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印刷2011/10/05 12:00

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【PR】「F1 2011」,コードマスターズから2011年10月6日に発売。モータースポーツの最高峰,F1レースの緊張感をとことん楽しめる,こだわりのシリーズ最新作

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極限のスピードの中でコンマ数秒を競う

F1には,ほかのレースにはない魅力が満載


 コードマスターズが10月6日に発売する「F1 2011」PlayStation 3/Xbox 360)は,世界最高峰のモータースポーツであるFIA FORMULA ONE World Championship(FIA フォーミュラ1世界選手権)を忠実に再現した唯一のFOM公認ゲームだ。
 実際のF1 2011年シーズンも終盤戦に突入し,残りのレースもわずか。各チームがしのぎを削る中,2011年10月7日から開催される日本グランプリで今年のワールドチャンピオンが決まりそうだというナイスなタイミングでの発売となり,実際のレースでもゲームでも盛り上がれるという理想的な状況だ。

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 前作「F1 2010」PC/PlayStation 3/Xbox 360)は,イギリスの映画テレビ芸術アカデミーが主催する「2011年度芸術アカデミー」(BAFTA)ビデオゲーム賞に輝き,全世界累計で200万本以上の売り上げを記録した。昨今のドライブ/レースゲームジャンルは下火な印象もあるが,怪物的なパワーを持ったマシンを駆って極限のスピードの中でコンマ数秒を競うという,ほかのレースカテゴリーにはない迫力と醍醐味が味わえるとあって,F1レースの人気は高い。

 というわけで,ここではそんなF1 2011の魅力をお伝えしていきたい。

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「F1 2011」公式サイト



F1ドライバー達よりも先に
初開催サーキットを体験しよう!


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 F1 2010と同様,FOM公認ということで,2010年シーズンの覇者セバスチャン・ベッテルを始め,フェルナンド・アロンソミハエル・シューマッハ,そして日本人ドライバーの小林 可夢偉のほか,2011年のシーズンから新たに参戦したドライバーを含む,合計24人のドライバー達がすべて実名で登場する。
 もちろん,レッドブル,フェラーリ,マクラーレン,ウィリアムズなど,レースに参戦している12チーム,そして緻密に再現された各F1マシン,さらに開幕戦のメルボルン,日本の鈴鹿,2009年以来となるニュルブルクリンク,初開催となるインドのブッド国際サーキットなど,戦いの舞台となる19か所のサーキットが,すべて2011年の最新データに基づいて収録されており,ファンなら必ずや血が騒ぐはず。膨大なデータから来る没入感は,かなりのものだ。

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 ちなみに,10月28日に開催されるインドグランプリで使われるブッド国際サーキットは,実際のF1ドライバーも走ったことはない。彼らよりも一足先に走れるというのは,どう考えてもゲームならではのことだろう。もちろん,あらゆるレースゲームにおいても初収録になるはずなので,じっくり走り込んでほしい。

 なお,昨年は,初開催となるサーキットをF1 2010で走り込んでイメージトレーニングをしたF1ドライバーもいたとのことなので,F1 2011でブッド国際サーキットを走り込んでトレーニングしているF1ドライバーが出てくる可能性も高い。このへんは,開催サーキットをいかに緻密に再現しているかを示す証とも言えるだろう。


高い没入感を演出する,ハイレベルなグラフィックス


 F1 2011には「DiRT 3」「OPERATION FLASHPOINT: RED RIVER」などに使用されている,Codemastersの独自開発によるゲームエンジン「EGO」が使用されており,今回はさらに改良を重ねて一段と成熟に向かったという印象だ。
 ゲームを始めておそらく誰もが驚くのが,前作以上の仕上がりを見せるグラフィックスだろう。前作では,少しくすんだような色調で,シックな雰囲気も悪くはなかったが,本作ではより鮮やかで現実に近い色調になった印象を受ける。人それぞれかもしれないが,個人的には本作のグラフィックスのほうが好みに合っている。
 また,本作でもリアルタイムに変化する天候システムと,その表現力の素晴らしさは健在だ。とくにレインコンディションのグラフィックスが一段と強化されている感じで,ヘビーレインの際の路面の反射,そしてレース中に前車の巻き上げるウォータースクリーンなどが,非常に巧みに再現されている。

