インタビュー
“GODSGARDEN×4Gamer”座談会企画 第2弾。トッププレイヤー4名が語る「スパIV AE」,そして格闘ゲームシーンの未来
ヌキ氏の意見。ゲームシステムにまつわるあれこれ
4Gamer:
実は前回の座談会のとき,ヌキさんからも電話でコメントをいただいていたんですよ。それは結局掲載できなかったんですが,簡単にいえばスパIVよりストIII 3rdのほうが面白い――とくにスパIVはセービングアタックとBPシステムが不満である,というものだったんですね。
板ザン:
ヌキが? へー,そうなんだ。
4Gamer:
それが今回の対談テーマ「スパIV AEの良いとこ,悪いとこ」にも繋がっているんですが,この意見についてはどう思われますか。
猫舌:
ちなみにヌキさんがセービングを気に入らないってのは,どこの部分なんですかね。僕は結構いいシステムだと思うんだけど。
板ザン:
確かに。俺セービング大好きなんだけど。むしろ神システムだよね。
ときど:
俺もかなりいいシステムだと思う。多分あれじゃないですか,昇龍拳がセビキャンで撃てるのが……。
KSK:
それだ。昇龍拳がリスクなく撃てて,しかもコンボまで繋がる。これが納得いかんと。
ときど:
でも最近は,それだってちゃんとリスクを与えられるよね。
猫舌:
うん,バクステとかの無敵時間で回避して反撃とか。昔ほどノーリスクではないですね。
KSK:
大貫(ヌキ)がプレイしてた頃(初代ストIV時期)は,そういうテクニックが無かった?
ときど:
当時はサガットのセビキャンが,やたら性能良かったのと……。
板ザン:
サガットはゲージ効率も凄く良かったから。タイガーショットでなかなか近づけないうえに,頑張って近づいたところに,大抵ワロスが待ってる(笑)。
猫舌:
そう,近づいても結局それが怖くて何もできない。
KSK:
じゃあセービングに関しては,今のところ良いシステムってことかな?
猫舌:
セービング自体は,セビキャンも含めて,良いシステムだと思いますよ。
4Gamer:
ちなみにストIII 3rdのブロッキングとでは,どちらが良いですか?
KSK:
俺はブロッキング大好きですから。あとセービングって連続でできないじゃないですか。ブロッキングのテクニックで派手に魅せる,みたいなのができない。ストIII 3rdが盛り上がるところって,やっぱりブロッキングだからね。
ときど:
やっぱりあの逆転性ですよね。
KSK:
スパIVって,もう「詰み」って状況があるじゃない。最後0ドットの起き上がりで,飛び道具を重ねられて積んだ,みたいなの。そういう状況って,やっぱり盛り上がりに欠けるというか。ストIII 3rd OEはブロッキングのおかげで,そういう状況がほぼない。
ときど:
確かにね。ギャラリー受けするという意味では,ブロッキングはドラマチックでいいんですけど。ただプレイヤーからすると,その詰みの状況に至るまでに,さまざまな策を積み上げてきてるわけなんで,一概にはいえない部分ではありますよ。
初心者殺しの「セットプレイ」,中級者殺しの「バックステップ」
ときど:
でもシステムから語るってって難しいな。ほかのゲームとの違いって,まだありましたっけ。
猫舌:
さっきの,バックステップに無敵があるとか。
ときど:
ああ,そういうのもあるかもね。連打でバックステップできるとか。レバガチャで昇龍拳が出るとか。もう慣れちゃって違和感ないけど。
猫舌:
俺もカプコンゲーはストIVからだったから,バックステップに違和感ないです。でも多分,今までの格ゲーからするとバックステップに無敵は,確かに珍しいですよね。聞いてる限りだと,バクステこすりに不満言う人は,結構多い気がする。
ときど:
でも,それって読んじゃえば,大体どうにかなるよね。踏み込んで云々,やればいいわけで。
