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[TGS 2011]Razer製スティックを使ってみたトッププレイヤー達の感想は? Razerブースで行われた「スパIV AE」エキシビションマッチレポート
このエキシビションマッチに招待されたのは,前日に行われた格闘ゲーム大会「闘劇2011」で,見事優勝を果たした「オーネンズ」チームのユン使い,かずのこ。また関西のさくら使いのうりょ,そして全一アベル使いの猫舌という,いずれも全国ランキングトップクラスのプレイヤー達。またゲストとして登場した板橋ザンギエフや,ゲームアイドルの杏野はるなさんと招待プレイヤー達の対戦や,一般来場者を交えての対戦会も行われた。
イベントに集まった観客達が,坂本氏の実況解説を聞きつつ,Razerブースのスクリーンに映しだされた対戦画面を眺める中,ゲストである板橋ザンギエフや杏野はるなさんがコメントを挟んでいく形でイベントは進行。なお,選手達が使用しているのは,このTGS 2011で発表されたばかりのRazer製アーケードスティックのプロトタイプだ(関連記事)。
TGS 2011最終日ということもあり,イベント時の挙手によれば,この日集まった観客達はそれほど本作に詳しいわけではなかったようだが,トッププレイヤー達の息詰まるような対戦に魅せられ,固唾をのんで勝負の行方を見守っていたようだ。
人読みもあまり極まっていない状況の中,先手を取ったうりょさくら。春風脚の高難度コンボをミスなく繋いでかずのこユンの体力を奪い,ラウンドを先取する。しかし続くラウンドでは,雷撃蹴読みの天仰真空波動拳が不発に終わったり,EX咲桜拳のミスに手痛い反撃をもらったりなどで,隙を見逃さなかったかずのこがエキシビションマッチの勝者となった。
エキシビションマッチの対戦結果は以下のとおり。
エキシビションマッチ1周目
- ○うりょ(さくら) VS. ×猫舌(アベル) 2-1
- ○うりょ(さくら) VS. ×かずのこ(ユン) 2-0
- ×猫舌(アベル) VS. ○かずのこ(ユン) 2-0
エキシビションマッチ2周目
- ○うりょ(さくら) VS. ×猫舌(アベル) 2-0
- ×うりょ(さくら) VS. ○かずのこ(ユン) 0-2
- ×猫舌(アベル) VS. ○かずのこ(ユン) 0-2
エキシビションマッチ最終戦
- ×うりょ(さくら) VS. ○かずのこ(ユン) 1-2
対戦中は板橋ザンギエフが「いい技が決まったり,逆に食らったりしたときのプレイヤーの表情に注目すると面白いと思います」と言ったとおり,試合中のプレイヤーの表情は実に豊かで,手痛い反撃を食らったときの悔しげな表情や,勝負どころでの集中した表情など,真剣さと同時にゲームを楽しんでいる様子が,この日集まった観客にも伝わったのではないだろうか。
続けて,ザンギエフの使い方を見せてやるとばかりに板橋ザンギエフが対戦台に登場。猫舌のアベルに対し1-1に持ち込み,最終ラウンドでもギリギリまで優勢に立ち回っていたものの,残り1カウントのところで無我のダメージが間に合ってしまい,逆転負けとなってしまった。その後うりょとかずのこに対しては,残念ながら1ラウンドも取ることができずに完敗。1マッチ勝負だったので,いたしかたのないところだが,いいところを見せられなかったのはちょっと残念そうだった。
ゲスト同士の対戦がひと通り終了したところで,最後に来場者相手の対戦会が行われた。中には板橋ザンギエフが「新宿でよく見かける」というダルシム使いの男性も混じっていて,うりょ相手に1ラウンドを取って「もしや」と思わせる場面もあったものの,最終ラウンドではうりょが貫禄のP勝ちを決めるなど,その強さは揺るぎない。
また挑戦者の中にはガイ使いの女性プレイヤーも混じっていて,杏野はるなさんを指名しての対戦が行われる一幕も。はるなさんは対戦し慣れてないキャラ相手にやりづらそうにしながらも無事勝利し,ほっと胸をなでおろしていた。
そんなこんなで5名の来場者を相手にした対戦会が終わったところで,今回のエキシビションマッチイベントは終了。普段見れないトッププレイヤーの対戦風景を生で見れたことに,来場者は満足していたようだった。
最後にRazer製アーケードスティックについての感想を求められたトッププレイヤー3名はいずれも,文句のない完成度に,かなり満足していた様子。とくに背面がすべてラバーコートになっている点については,膝置きにも最適ということで,とくに評価が高かった模様だ。
観戦していた筆者から見ても,エキシビションマッチ全体を通して明らかなコンボミスはほとんどなく,トッププレイヤーのお墨付きとあらば,入力遅延などの問題もなさそう。個人的には,このままでいいから早く売ってほしいくらいなのだが,先日のインタビューでは,商品化までには1年はかかるとのことだった。少々残念だが,商品開発に時間をかけるRazerのこと,より完成度を増して登場するであろう製品版に期待しておこう。
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