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 なにしろ,ウォータースクリーンは,見えづらいを通り越して本当に何も見えない状況になり,思わずプレイしている自分の顔を手でぬぐいたくなるほど。そんな状況なので,不意の接触も発生しがちで,前車と走行ラインをずらして走るといった対応も必要になってくる。もちろん,前にマシンがいなければクリーンな視界が得られるので,なるべくポールポジションを取るべきであり,そのためには予選結果が非常に重要だ……現実では割と当たり前の話なのだが,天候が気になったり,予選レースのモチベーションになったりするゲームは,どう考えても少ないだろう。

 F1 2011のゲームモードは,シングルプレイとマルチプレイがあり,シングルプレイには,下位チームのドライバーからスタートし,成績を上げ,お気に入りのチームに移籍したりしながらトップドライバーになる夢を叶える「CAREERモード」,好きなレースを選んで挑戦したり,いくつものグランプリを組み合わせてオリジナルのF1カレンダーを作成したりして挑戦できる「GRAND PRIX」モードが用意されている。
 メインはやはり,CAREERモードということになるだろう。F1レーサーに“なりきれる”ことに力を入れた前作だったが,今回は,マシンに乗り込むシーンや,一糸乱れぬピットクルーの動き,そして,3位以内に入賞した際に見られる歓喜のシーンなど,演出面でかなり強化されており,なりきり度はワンランクアップしている。

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 さらにラップタイムを競うモードである「PROVING GROUNDS」モードが用意されており,友人や世界中のプレイヤーが記録したラップタイムのゴーストに挑戦する「タイムトライアル」,使用するマシンや天候など規定の条件でタイムアタックを行い,ゴールド,シルバー,ブロンズのメダルを獲得する「タイムアタック」がある。

 マルチプレイとしては,最大16人のプレイヤーとAIドライバー8人を加えた合計24人でグランプリを競う「オンライン」,ローカルで2人のプレイヤーがスプリットスクリーンを使って対戦できる「分割画面」,同じくローカルネットワーク接続で複数のプレイヤーと対戦できる「LAN」が用意されている。
 このほか,フレンドと2人でチームを組んで遊べる「協力プレイ」は,レースゲームとしてはかなりユニークで,本作の大きな特徴だ。前作にはなかった画面分割が導入されるなど,大幅に強化されているのは間違いない。


ついにセーフティカーも導入!
緊張のリスタートが病みつきに


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 コアなレースファンを思わずニヤリとさせる本作の大きな要素に,「セーフティカー」が挙げられる。
 レース中のクラッシュにより,コース上に走行不能なマシンが残ったり,破片が飛び散って危険な状況になると,コース内にセーフティカーが入ってきて車列を先導するのだ。
 セーフティカーの導入は,F1ゲームとしてはおそらく初めてのことだろう。条件として,レースの長さを「実際のレースの20%以上」,マシンのダメージシミュレーションを「フル」に設定することで現れるようになっているので,ぜひそれで挑戦してほしい。

 セーフティカーが入る状況になると,プレイ画面上に「SC」マークが掲示され,コース脇でイエローフラッグが振られ,そこから追い越し禁止になるあたりも現実と同じだ。セーフティカーや隊列に追いついたら,追突などに注意してリスタートを待とう。

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 リスタートに向けてマシンを左右に振り,タイヤに熱を入れるのも怠ってはならない。そう,本作ではそんなところまでが再現されるのだ。そして,緊張のリスタート。リスタート後はオーバーテイクの大きなチャンスだけに,アクセルを踏み込むタイミングが重要になる。ゲーム的には,セーフティカーが再現されたことでリスタート時のライバルとの駆け引きが楽しめるようになったわけで,ファンには嬉しいことだ。