かずのこ:
バクステ読んだときが一番気持ちいいって,さっき言ってましたよね。
猫舌:
僕はそうなんだけど。僕自身も結構,バクステこする派で,それで読み合い拒否って言われることが多いんだ。それも読み合いの1つのハズなのに。これまでずっとカプコンゲーやってきた人には,どうもウケが良くないみたい。
KSK:
鉄拳でもあるもんね。下がりまくる奴が嫌われるとか。それもテクニックなんだけど。
猫舌:
それもテクニックだし,このゲームはそういう読み合いっていう。
板ザン:
そもそもバクステしようとすると,足下がお留守になる訳だから。あと仕込みとかもあるし。その仕組みを理解するのが,面白いんだと思うけどな。
4Gamer:
個人的には,春麗とかローズが凄い勢いで下がっていくと,ちょっとイラっとしますけど(笑)。
ときど:
はいはい。ま……あれは確かに,見た目がね。でも慣れちゃえば,全然いけるかな。
KSK:
あと上位プレイヤーにとっては,そうでもないかもしれないけど,俺ぐらいのプレイヤーだと,いわゆるセットプレイで嫌になることが結構あるんだ。同じ連携なのに,どう対処すればいいのか分からない,みたいな。そういうのが新規を遠ざけちゃってるのかな,って気はちょっとする。
板ザン:
それって投げの後とか一連の流れとか? あれは俺もあんまり……。みんな同じになっちゃって。そこに巧さとか,ゲームの魅力は感じないかな。投げた後にいろんな展開があったほうが,ゲームとしては良かったような気がする。
KSK:
投げの後は,やっぱり受け身がとれたほうがいいのかな。
板ザン:
うん,展開が遅くなるじゃないですか。ストIII 3rdとかすぐ受け身とって次の展開にいけるし,「ヴァンパイア セイヴァー」とかも早い展開から,起き上がる場所を選べる。そのほうが読み合いもあって,センスが問われるから。
ときど:
通常投げは……投げ抜けが簡単なんで,俺は全然気にならない。むしろコマ投げのほうがヤバい気がしますけど。持ってるキャラと持ってないキャラで,明確な差が出ちゃうし。
猫舌:
やっぱり抜けられやすいリスクがあるんで,それなりのリターンはないとね。
ときど:
うん。だからもしそこを変えるんだったら,もっと抜けにくくしないと。
4Gamer:
トッププレイヤーの人達は,確かにそんなに困らないと思うんですけど,初心者はそもそも当て投げで困るんですよね。
ときど:
ああ,それは確かにありますね。抜けるタイミングとかは,最初に覚えないといけない。
板ザン:
バーチャみたいに投げと打撃がかち合ったとき,打撃が勝てばいいんじゃない? 投げでこられたら,打撃で返せばいいんだって分かりやすいし。初心者のハードルも低くなるよね。
かずのこ:
確かに投げが勝つのは不思議ですね。
KSK:
投げもそうだけど,足払い系の技で受け身がとれないとかあるじゃない。コンボをそれで締められて,ずっと相手のターンで起き上がれないまま終わっちゃう。そういうのが,初心者にとっては壁になってるんじゃないかな。
猫舌:
そこはどうだろう。俺はセットプレイで勝つゲームが悪いとは思わないんで。コンボからダウンを奪う手段は,ほぼ足払いしかないわけだし,ダメージ取ろうとしたらダウンを取れない。そこはまぁ,プレイスタイルの違いかな。
板ザン:
うん,豪鬼だったら竜巻旋風脚から昇龍拳にするか,足払いにするかって,あるじゃないですか。そこは選択肢として広がりがあるわけだがら,別にいいと思う。
ときど:
そうだよね。KSKさんの言うことも確かに分かるけど,ダウン奪ってからの攻防こそが,まさに格闘ゲームなんじゃないかって,俺は思うんで。有利な状況を作って,そこで攻める。それを否定されたら,格闘ゲームってなんなのって話ですよ。
BPシステム vs. 段位システム。理想はどっち?
