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[E3 2012]Xbox LIVE アーケード「Happy Wars」のデモプレイをチェック。15対15,計30体の2頭身キャラクターが入り乱れて戦うオンラインアクション
本作は,ファンタジー世界を舞台としたオンラインアクションゲーム。プレイヤーは,草原や暗黒世界,海底といったさまざまな戦場で,仲間と協力しながら「大魔法合戦」や「攻城戦」などに挑むことになる。2頭身の可愛いキャラクター達が入り乱れてのコミカルなバトルを楽しめる作品だ。
本作のウリとなるのは,15対15の2チームに分かれて行う対戦モードである。今回ブースで披露されたデモプレイでは,このモードの詳細を確認できた。
なお,E3 2012に合わせて,対戦とキャラクターのカスタマイズの様子を確認できるムービーが公開されている。こちらをざっと見ておけば,本作の雰囲気を掴めるだろう。
対戦モードでは,相手チームの拠点を制圧したチームが勝利となる。2チームの拠点間には「タワー」という小さな拠点がいくつか設置されており,プレイヤー達はこのタワーを制圧しながら敵の拠点に向かって侵攻していく。
ゲーム開始時に,プレイヤーは「戦士」「僧侶」「魔法使い」の3つから自分の職業を選ぶ。戦士は近接攻撃,僧侶は味方の体力回復,魔法使いは遠距離攻撃がそれぞれ得意……と,ここまでは「よくある」システムなのだが,ユニークなのは僧侶に「資材の供給」という能力があることだ。これは大型の兵器などを作る資材を出現させる能力なのだが,詳細については後述しよう。
戦闘が始まると,プレイヤーは職業ごとに11種類ずつ用意されたスキルを駆使して,敵を倒していく。戦士なら周囲の敵を巻き込む「竜巻切り」,魔法使いなら火の玉で敵を攻撃する「ファイアボール」などを使って戦い,僧侶なら「ヒール」で味方の体力を回復するといった具合だ。2頭身のキャラクターがわらわらと敵に群がったり,スキルで吹っ飛ばされたりする様子はなかなか可愛い。
スキルには1人で使うものに加えて,味方と協力して繰り出す「チームスキル」がある。戦士は陣形を組んで突撃する,魔法使いは隕石を召喚するなど,チームスキルには戦況を一変させるような威力を持ったものが用意されている。
ちなみに,チームスキルの発動に必要な条件は仲間の人数だけで,職業は関係ないとのこと。戦士が1人で残りが全員魔法使いというチーム構成でも,人数さえ揃っていれば戦士のチームスキルは発動可能というわけだ。
次は,中間拠点となるタワーの攻略だ。自チームが制圧したタワーは,チームのキャラクターが死んだ場合のリスポーンポイントとなるので,非常に重要である。
ちなみに,リスポーン時には,あらためて職業を選択できる。キャラクターのレベルは職業を変えても下がることはないので,戦況を見ながら,必要とされている職業を選ぶと良さそうだ。
複数あるタワーを次々に制圧して,敵の最終拠点である城に辿り着いても,そこからがなかなか難しい。城門が固く閉ざされている上,城壁の上にバリスタなどの大型兵器が設置されているので,正面から行っても返り討ちにされてしまうのだ。
そこで役立つのが,前述した“資材を生む”という僧侶のスキル「資材召喚」。これはバリスタのような大型兵器を作ったり,城壁を乗り越えるためのハシゴをかけたりするのに必要な資材を出現させるスキルである。デモプレイではハシゴをかけて味方を敵の城内に押し込もう(?)としていたが,そのたびに敵に見つかって集中攻撃を受けてしまい,なかなか成功しない。そうこうしているうちにデモプレイは終了となり,結局,勝負の行方を見届けることはできなかった。
今回のデモプレイを見て印象に残ったのは,本作のゲームシステムが極めてシンプルな点だ。職業を思い切って3つに絞っているうえ,勝敗を決するルールやチームスキルの発動条件なども明快。誰でもすんなりとゲームに入っていけるのではないだろうか。
本作の配信は2012年内の予定。価格は未定だが,Xbox LIVE アーケードタイトルだけに,手の出しやすい価格になることを期待したい。カジュアルなオンラインゲームが好きな人は覚えておこう。
スクリーンショット
「Happy Wars」公式サイト
「E3 2012の特設ページはこちら」
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Happy Wars
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