連載
連載:今日から始める「ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3」。最終回は注目キャラへの対策や用語を徹底解説。攻略に役立つデータ集も
いよいよ今週で本連載も最終回。新キャラクター攻略も全12キャラクターが終了したところで,今週は発売3週間を経過して注目されているキャラクター,そしてそのキャラクターへの対策をピックアップして紹介していこう。さらには本作をプレイ/観戦する上で知っておきたい基礎知識を用語集の形にまとめているので,そちらも要チェックだ。
さらにはライター陣が解析した全キャラクターの性能表も,2ページ目がカプコンサイド,3ページ目がマーベルサイドと分けて掲載している。各キャラクターの総体力やオススメオーダーなどの基本情報から,ダウン追い打ち対応技まで,かゆいところに手が届くデータを一挙公開。ピックアップキャラクター解説と併せて,今後の対戦に役立ててほしい。
連載Index
- 既存キャラクター&トレンド攻略
├ 注目キャラクターとその対策
├ UMvC3用語集
├ データセクション:カプコンサイド
└ データセクション:マーベルサイド
流行りの戦術に対応! 注目キャラクターとその対策
まずはネットワーク対戦で困りがちな,各キャラクターの強力な連係への対抗策を紹介。本作は独自の能力を備えているキャラクターが多く,その連係の内容,弱点を知らないと,何をされているか分からないまま倒されてしまうことも多い。
よく使用される連係,反撃確定ポイントにはしっかり対応策を用意して,戦いを優位に進めていきたい。
アマテラス/筆しらべ 荒神楽への対策
筆しらべ 荒神楽は攻撃範囲が広いため,相手のヴァリアブルアシストを巻き込んで攻撃できるケースが多く,使用機会の多いハイパーコンボだ。一見すると攻撃の持続時間が長く,ガードされても安全なハイパーコンボに見えるが,1段目の炎部分をアマテラスの近くでガードした場合は反撃ができることを覚えておきたい。
具体的な反撃方法としては,1つ目に2段目の攻撃が来る前に空中投げで捕らえるやり方がある。これは全キャラクターが狙えるが,相手に投げ抜けされる可能性があるのが難点だ。
もう1つは1段目ガード後に,ワープ技で相手の背後に回り込む方法。筆しらべ 荒神楽は見た目とは違い,相手の背後には攻撃判定がない。ワープ系の必殺技を持っているキャラクターなら,そこからのコンボでお灸を据えてやろう。
キャプテン・アメリカ/反撃ポイントを絞り,確実なダメージを与える
飛び道具無敵のチャージングスターが強化され,さらに空中投げからLシールドスラッシュで追撃,さらには2段ジャンプも可能と,前作から大幅なパワーアップを遂げたキャプテン・アメリカ。相手にする場合は,反撃ポイントを見逃さず,しっかりと反撃を入れていきたい。
キャプテン・アメリカのしゃがみをガードした後は,相手はシールドスラッシュで隙をフォローしてくるはず。このとき,アドバンシングガードで間合いを離さなければ,シールドスラッシュの1段目ガード後,2段目が到達する前に反撃を決められる。攻撃を当てればシールドスラッシュの攻撃判定も消失するので,安心してコンボで追撃できる。
ウェスカー/鎖巡型をガードしたら反撃を決める
ウェスカーが画面内を飛び回るため,一見ガードしても反撃しづらくみえる鎖巡型だが,攻撃終了後は発動と同じ地点にウェスカーが戻ってくる。隙は見た目より大きいので,反撃のポイントさえ把握しておけば簡単にリスクを背負わせられる。
ウルヴァリン/バーサーカースラッシュに反撃する
相手の背後に回り込んで攻撃するバーサーカースラッシュは,隙をフォローするバーサーカーチャージとセットで使用される機会が多い。ガードしてもウルヴァリンの攻勢が続いてしまうので,状況によってはガードキャンセルX-ファクターを使用してでも反撃を叩き込みたいところだ。
バーサーカーチャージの暗転演出を確認したら,すぐにX-ファクターを発動。これで相手のバーサーカーチャージの硬直中に,こちらの攻撃をヒットさせられる。X-ファクターの攻撃力アップ効果を活かしたそこからのフルコンボで,やっかいなウルヴァリンには早々の退場をお願いしよう。
ビューティフルジョー/しゃがみ→Mグルーヴィーアッパーに割り込む
