氏は開発スタッフがわざわざ来日し,フジロック・フェスティバルを取材したエピソードを明かした。またクルマと音楽の関係について「クルマの中は,音楽を聴くのに最高なんです。両者は切り離せない」とも話していた。
ゲームの概要紹介が終わったところで,南雲氏によるデモプレイが披露された。ゲームがスタートすると,フェスティバルの会場を目指すことになるのだが,ここで早くもほかのフェス参加者達とのレースが始まる。フェスティバルの中心地に到達すると,ゲーム内で溜めたクレジットを使って,クルマを入手したり,チューニングを施したりといったことができるようになるそうだ。
加えてデモプレイでは,ほかのクルマをギリギリですり抜けたり,ポールを倒したりするとクレジットが溜まっていくことや,連続でドリフトなどを決めるとコンボとなることなどが明かされた。
そのほかの要素としては,クルマのダメージ表現やリワインド機能が紹介された。ダメージ表現については,路面に壊れたパーツが転がっている,というシーンまで表現されるとのことだ。リワインドは「Forza Motorsport」シリーズおなじみの巻き戻し機能で,大きくコースアウトしたときなどにゲームを少し前からやり直せるというものだ。
ステージの最後で南雲氏は「Forza Horizon」では,これからも発売に向けて段階的に情報を提供していくので,今後も期待してほしいと述べた。また小野氏は「最初のトレイラーを観ただけでも,本当のクルマ好きが作ったことが一発で分かります。ぜひクルマが好きな方に遊んでほしいです」とアピールした。
ダンスの練習にも最適な「Dance Central 3」
日本マイクロソフト 角田 麗氏 |
ステージには同タイトルのプロダクトマネージャーを務める,日本マイクロソフトの角田 麗氏が登場し,まずストーリーモードについて紹介した。今回は,1970年代のディスコから,2012年に至るまでさまざまな年代のダンスシーンを,タイムトリップによって楽しめるようになっているという。その過程では前作にも登場した,Dr.タントとプレイヤーとの対決が描かれていくそうだが,角田氏いわく今の段階ではこれ以上話せないとのことだ。
また最大8人まで参加可能(同時プレイは最大2人)な「パーティモード」や,ダンスバトルを楽しめる「クルーチャレンジ」も紹介された。
クルーチャレンジは,2人対2人でダンスの腕を競うチーム戦で,それぞれ異なるルールを用いた全4回戦が行われる。
1回戦の「パフォーマンスバトル」は,画面の指示通りに踊るというベーシックな内容だ。続く2回戦は,いかにリズムを保って踊れるかを競う「キープ ザ ビート」,3回戦は自分の作ったダンスを相手に踊らせるという「メイク ユア ムーブ」で,いずれもリズムの正確さやダンスの再現性に応じて特典が加算される。そして最後の4回戦「Final ショーケース」では,持てる力をすべて発揮して踊るわけだがが,途中,指定されたポーズを決めるとボーナス得点が入るようなミニゲームの要素も含まれているとのことだ。
ステージでは,ニコニコ動画のダンサー4名が「クルーチャレンジ」に挑戦。4名とも「Dance Central」シリーズをプレイすること自体,初めてだ |
会場では,ニコニコ動画などで活躍するダンサー4名が,実際にクルーチャレンジに挑戦。ダンサー達は,プレイ後に「同じ動きでも,角度が違うと判定が変わるほど正確さを求められるので,ダンスの練習にはもってこい」「プレイを重ねれば,ダンス初心者でも楽しく踊れるようになるはず」と口々にコメントし,「Dance Central 3」の本格度をアピールしていた。
ダンサー達は,次々と「NICE」「PERFECT」といった評価を重ね,得点をゲットしていく |
今回のステージで,評論家や経験者からのお墨付きをもらった「Forza Horizon」と「Dance Central 3」。ともに人気シリーズの最新作であるということもあって,完成度の高さには期待できそうだ。
「Forza Horizon」公式サイト
「Dance Central 3」公式サイト
「Xbox 360『大』感謝祭 2012 夏」公式サイト
- 関連タイトル:
Forza Horizon
- 関連タイトル:
Dance Central 3
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