F1 2011に新登場 その1
DRS(Drag Reduction System:ドラッグ抑制システム)


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 2011年シーズンから新規導入された,DRS(Drag Reduction System:ドラッグ抑制システム)だが,このシステムも,もちろん導入されている。聞き慣れない人もいるかもしれないので,ここでDRSについて説明しよう。
 DRSとは,リアウイングのガーニーフラップの角度をドライバーが手動(ボタン操作)で動かし,ダウンフォース(ドラッグ)を低減させることでオーバーテイクを促進させる機能だ。

 DRSは,プラクティスと予選,どちらでも基本的に随時使用できるが,レース(決勝)の場合に限り,先行マシンより1秒以内を走行中で,なおかつストレートエンド600mの区間でのみ使用可能になるにものだ。ただし,サーキットにより使用区間が調整されているため,あらかじめのチェックは必要だろう。また,ウェットコンディションでDRSの使用は禁止だ。

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 DRSの有無で,ストレートエンドの場合10〜12km/hほどトップスピードに違いが出るようで,ストレートエンドでのオーバーテイクを狙うには効果絶大だ。ただし,DRS使用中はダウンフォースを大きく失うため,鈴鹿の130Rなどの高速コーナーでDRSを使用すると,挙動不安定となり,スピンしてクラッシュなんてことになるかもしれない。

 使用法としては,ボタンを押すとガーニーフラップの角度が浅くなり,もう一度ボタンを押すかブレーキングすることで解除される。いたってシンプルで,コクピットのインジケータで使用が分かるが,実際に作動している様子は,プレイ視点をビハインドビューかリアビューに切り替えなければ見えない。ガーニーフラップがペコペコ可動しているのは,なかなか面白いので,余裕があれば視点を切り替えてみよう。

F1 2011に新登場 その2
KERS(Kinetic Energy Recovery System:運動エネルギー回生システム)


 もう一つのフィーチャーとして,2011年のF1シーズンで使用が可能になったKERS(Kinetic Energy Recovery System:運動エネルギー回生システム)が,ゲームにも登場した。これも,聞き慣れないという人もいるかもしれないが,簡単に説明すると,ブレーキングで発生した熱などを回収して,加速時などの追加エネルギーが必要なときに再利用しようというシステムだ。

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 初めてF1に導入されたのは2009年のことだが,KERSを導入することのデメリットが大きく,またエンターテイメント性の向上にもつながらなかったことなどから,2010年は使用されなかった。しかし,2011年になって,(おそらく)技術的信頼度が高くなり,安全性も向上したため,再び採用されることになった。

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 KERSは,上記のDRS同様にボタン操作で使用することになり,ボタンを押している間だけ追加の出力を得られる。実際には一周当たり6.7秒間,80馬力が追加され,ラップタイムは約0.3秒速くなるようだ。たとえ0.3秒といえど,コンマ数秒を縮めることが難しいF1の世界で,ボタン一つでタイムを縮められる恩恵は大きい。使用状況はゲージで確認でき,ゲージがなくなると使用できなくなる。しかし,一周するとフルチャージされ,次の周で再び使用できるようになるという感じだ。

 筆者は本作でKERSを初めて使ったが,ボタンを押している間だけグワッと回転数が上がって車速が伸びるのが如実に分かり,使ってみて単純に楽しい。もっとも,適当に使うのではなく,スタート時やコーナーの立ち上がり,ライバルをオーバーテイクする際に使うなど,どこで使うかはレースの勝敗に大きく左右する。また,DRSと併用することで大きな効果が期待できるはずで,こうした機能を使いこなして,グランプリを戦っていくわけだ。