逃げを主体とした戦術が強力なビューティフルジョーを相手にする場合,一度のチャンスで相手を捕らえ,一気に沈める立ち回りが重要になってくる。そこで狙いどころとなるのが,コンボ構成の要となるしゃがみ→Mグルーヴィーアッパー部分への対処方だ。
ビューティフルジョーのしゃがみにアドバンシングガードをいれ,Mグルーヴィーアッパーを空振りさせれば,相手が空中ダッシュで逃げにまわる前にジャンプ攻撃で反撃を決められる。ある程度相手の動きを読む必要はあるが,ビューティフルジョーと戦ううえでは必ず頭に入れておきたい対策だ。
タスクマスター/スティングマスターにリスクを背負わせる
タスクマスターの近距離戦の要となる+。前作ではガード後容易に反撃が可能だったが,本作で追加されたスティングマスターで隙のフォローが可能になり,欠点がなくなってしまっている。
そこで+をガードしたら,即座にアドバンシングガードで相手との間合いを離してしまおう。すると続けてスティングマスターを出しても空振りとなることが多いので,その隙にダッシュからの攻撃で反撃を叩き込みたい。またゲージが使える勝負どころなら,あえてスティングマスターをガードし,スナップバックやガードキャンセルX-ファクターからの切り返しを狙うのもいいだろう。
ダンテ/エアトリックを読んでダンテの動きを制限する
相手の背後に回り込むエアトリックは,ダンテの接近手段の要。ダンテ戦では常にこのエアトリックを警戒し,安易にワープしてきた場合には的確に反撃を決めたいところだ。
まずもっとも簡単な反撃方法は,ダンテが消えたことを確認してから+で空中投げを狙うやり方。投げ抜けされる可能性はあるものの,ワープ後のダンテはジャンプからのコンボを狙っており,投げ抜けのための連打を仕込みにくい。ゆえにここでの空中投げは,ダンテにとってもかなり避けずらいはずだ。
また反応速度が問われるものの,頭上へ攻撃するタイプの攻撃などで,出現直後のダンテを攻撃する方法もある。こちらはエアトリックの隙に攻撃を当てられるため,確実なダメージを与えられる。
ネメシス T-型/T/Cによる空中復帰攻めに対抗する手段
空中コンボ中に立ち→遅めにMT/Cと連係することで,空中復帰直後の相手に投げを狙えるネメシス T-型。回避が非常に困難なうえ,T/C後のコンボでそのまま一気に倒されかねない,かなり危険度の高い連係となっている。
対応策の基本となるのは,ネメシス T-型のコンボ中にニュートラル空中復帰を意識すること。前方,後方空中復帰より高度が低いため,相手のT/Cが空振りしやすくなる。
さらに空中復帰と同時に,センチネルのセンチネルフォース(体当たり)のような攻撃発生が遅いヴァリアブルアシストを呼ぶのもの一つの方法だ。T/C自体は回避できずとも,T/C後の追撃を阻止できるため,比較的軽いダメージで仕切り直すことができる。
バージル/烈風幻影剣はヴァリアブルアタックで対策を立てる
頭上に設置された幻影剣が時間差で落下してくる烈風幻影剣は,バージルに攻撃を当てても消失することのない,非常に厄介なハイパーコンボだ。降り注ぐ幻影剣は連続ガードにならないため,トリックダウンと組み合わせられるだけで,容易にガードを揺さぶられてしまう。
この烈風幻影剣を付けられてしまった場合は,まずヴァリアブルアタックでキャラクターを控えに回すことを考えてみよう。控えに回れば幻影剣は消失するうえ,相手がトリックダウンでガードを崩しに来た場合,出現時の攻撃もヒットしやすい。
さらにヴァリアブルアタックを警戒してくる相手には,ディレイドハイパーコンボでの交代も考慮に入れよう。ハイパーコンボゲージを2本消費してしまうが,バージル側も円陣幻影剣→烈風幻影剣で同じ量のゲージを消費しているので,その意味ではイーブンだ。
ハルク/画面端の対空ガンマチャージ連係の対処法に要注意
ガンマチャージにスーパーアーマーがついたため,強引に相手を追いつめられるようになった今作のハルク。とくに画面端でのラッシュは,対処法を知らないと抜け出すこともできず,かなりやっかいだ。
対空ガンマチャージ〜追加は,画面端で連発されるとアドバンシングガードをしても間合いが離れにくく,崩されずともずっと体力を削られ続けるハメになる。この連係に持ち込まれたら,慌ててアドバンシングガードをせず,ハルクの着地を待ってからアドバンシングガードを発動すること。これで間合いを大きく離すことができる。相手が間合いをつめてくる前に,スーパージャンプで画面中央側へ脱出しよう。