4Gamer:
じゃあBPシステムのほうはどう思いますか? ヌキさんは,確か段位システムのほうが面白い,というような話をされてたんですが。
ときど:
俺も段位のほうが面白いと思う。これは結構,みんな思ってることじゃないですかね。
4Gamer:
段位システムって,確か発祥はバーチャファイターですよね。
板ザン:
そうそう,バーチャ4ですね。ちょー面白かったですよ,あれ。
KSK:
バーチャ4の段位,俺も凄い好きだったんだよね。特別称号とかさ。カッコよかったもん。今はなんかバーゲンセールみたいになってて,価値が薄れちゃたけど,バーチャ4の時の価値の高さはやばかった。
4Gamer:
段位は同じランクの人と戦って,何勝かすると昇格するシステムですよね。
板ザン:
そう。あと同段だとアイテムとかも取りやすくて。だからバーチャ4は同段推奨システムだったんです。
KSK:
バーチャ4のとき,幻球ってあったっけ。あれ超熱かったよね,集めるのが。アイテムもホントにレアだったからな。今ちょっと安売りしすぎな感じしない?
板ザン:
今はもう,誰でも取れますから。前は本当に強い人じゃなきゃ取れなかった。高い段位じゃないと使えない色とかあって,その色が醸し出すオーラがヤバかった。金色とか,ちび太しか持ってないアイテムとかあったから。(※ちび太=バーチャファイターの有名プレイヤー)
KSK:
ちび太の特別称号「英雄」とかだよ。
板ザン:
ちび太は特別称号3つ持ってたから。あと「魔王」とかかな。俺も2つ持ってた。「天帝」と「老師」。
かずのこ:
かっこよすぎでしょ,マジで(笑)。シュンだから「老師」か。いいすね。
4Gamer:
スパIVでも称号はありますけど,それとはやっぱり違いますか。
板ザン:
バーチャは本来段位がでるところに,称号が出るんですよ。段位自体に価値がある上に,そこにさらにスペシャルな称号が被さるわけで。スパIVはBPって何ともいえない数字があって,それとはまた別に,上にピロっと称号がついてるだけだからね。
ときど:
目立たないからなあ。やっぱりBPの数字だけだと,分かりづらい。「東京には覇王がいます」とかだったら,東京の「覇王」と名古屋の「魔王」で対決とかさ。
猫舌:
みんなで語ってても,結局BPだもんね。確かに多少の指針にはなるんだけど。
かずのこ:
確かになるけど,結局4万5000より高いレベルだと……。
ときど:
そこまで行っちゃったらもう分からんっていう。とくに昔のストIVなんて,BPの飽和が凄かったから。
KSK:
サファリで4万,5万いってる人と,地方の過疎ってるところで10万とかいってる人だと,サファリの方が強い訳じゃん。いわゆる地方BPってやつ。
ときど:
そういうのもあるし,サファリの4万と,サファリの10万だって,ホントはどっちが強いかは,分からないですよ。
板ザン:
でも家庭用のPPは,あれはいいんじゃない? 格下に負けたらちゃんと下がるわけだし,PP高い奴は強いみたいな空気,出てるじゃん。
ときど:
家庭用は家庭用で,ポイント変動しすぎだからね。だからポイントに意味がないし,価値もない。強さを判断する指標が,段位だったりポイントだったりするわけなので,そこが面白いと,さらに盛り上がると思うんだけどな。
板ザン:
それでも一つの指針にはなってるんだけどね。でも確かに熱さはないかな。段位は1試合1試合に重みがある。うっかり手癖出ちゃって降格したときの悔やみかたとか,全然違うから。やっぱり試合にはリスクがないとさ。
ときど:
そうそう。この一戦! っていう,ピリピリした闘いがやりたいわけですよ。数字の変動だけだと漠然としてるし,数字を上げるだけなら雑魚狩りしたほうが増えちゃうからさ。
KSK:
やっぱ段位か。
ときど:
段位推しでいきましょうよ,ここは。
板ザン:
でもさ,仮にスパIVが段位戦システムになったとして,キャラ被せられたときの邪悪感,やばくないすか。
(一同爆笑)
板ザン:
ザンギだったら,サガット来たら絶対下がるわけじゃん。うーわ,こいつ俺を食いに来やがった,みたいな(笑)。
KSK:
ほんとこいつ性格悪いだろ! って(笑)。ポジティブな猫舌君でも,流石にユンばっかり一生入ってきたらキツイでしょ。このゲーセン,ユンしか入ってこねぇ! って。
猫舌:
それはキツイ。もうゲーム止めちゃいますね。それか,次の日俺もユン使ってますよ(笑)。
KSK:
そこで人間関係壊れるところまであるな。こいつサブカードで来やがった,とかね。
猫舌:
そこはもう,やっぱりバランスを良くしてもらうしか。
ときど:
ま,だからね。キャラ相性云々もある中で「あれ,俺がケン十段で? あなた春麗十段ですよね? じゃあ,やりましょうか!」っていう雰囲気になれればさ。
KSK:
まあ,システム自体は面白いよね。
かずのこ:
とくにザコ狩りとかは,段位戦だと絶対ないわけですし。
それでも「スパIV」が面白い。その理由は
KSK:
じゃあ悪口はだいたい出尽くしたということで(笑),良い所を語っていきましょうか。
4Gamer:
ストIVによって,格闘ゲームシーンが盛り上がったのは確かだと思うんですが,これって何故だと思いますか。やっぱりストリートファイターだから,ですかね?