ベテランレーサーから,ビギナーまで,
幅広い層に対応したレースゲーム


 挙動特性については,ガチなシミュレータとアーケードの中間といった雰囲気で,そのあたりは前作と変わっていないものの,細かいところにいろいろと手を入れられている印象を受ける。とくにコーナーリング時のタイヤのグリップ限界が低くなったように感じられるが,これはタイヤがピレリのものに変わったためだ。ゲームでは,実際のピレリタイヤをシミュレートした結果を反映させており,コーナーリング中に「そろそろグリップの限界が近いぞ」という感覚まで緻密に再現されている。公式サイトにアップされているムービーを見ると,開発者が「そんなところまで」といいたくなるほど細かいところにこだわってゲームを作っているのが分かる。

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 タイヤのグリップを含めたさまざまなインフォメーションが,純正ゲームパッドやステアリングコントローラの振動から体に伝わってくる。そのため,挙動に応じてカウンターステアを当てたり,アクセルを微調整するといった対応がしやすくなった。コースを攻める楽しさやマシンをコントロールする面白さは一層パワーアップしている。

 また,シングルプレイ時のライバルカーは難度設定によって異なるが,難度が「エキスパート」ともなると,本物のF1ドライバーなみのタイムを叩き出してくるから手強い。
 ブレーキング競争で競り合ってくることもあるし,無理せず退くこともある。オーバーテイクを狙われた際にブロックラインを走ると,ライバルが激しく減速することもあったが,本作では怯まずに左右に車を揺さぶってプレッシャーをかけるような動きもしてくる。このように,実に人間くさい動きをしてくるため,ライバルカーとのバトルも熱くなれるはずだ。

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 また,例によって各部のマシンセッティングが可能なうえ,幅広い難度設定とアシスト機能が用意されており,初心者から上級者まで幅広い層で楽しめるだろう。とくに本作では,Xbox 360およびPlayStation 3向けのF1ゲームでは初となる画面分割プレイに対応したり,好きなF1チームを選択して2人での協力プレイが可能だったりと,家族や友人など,身近な人と手軽に遊べるような仕掛けもしっかりと用意されており,ベテランレーサーだけでなく多くのプレイヤーに対応している。チャンピオンになったから終わり,ということではなく,その時々にあわせた,さまざまな遊び方が可能なのだ。


走れば走るほど面白さが広がるF1 2011を,
ぜひプレイしよう


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 今回プレイしたのは,PlayStation 3版ということもあり,純正ゲームパッドを含めていくつかのゲームコントローラを試してみた。個人的にオススメしたいのが「ステアリングコントローラですべてのアシスト機能を切ってプレイする」というスタイル。トラクションコントロールやアンチロックブレーキを切ると,走らせるのは難しくなるが,走り込むたびに確実にタイムが短縮され,リアリティは抜群だ。
 F1 2011ならではのDRS機能やKERS機能を走行中に併用することが多いため,直感的かつ繊細にコントロールできるステアリングコントローラでのプレイが楽しかった。

 2011年シーズンのレギュレーションに合わせ,さらにさまざまな部分をパワーアップして登場したF1 2011。現在,入手できるF1ゲームの中で一番の完成度を誇っているのは間違いない。究極のスピードの中で戦うF1ドライバーという職業を体験したい人,リアルにシミュレートされた挙動と組み合ってコンマ一秒を削る走りを極めたい人,さらに家族でワイワイとレースを楽しみたい人など,選び抜かれたわずかなドライバーしか体験できないF1レースの世界を,誰でもリアルに体験できるのは,本作ならでは。

 スクリーンショットからも分かるように,緻密に描かれた怪物マシンが,すさまじい咆吼とともにサーキットを駆け抜けるレースシーンは迫力満点で,一瞬も気を抜けない緊張感がたまらない。前作に比べてさらに多彩になったゲームモードで,できることも増えた。
 パドックを歩くキャンペーンガール,プレスとの会話。見物客。レーサーを疑似体験できる,豊富な演出など,F1の世界を丸ごと体験できるゲームとして,本作はさらに洗練の度合を高めている。アスファルトの焼ける臭いまで嗅げそうな雰囲気は,一度味わったら病みつきになること間違いなしだ。

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「F1 2011」公式サイト


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