ホークアイ/スペシャルショット【ギムレット】の削りダメージを防止
ホークアイのスペシャルショット【ギムレット】(以下,ギムレット)は,相手キャラクターの位置をサーチするうえ,単発攻撃なのでアドバンシングガードも狙いにくく,削りダメージを回避するのが難しい。
そこで体力ゲージが残り僅かな状況でギムレットを出された場合は,暗転中にorを押し続け,ヴァリアブルアタックを出してしまおう。ギムレットに対する反撃は間に合わないが,攻撃を空振りさせつつ安全に交代できる。地上にいるときは必ず意識しておきたい対応策だ。
マグニートー/しゃがみをガードした後の注意点
今作のマグニートーは,新たに追加された必殺技のアトラクション,リパルション,グラビテーションの3つを使うことで,相手の行動をかなり操れるため,立ち回りがかなり強化された。相手にした場合は防戦一方になりがちなので,反撃に出るためにも,相手の不用意な行動は見逃さないようにしたい。
コンボの始動技になりやすいマグニートーのしゃがみをガードしたら,まずはアドバンシングガードで間合いを離さず様子見しよう。ここでEMディスラプターへつないできた場合は,ガード後の反撃を狙う。飛行→ジャンプへと連携してきた場合は,ジャンプガード後にアドバンシングガードを発動して間合いを離し,再度のチャンスをうかがっていこう。
動画勢に贈る「ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3」用語集
今回の攻略記事やムービー中には,格闘ゲームならではの専門用語や,UMvC3特有のスラング,特殊なテクニックを示す用語など,普段遊ぶゲームではあまり馴染みのない単語が多数登場していたはず。ここでは,そんな用語の中からいくつかをピックアップして紹介,解説していこう。
ここで挙げられた単語の意味を理解しておけば,これまでの解説もより分かりやすく,また大会などの観戦時などにも役立つはず。また説明から漏れていた本作の基本テクニックなどもフォローしているので,合わせて参考にしてほしい。
アドバ漏れ
相手の攻撃を予測してアドバンシングガードを狙う場合,相手が攻撃を出してこなかった場合に,やの通常技が暴発してしまう危険性がある。この状態,もしくは暴発した通常技のことを「アドバ漏れ」と呼ぶ。
攻撃側は攻撃をガードさせたあと,次の攻撃を遅めにつなぐことで,このアドバ漏れを誘うことができる。アドバ漏れが発生すると,漏れた通常技の出がかりに遅出しの攻撃がヒットしてしまうのだ。
何気ないしゃがみ→しゃがみという連係がヒットした場合は,大抵このアドバ漏れが発生しているものと考えればいいだろう。
暴れ
相手の連係中に攻撃発生の速い通常技――本作ではしゃがみなどを連打することで,相手の連係に割り込むという,格闘ゲームでは定番のテクニック。
ガードが途切れない連続攻撃の途中であれば,しゃがみガードとなるを入力しながらボタンを連打していてもガードは途切れることがなく,相手の攻撃に隙間ができたときに初めて攻撃を発生することになる。
状況によってはそこから逆転に転じられる有効な一手ながら,多用すると逆に「暴れ潰し」――故意に攻撃の間隔を空けることで,暴れで発生したL攻撃を潰す連係を展開され,痛い目に遭うこともある。
暗転返し
ハイパーコンボの発動演出を確認してから,無敵時間のあるハイパーコンボで反撃するテクニック。この「暗転返し」には,無敵時間があるハイパーコンボを活用するのがセオリーとなる。本稿の最後には,各キャラクターの持つ無敵時間があるハイパーコンボを纏めたデータセクションを設けてあるので,ぜひ役立ててほしい。
なお本作ではハイパーコンボからハイパーコンボへとつなぐ,ディレイドハイパーコンボがあるため,この暗転返しが幾度も交錯する展開も発生しうる。
ウェーブダッシュ
ダッシュを高速で繰り返すテクニック。本作ではやといった定番の操作のほかに,の同時押しでもダッシュが可能だ。そしてダッシュは,しゃがむことでキャンセルできるため,→→→……と操作をくり返すことで,途切れることなくダッシュし続けられる。またダッシュより若干難度は上がるものの,+→→+→……という操作なら,バックダッシュでも同様のことができる。コンボでの追撃や,相手との間合いの調整に活用していこう。