猫舌:
いや,ストリートファイターのブランド力は絶対あると思いますよ。
でも……ここでこんなことを言うのも何ですが,やっぱりウメハラさんの存在でしょう。これは断言できます。
かずのこ:
それは間違いない。なんかもう,ウメハラさん自体が一種の段位のような。あの人だけ特別という感じがします。
猫舌:
しかも板ザンさんとかときどさんもそうだし,色々な格闘ゲームの有名プレイヤーが,ストIVに集まってきましたよね。
ときど:
皆がウメハラをめがけて,上級者達が参戦していったと。だからそこに人がいるって事が一番重要で。でもこれって……。
板ザン:
ゲーム自体の良さとは関係ないかもね(笑)。でもほかのゲームでもそういうのあるよね。有名プレイヤーでシーンが活性化したパターン。ちび太とかもそうだった。
ときど:
ですよね。あそこまで長い期間,あれだけの実力を,ずっと維持し続ける。それでいてプレイヤーとしても抜けた存在で。格闘ゲームで,そこで抜けるのってホント難しいんですよ。……そういうところですよね。
かずのこ:
なんでそこで俺を見るんですか(笑)。いやギルティとかでも小川とかいるじゃないですか。小川がゲーセンにいるだけで,ほかの有名プレイヤーとか,みんな集まって来ちゃうから。
ときど:
確かに。だからあの頃も,打倒小川みたいになってたし。俺もそうなる予定だったんですけどね。
かずのこ:
いや,なってますよね? プロなんだし。だってときどさんが居たら,みんな集まってくるでしょう。
ときど:
いやー,もし隣のゲーセンにウメハラが居たら……。
(一同爆笑)
かずのこ:
それはしょうがない(笑)。
板ザン:
ウメはやっぱ……別格だよね。俺はあれはもう,美空ひばりみたいなもんだと思う。もう歌手として超えられない,圧倒的な存在。
猫舌:
でもほんと,地元のゲーセンでやってただけの僕としては,「あ,ウメハラってホントに居たんだ」みたいな感じでしたよ(笑)。
4Gamer:
ウメハラさんの存在が大きいのは,確かにそのとおりだと思うんですが。でもウメハラさんがマヴカプ3を始めたからといって,皆がそっちに行くかというと……それもちょっと違いますよね?
ときど:
ああ,それは確かに。
KSK:
俺はそこは家庭用のでき自体が良くて,オンライン対戦もすごく盛り上がるシステムだったというのが,一番大きい気がするな。
ときど:
そうですね。アーケードの世界だと,確かにウメハラさんの存在感がすごかったけど,家庭用に舞台が移った後だと,家庭用のできの良さは大きいですね。
板ザン:
アーケードから家庭用まで,上手く流れた,みたいな。
KSK:
全体的に流れができすぎてるよね。プレイヤー側から見ると,それがすごく奇跡的に見える。いろんな所で,ストIVのための良い動きが続いたよね。
ときど:
そうすね。それこそ「GODSGARDEN」っていう家庭用のイベントもありましたし,もちろんゲーム自体も……ゲーム自体のいいところって,なんですかね?
