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  • MAGES.
  • 発売日:2012/06/28
  • 価格:通常版:7140円,限定版:9240円(共に税込)
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AR端末でプレイヤーとキャラクターの距離感が縮まる。「Xbox 360 感謝祭」で志倉千代丸氏が「ROBOTICS;NOTES」を解説
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印刷2012/06/18 13:24

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AR端末でプレイヤーとキャラクターの距離感が縮まる。「Xbox 360 感謝祭」で志倉千代丸氏が「ROBOTICS;NOTES」を解説

画像集#008のサムネイル/AR端末でプレイヤーとキャラクターの距離感が縮まる。「Xbox 360 感謝祭」で志倉千代丸氏が「ROBOTICS;NOTES」を解説
MAGES.の代表取締役社長で,ROBOTICS;NOTESの企画・原作を手掛ける志倉千代丸氏
 2012年6月17日に東京・秋葉原で開催されたイベント「Xbox 360 感謝祭 in AKIBA 〜ハマる アクション ゲーム生活! この夏、行こうゲームの新境地。〜」で,6月28日に発売されるアドベンチャーゲーム「ROBOTICS;NOTES」PlayStation 3 / Xbox 360)「のトークイベントが開催された。

 ステージでは,渡辺浩弐氏かよぽりすさん渚さんの3人が司会をつとめ,ゲストにはROBOTICS;NOTESの企画・原作を手掛けるMAGES.代表の志倉千代丸氏が登場。実機を使用してゲーム内容の解説を行ったので,その模様をお届けしよう。

画像集#009のサムネイル/AR端末でプレイヤーとキャラクターの距離感が縮まる。「Xbox 360 感謝祭」で志倉千代丸氏が「ROBOTICS;NOTES」を解説
志倉氏は,以前ある番組で渚さんと麻雀を打ったというエピソードを披露。麻雀初心者だった志倉氏は,ウィキペディアで役を調べながら打って勝ったそうだ

 ROBOTICS;NOTESは,「CHAOS;HEAD」「STEINS;GATE」PC / PlayStation 3 / Xbox 360 / PSP)と続く科学アドベンチャーシリーズ第3弾となる作品だ。続編という位置づけではないものの,同じ世界観を共有し,種子島にある高校のロボット研究部を舞台とした少年少女たちの物語が描かれる。
 前作で好評だった,選択肢を排除したシステムは今作でも「ポケコントリガー」という形で引き継がれている。これは主人公が持っているモバイル端末「ポケコン」を,プレイヤーがいつでも呼び出して使えるというもの。「昔のアドベンチャーゲームでは,何かを調べるときなどに,システム的なものとして矢印が画面に出ていたけれど,それを出したくなかった」と話す志倉氏。今回はゲーム中にAR要素を取り入れることで,主人公たちと同じ体験をしながら,ゲームを進めていけるようになるとのことだ。

 続けて志倉氏は,本作の序盤をプレイしながら解説を行った。現在配信中の体験版をスタートさせた直後に見られる場面は,実は物語のかなり後半にあたる部分で,そのシーンがプロローグとして挿入されているという。
 続く第1章では,主人公である八汐海翔(やしおかいと)がポケコンを起動し,ARアプリの「居る夫。」や格闘ゲームの「キルバラッド」,つぶやきアプリの「ツイぽ」など,さまざまなアプリを使う様子が紹介された。このようにポケコンで何かしらの操作を行うことで,物語が進んでいくのだ。
 志倉氏はこのシステムの効果を「実際の人生と同じく,分岐したきっかけが分かりにくい」と解説している。
 ちなみに,居る夫。では各シーンの背景につけられた「タグ」を調べて,さまざまな情報を確認するといった楽しみ方もできるようだ。

画像集#001のサムネイル/AR端末でプレイヤーとキャラクターの距離感が縮まる。「Xbox 360 感謝祭」で志倉千代丸氏が「ROBOTICS;NOTES」を解説
物語を進めるうえで,ポケコンは重要な端末だ。これはアプリの居る夫。で,会話相手のあき穂にネコ耳服を着せているところ
画像集#002のサムネイル/AR端末でプレイヤーとキャラクターの距離感が縮まる。「Xbox 360 感謝祭」で志倉千代丸氏が「ROBOTICS;NOTES」を解説
ポケコンを使って格闘ゲームをするシーンでは,実際にアクションをする必要はなく,画面に表示されたボタンを正しく押せばいい
画像集#003のサムネイル/AR端末でプレイヤーとキャラクターの距離感が縮まる。「Xbox 360 感謝祭」で志倉千代丸氏が「ROBOTICS;NOTES」を解説
居る夫。のAR機能を使って背景などを見ると,タグが付けられている場所があり,これを調べるとその詳細がわかる
画像集#004のサムネイル/AR端末でプレイヤーとキャラクターの距離感が縮まる。「Xbox 360 感謝祭」で志倉千代丸氏が「ROBOTICS;NOTES」を解説
マップアプリの「deluoode map」は,ゲーム中の地図を見られる。これを使った宝探しのイベントもあるらしい

 この1章は,青空が綺麗な種子島ののんびりとした雰囲気をそのままゲームに反映させていて,章の約7割がゆったり進んでいく内容とのこと。しかし,物語が進むにつれて青空ではないシーンも増え,第3章以降ではかなりきついシーンも用意されているという。既存のシリーズ作品における物語後半の意外な展開を期待している人も楽しめるのではないだろうか。

旧種子島空港のハンガーに格納されたロボットは,ロボット研究部の先輩たちが残したもの。このシーンではあき穂の視点で物語が進んでいるが,これにより海翔が知らない事実をプレイヤーが知ることもできるという仕掛けになっている
画像集#005のサムネイル/AR端末でプレイヤーとキャラクターの距離感が縮まる。「Xbox 360 感謝祭」で志倉千代丸氏が「ROBOTICS;NOTES」を解説 画像集#006のサムネイル/AR端末でプレイヤーとキャラクターの距離感が縮まる。「Xbox 360 感謝祭」で志倉千代丸氏が「ROBOTICS;NOTES」を解説

 解説を終えた志倉氏は,渚さんからの「声優さんはどんな基準で選んでいるんですか?」という質問に,声の質だけではなく,キャラクターに骨格が似ていたり,キャラクターと声優本人が持っているパーソナルな部分が多少なり重なる人を選ぶと回答。それにより,キャラクターのリアリティが増し,プレイヤーも物語により没入できるようになるとのことだ。

 また,志倉氏は本シリーズで,これまでのアドベンチャーゲームよりも踏み込んだ,主人公とプレイヤーとの距離感を追求していると明かした。ROBOTICS;NOTESでは,ARを使ってプレイヤーが画面を調べたことを登場人物も知っている,というところに既存の作品とは違う距離感があり,これがゲームへの没入感にもつながるという。

 志倉氏が考えるゲームならではの面白さを追求した本作の体験版は,現在Xbox 360版,PS3版ともに配信中なので,プレイしてみよう。

画像集#007のサムネイル/AR端末でプレイヤーとキャラクターの距離感が縮まる。「Xbox 360 感謝祭」で志倉千代丸氏が「ROBOTICS;NOTES」を解説
会場ではROBOTICS;NOTESの試遊台も用意されており,製品版をゲームスタートから約15分プレイできた

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