ちなみにこのウェーブダッシュは,アメリカ発祥の用語の一つ。キャラクターが波打つように動くことから名付けられたもののようだ。
コンボシステムの注意点
連載の第2回でも掲載した内容だが,ここでも改めて説明しておこう。本作では,攻撃ごとにヒット時ののけぞり時間,空中復帰不能時間が設定されているが,コンボ開始からの時間経過によって,これらは徐々に減少していくシステムになっている。そのためコンボ序盤では繋がる構成でも,終盤になると繋がらなくなることがしばしば発生する。
なお地上と空中では減少効果が別々に計算されており,空中復帰不能時間の減少は,地上コンボのスタートからではなく,相手を浮かせてからのカウントとなる。豆知識として覚えておこう。
壁バウンド,地面バウンド
上記のコンボシステムの注意点と同様に,コンボを考えるうえで覚えておきたいのがこの各種バウンド効果。どちらのバウンドも空中復帰不能時間が長いため,コンボのダメージアップには欠かせない要素だが,回数に制限がある点に注意したい。
1度のコンボ中にはどちらのバウンドも各1回ずつしか発生させられず,壁バウンドを発生させた後に再度壁バウンドを誘発する攻撃を当てても,壁バウンドしなくなる。これは地面バウンドも同様だ。
チキンガード
こちらも第2回で解説した,空中に逃げて相手の攻撃を空中ガードで凌ぐテクニックの総称。空中ガードには中段・下段攻撃の属性が存在しないため,ガードが崩されやすい本作では必須の防御手段となる。とくに難しいテクニックではないので,とりあえず相手に攻め込まれたら方向へ入力して空中に逃げる,という癖をつけておこう。
ジャンプ移行フレーム
上方向を入力してから,ジャンプが成立する(キャラクターが空中判定になる)までの時間を指す用語。本作の場合は,このジャンプ移行フレームが4フレーム(1フレーム=1/60秒)に設定されており,この4フレームの間に攻撃を受けた場合は,地上のけぞりとなる。
ただしジャンプ移行フレーム中はガードが可能なため,を入力してジャンプしようとした場合は,立ちガードの入力も兼ねているため比較的安全。これが前述のチキンガードが強い理由でもある。チキンガードを崩すには,密度の濃い(間隔が4フーム以内になる)下段攻撃の連係が必要となる。
出現攻め
本作では,交代時に操作をまったくおこなわない場合,着地するまで投げに対する無敵時間が持続するようになっている。そのため相手の着地点を狙って背後に回り,ガード方向を惑わせていくのが効果的。全キャラクターで狙える,かつガードが困難な強力な攻めだ。この連係を嫌がって動く相手なら,今度は空中投げで捕らえていこう。
対空
空中から攻撃してくる相手を迎撃する戦術を総称した格闘ゲーム用語。本作における対空には3つのパターンがあり,1つ目がリュウののような,頭上に攻撃判定が強力な技を利用して地上から迎撃する方法(地対空)。2つ目は発生の早いジャンプ攻撃や,前方への判定が強いジャンプ攻撃を利用した空中での迎撃(空対空)。3つ目がつかむまでの速さを利用した,空中投げによる対空,となる。
ジャンプが絡んだ行動が多い本作では,いずれも必須となるテクニックだ。
【地対空】 |
【空対空】 |
【空中投げ】 |
ワープ
姿を消して瞬時に相手の近くへと移動するタイプの必殺技の総称。本作では相手の背後へ瞬時に回り込む必殺技も多く,このテクニックを利用したガード崩しテクニックがとくに強力だ。
なお同じ背後に回り込むワープ系必殺技であっても,キャラクターによって微妙に性能差がある。例えばダンテのエアトリック,バージルのトリックダウンなどは,画面端を背負っている相手の背後にも回り込めるが,ドクター・ストレンジのMテレポーテーションは回り込めない。
中下段の二択
MvCシリーズのみならず,格闘ゲームの基本となる,相手のガードを揺さぶる戦術。しゃがみガード()不能の中段攻撃と,立ちガード()不能の下段攻撃を使い分けることで,ガードを惑わせる。