板ザン:
俺はもう,キャラに個性があるってのが衝撃的だったな。俺はそれまでバーチャしかやってなかったから,キャラの組み合わせが違うだけで,こうもゲームの内容が変わるのかって。
かずのこ:
ザンギとか,まさにそうですもんね。
板ザン:
マジでびっくりした。別ゲーじゃん? キャラが違うと。例えばダルシム戦の次に,ルーファス戦とかだったら,もう意味不明(笑)。
ときど:
やっぱキャラの個性が出てますよね。その分やっぱキャラ差が激しい,相性がどうだのって事になっちゃうんでしょうけど。そういうところはほかのゲームにはあんまりない。
4Gamer:
やっぱりストIVって,ほかのゲームと比べても,キャラクターの相性はあるほうですよね。
ときど:
あります。俺はあるほうだと思います。ほかのゲームだと,どんなにキツくても,ダイヤグラムでは4.5とかに収まるものだけど。
猫舌:
スパIVはその辺,きついよね。
ときど:
きつい。それが良いことかどうかは……俺はそれくらいバラけていたほうが良いと思うんだけどな。
かずのこ:
結局程度の問題ですよね。全員が完全五分だったら,それはそれでつまんないし。
4Gamer:
相性でデコボコしてたほうが,やっぱり面白い?
全員:
……うーん。
板ザン:
そのほうがいいかな,俺は。ストリートファイターは,キャラの個性が強いのがいいわけだから。キャラ相性が出るのはしょうがない。
ときど:
キャラの個性ができるくらいの組み合わせ,だったらいいですけど,やっぱり一方的になっちゃうとね。
かずのこ:
でも,ベガとブランカって溜めキャラ同士で,結構いい感じに戦い方が違うって,凄くないですか?
ときど:
そうだね。同じ溜めキャラであそこまで差がつけられてるってのは,凄いよな。
かずのこ:
なのに,そこでユン・ヤンがほかのキャラのコンセプトを食っちゃってるから,それが納得いかないんですよ。
KSK:
結局ユン・ヤンの話になっちゃうか(笑)。
4Gamer:
外側から見ていて思うのは,観戦してて面白いってのがあると思うんです。ほかの格闘ゲームだと,上級者同士のハイレベルな戦いを見ていても,イマイチ何が凄かったのか,プレイしていない人には分からない。でもストIVの場合は,それほどやり込んでいなくても,例えば「ウメ乱舞すげぇ!」みたいなのが,何となく分かるんですよね。
板ザン:
そこはほら,やっぱりストリートファイターだから。
ときど:
シンプルで,分かりやすい。それは絶対ありますよね。
KSK:
シンプルな分かりやすさか,なるほど。ネット対戦もさ,かなり使いやすいよね。家庭用の格ゲーの中でも,群を抜いて対戦しやすいと思うんだ。自分から乱入していけるっていうのがさ。ほかは大体ランダムマッチじゃない?
かずのこ:
ブレイブルーの最初の家庭用とかも,凄く良かったですけど。
板ザン:
できれば,今まさにプレイされている試合を観戦できるといいんだけどね。
4Gamer:
ストIII 3rd OEはそういうの,できるらしいですね。あとリプレイもYouTubeにアップロードできるとか。
KSK:
そうか,YouTubeにUpされちゃうか……。
ときど:
……何狙ってるんすか。
KSK:
え,いやなにも(笑)。
板ザン:
なんか今,悪い顔だったよね(笑)。でも,あれバランス調整はまったく入ってないんでしょ?
KSK:
システム的には。でもグラフィックスがHDになってるとか,オンライン対戦が充実している,らしいとか。結構いいでき……だといいなあ。
板ザン:
でもさ,結局ラグでブロッキングのタイミングとか変わるでしょ?
KSK:
そう,今までアーケードでストIII 3rdをやってた人にとっては,そこが問題なんだ。完全に別ゲーと考えれば,ありだと思うんだけど。
板ザン:
難しいな。ラグの度合いが明確に分かれば……。今のスパIVでもアンテナとか出るけど,ホントはもちょっと細かいとこまで分かると嬉しいですよね,上級者にとっては。
KSK:
ときどはストIII 3rd OEは,どうするの。やるつもり?
