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UL,「3DMark」にPCI Expressの性能を測定する新機能テストの追加を予告
なお,この新しい機能テストが利用できるのは,3DMarkの有償版であるAdvanced EditionとProfessional Editionで,無料のBasic Editionでは使えない。
AMDが7月7日に発売予定の新型CPUであるRyzen Desktop 3000シリーズと,AMD X570チップセットを搭載するマザーボードを組み合わせると,PCIe 4.0の利用が可能になる。また,グラフィックスカード側も,演算アクセラレータの「Radeon Instinct MI50」や,7月7日に発売予定のRadeon RX 5700シリーズがPCIe 4.0をサポートする予定だ。
PCIe 4.0は,既存のPCIe 3.0と比べて2倍の帯域幅を実現しており,GPUの接続に使われるPCIe x16の場合,片方向で約31.5GB/s,双方向では約63GB/sの理論帯域幅を持つ。新しい機能テストは,PCIe 4.0とPCIe 3.0の帯域幅における違いを計測するだけのテストといえようか。また,Thunderbolt 3接続を利用した外付けグラフィックスボックスの実効帯域幅を計測するのにも使えるかもしれない。
ULによると,PCIe帯域幅を測定する新しいテストは,極めて簡単かつ短時間に実行できるテストだそうだ。CPUからGPUに小さなオブジェクトを大量に送ることで帯域幅を測定するという内容であるそうで,ULが公開しているテストのスクリーンショットからも,雰囲気が伝わってくる。
新テストの導入時期は明らかになっていないが,Ryzen 3000シリーズとPCIe 4.0対応グラフィックスカードを導入する予定のある人は,期待してみるのもよさそうだ。
新世代「3DMark」のPC版がついに登場。4Gamerでミラー開始
ついに,新世代「3DMark」が登場した。正式な発表は日本時間2013年2月5日3:00の予定だが,公式ミラーサイトには1時間前の掲載が許可されたので,インストーラをUpしつつ,新しい3DMarkの概要を紹介してみたい。「モバイルデバイス対応」が最大のウリながら,そのほかにも見どころは少なくない印象だ。
ULの当該プレスリリース(英語)
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