本作ではリュウの+のような特殊技タイプのものだけでなく,マグニートーのジャンプ→方向空中ダッシュ→ジャンプといった,空中ダッシュを活用した中段攻撃も可能。さまざまな局面でこのテクニックを見ることだろう。
トライアングルジャンプ
8方向空中ダッシュが可能なキャラクター限定のテクニックで,前方ジャンプ,もしくは垂直ジャンプから+をくり返すことで,ジグザグに前方へ移動する挙動を指す。その挙動から三角=トライアングルと呼ばれている。前述の空中ダッシュ攻撃による中段攻撃もここから繰り出せるので,8方向空中ダッシュを持ったキャラクターを使いこなす際には,ぜひとも覚えておきたいテクニックだ。
表裏の二択
中下段攻撃に続く,本作の主力となるガード崩し方法。ダンテのエアトリック,キャプテン・アメリカの側転のような,背後に回り込む必殺技と同時にヴァリアブルアシストを使用し,ガード方向の表()と裏()を惑わすテクニック。背後に回り込むタイミングによってガード方向が切り替わるため,動作を視認してからガード方向を切り替えることが難しい。
なお本作ではあまり出番がないが,2D格闘ゲームにおける「めくり」も,表裏の二択に該当するテクニックだ。
生交代
,を押し続けて交代するヴァリアブルアタックの俗称。交代が成立すると,これまで戦っていたキャラクターは無敵状態になって画面外へ消え,交代したキャラクターが中段攻撃の跳び蹴りを出しながら登場してくる。
それなりに早い中段攻撃となるため,割り込みなどにも使用できるが,後には大きな隙が生じ,ガードされたり空振りしたりしてしまうと手痛い反撃を受けてしまう。いずれにせよリスクの高い攻撃であることは間違いなく,読まれ反撃されると「甘え」などと煽られるケースも。
ソフトダウンとハードダウン
本作では,足払いなどの攻撃や投げ技,空中からの叩きつけ攻撃などでダウンを強いられた場合,ソフトダウンとハードダウンのいずれかの状態が適用される(地面バウンド,壁バウンド発生時は除く)。
ソフトダウンはキャラクターが地面に接地した瞬間に自動的に転がり受身をとるもので,起き上がるまでのタイミングが早くダウン追い打ちが難しい。
一方ハードダウンは,接地後にキャラクターが寝続けたままになり,起き上がるまでに時間がかかる。エリアルレイヴの叩きつけ(ジャンプ)後などがこれにあたり,ダウン追い打ちも容易となる。
【ソフトダウン】 |
【ハードダウン】 |
ハッピーバースデイ
アメリカ発の舶来用語。操作キャラクターとヴァリアブルアシストの両方がエリアルレイヴやハイパーコンボなどに巻き込まれ,大ダメージが発生した状況を指す。
“誕生日”という元々の意味とはあまり関係なく,一気に決着がつきかねないそのシチュエーションに対し“おめでとう”と祝辞を述べる。そんな対戦相手に対する煽りの意味を込めた,アメリカンな用語というわけだ。
世界へ挑む,UMvC3プレイヤー達へ
以上,今回の第6回でUMvC3の攻略企画は一段落。記事とムービーの両面からMvC3シリーズを解説していこうという試みだったわけだが,いかがだっただろうか。これから本作に参戦しようというプレイヤー達にとって,本連載がその一助となってくれたなら幸いだ。
なお次のページからは,各キャラクターのステータスなど,今後の攻略を進めるうえで必要となるデータをピックアップしたデータセクションを掲載している。これを見れば各キャラクターの体力やX-ファクター効果などの基本ステータスから,ヴァリアブルアシストとヴァリアブルコンビネーションの対応などが一目瞭然。知らないキャラクターのおおまかな性能を理解するでなく,自分の使用キャラクターの隠された能力に気付くこともあるかもしれない。「このキャラクターの体力はいくつ?」「ダウン追い討ち可能技はどれだっけ?」など,対戦中に疑問を覚えたときに役立て,対戦レベルの向上につなげていってほしい。
なお4Gamerでは,今後も本作についての新情報などがあれば,もちろん掲載していく予定だ。新モード「HEROES & HERALDS」が実装される無料アップデートも予定されているので,そちらもぜひ楽しみにしておこう。
- 関連タイトル:
ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3
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