ときど:
……様子見。やるつもりっていうか,ある程度はもうできるので。
KSK:
ときども全盛期はトッププレイヤーといっても過言ではないくらい。上位10人に入るくらいあったよね?
ときど:
過言ではないどころかって話ですよ。
猫舌:
あ,そういうキャラでいくんだ(笑)。
板ザン:
いや10人はやばいでしょ,流石に(笑)。
ときど:
10人どころか……50人。
KSK:
下がっちゃってるよ(笑)。
ときど:
だから一応,買いはしますよ。でもやっぱりディスプレイのラグとネットのラグがあったら,やっぱり違うゲームになっちゃうと思うんだよな。
板ザン:
最近は液晶が主流だしね。中足→鳳翼扇とかできないでしょ。ラグってたら。
KSK:
ストIII 3rdの2FとストIVの2Fは全然違うからね。単発ヒット確認が重要なゲームだから,確認できない技増えるのは間違いない。しゃがみ中P→疾風迅雷脚とかも,きついんじゃないかな。今の段階では分からないけど。
猫舌:
ストIII 3rdはやっぱり,その1Fにスゴさを感じるゲームだと思ってるんで。
板ザン:
オンラインとの相性は悪いよね。やっぱり,やってみないと分からないな。
KSK:
そういう意味では,ストIVは良くできるよね。オンラインで多少ラグがあっても,目押しできるからな。
ときど:
それでも画面見てからでは,なかなかキツいときはありますけど。
板ザン:
俺,もう目押しは要らないと思うんですよ。オンラインが主流になるんだったら。通常技もリバーサルで全部出ててほしい。
ときど:
バーチャや鉄拳みたいに?
板ザン:
バーチャは先行入力効くからね。反応さえできれば,絶対最速で出てくる。しかもストIV目押しって,必須テクじゃないですか。アベルの前中Kからの近大Pも,できなかったら試合にならないでしょ? あんなのがラグで繋がりませんでしたとか,悲しくなるじゃないですか。
KSK:
確かに。じゃあチェーンコンボみたいなのでいい?
板ザン:
俺はいいと思うんですけどね。
4Gamer:
目押しも初心者には難しい要素ですよね。リュウの中P→中P→大足とか,ずらし押しも知らない初心者が出せるかというと……。
板ザン:
絶対無理ですよ。リズム感だから,目押しは。
猫舌:
ちなみにストIVは簡易入力もあるじゃないですか。昇龍拳コマンドとか。あれってどう思います? 僕はいいと思うんですど。
板ザン:
いや,俺はすごくいいと思うよ。
猫舌:
僕は出したかった技が出なくて負けるのが,一番つまらないと思うんで。ガチャ昇龍とかだって,向こうは出したいと思ってやってるわけで,ありですよね。……表裏両対応(※簡易コマンドによるめくり対応昇龍拳など)なのは,ちょっとやり過ぎかもしれないですけど。
板ザン:
表裏両対応は微妙だね。コマンドが簡単なのはいいと思うんだけど。ストIIでも振り向き昇龍を出せるのが,カッコよかったりするんで。そういうのは,まったくなくなっちゃたかな。
KSK:
コマンド入力の正確さで,腕の差がでるのはありだと思うけど。でも新規の人を増やそうと思ったら,コマンドは簡単じゃないとね。
板ザン:
結局,戦略性の部分でコマテクが問われるわけだから,格ゲーはその方向でいいと思うな。
4Gamer:
ストIVでちょっと疑問に思うのは,初心者を取り込もうというコンセプトにも関わらず,難しいテクニックをあえて残してるところですよね。目押しもそうだし,当て投げもそう。あとセビキャンコンボとか。
板ザン:
俺は悪い点だと思いますよ。そこは。
KSK:
ブロッキングも難しいシステムって良くいわれるけど,でも難しさでいうならセビキャンコンボのほうがずっと難しいよ。ブロッキングは見た目より簡単だしね。レバーを前に入れる勇気さえあれば。
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