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[TGS 2011]「俺の屍を越えてゆけ」の桝田省治プロデューサーが,続編のシナリオライターを募集中!? SCEブースのライブイベントレポート
そこに,「俺の屍を越えてゆけ」12年ぶりのリメイク版を2011年11月10日にPSPで発売するプロデューサーの桝田省治氏が登場。誰もが気になっているであろう続編,そしてリメイク版に関するトークが展開されたので,今回はその内容をレポートしてみたい。
「リメイク版のデータは取っておいてください」
「1つ覚えていてほしいのは,今回発売されるリメイク版をみなさんプレイされると思いますが,その何十時間というプレイの積み重ねを無駄にはさせないハードで,続編を発売しようと思っていることです。ですから,何年後になるかは分かりませんが,PSP版のデータはとっておいてください」
12年前のPlayStation版からリメイクするにあたって,2000〜3000項目の『直したいポイント』を,ユーザーの要望から抽出したという氏は,「それらをすべて反映できた(状態を100点)とすると,このリメイク版は95点ぐらいは取れたと思うんです」という。ただし,「僕の評価は90点」(桝田氏)。5点分の減点は,「ゲームのなかでどのように機能するか検証できていない部品」が3つあることによるものなのだそうだ。
1つめは,ゲーム中における神様の成長や,剣を鍛えていくことに関して。「続編は,リメイク版以上に『ゲームの中のあらゆる要素にプレイヤーが干渉できる』ように作っていて,リメイク版ではその実験をしているんですが,そのための数千時間というテストプレイの時間が足りていないので,バランス的にどうなるのか検証できていません」と,桝田氏は述べている。
そして3つめは,今回のリメイク版で,術や奥義の“併せ”の倍率を上げた点だ。桝田氏は「それによって非常に攻撃的な戦闘ができるようになったんですが,それを実行するための犠牲として,非常にストイックなプレイが必要になりました。それをはたしてどれほどの人が面白いと思うのか,そして戦略を使いこなせるか分かりません」と,これまたはっきり述べている。
桝田氏はこれからリメイク版を遊ぶファンに向けて,この3点を憶えておいてもらって,続編の制作に入る今年年末までに,Twitterやblogなどでフィードバックしてほしいと呼びかけていた。「それ(=いま挙がった3点)に限らず,みなさんの忌憚なき御意見をお寄せください。そのすべてを続編に反映させます」(桝田氏)。
なおこの「Twitterを利用したメッセージ」は,イベント後もハッシュタグ「#SCE_0917_Q2」で引き続き受付中で,その内容は桝田氏にも届けられるとのこと。先ほど氏が呼びかけていた続編への要望なども,こちらを利用して送ってみるのがよさそうだ。
桝田氏はまた,「これ最後に言わせてください。今回僕は続編でシステムを組むのに手一杯なので,シナリオまで書いていられないと思うんです。なので,『続編のシナリオは俺が書く!』という人がいたら,僕のところまで連絡をください」と,公開業務連絡とも思えるメッセージも残してくれた。
とくにプロアマ指定はなかったので,我こそはと思う人は,コンタクトをとってみるといいかも?
PSP版 俺の屍を越えてゆけ 公式サイト
ソニー・コンピュータエンタテインメントのTGS 2011特設サイト
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俺の屍を越えてゆけ2
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