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「Xperia 5 III」が11月中旬以降に発売決定。フラグシップモデルのスペックをコンパクトなボディに搭載
Xperia 5 IIIは,すでに国内で販売している「Xperia 1 III」や「Xperia 10 III」(国内ではXperia 10 III Lite)と同じ2021年4月に発表となった製品だ(関連記事)。フラグシップモデルであるXperia 1 IIIに迫る高いスペックをでありながら,ひとまわり小さいコンパクトな筐体を実現したのが特徴となっている。
前世代製品の「Xperia 5 II」は,上位モデルである「Xperia 1 II」と開発のタイミングがずれていたこともあり,ディスプレイのリフレッシュレートなど,Xperia 1 IIを一部上回るスペックを備えていた。一方でXperia 5 IIIのスペックは,基本的にXperia 1 IIIに準じたものである。
ディスプレイは,約6.1インチサイズで解像度1080×2560ドット,横持ち時のアスペクト比が21:9の有機ELパネルを採用する。最大リフレッシュレートは120Hz表示で,1フレームごとに黒画面を挿入して残像感を低減する機能も搭載した。ディスプレイを保護する強化ガラスにCorning「Gorilla Glass 6」を採用している。
搭載SoC(System-on-a-Chip)は,Xperia 1 IIIと同じQualcommの「Snapdragon 888 5G」を採用する。一方でメインメモリ容量は,Xperia 1 IIIの12GBから8GBへと減った。
eSIMには対応しておらず,国内で販売するXperia 5 IIIはすべてシングルSIMになるとのことだ。また,Xperia 1 IIIは,5Gの「ミリ波」に対応しているが,Xperia 5 IIIでは対応しないという。
アウトカメラは,Xperia 1 IIIと同じく,標準と広角,望遠という3眼構成となっている。1つのレンズユニットで70mm(35mmフィルム換算,以下同)と105mmという2つの焦点距離を実現する「可変式望遠レンズ」をアウトカメラに採用するのも同じだ。ただし,Xperia 1 IIIでは,被写体との距離を計測する測距(深度)センサー「3D iToF」センサーを搭載するのに対して,Xperia 5 IIIには搭載しない点が大きな違いである。そのため,暗所でのフォーカス速度などに影響が出るかもしれない。
ハードウェア面ではこのほかにも,内蔵バッテリーの容量が,Xperia 5 IIの4000mAhから4500mAhに増えているのがポイントだ。急速充電機能に対応しており,30分で50%までの充電が可能だという。
ソフトウェア面では,Xperia独自のゲーム向け機能「Game Enhancer」が,Xperia 1 IIIと同じ最新版になったのが見どころだ。画面の明るさや色温度の調整,イコライザの設定といった機能や,120fpsでのゲームプレイ動画を録画できる「ハイフレームレート録画」などもそのまま利用できるという。
メーカー | ソニー |
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OS | Android 11 |
ディスプレイパネル | 約6.1インチ有機EL, |
プロセッサ | Qualcomm製「Snapdragon 888」 ・CPUコア:Kryo 680(最大2.84GHz) ・GPUコア:Adreno 660 |
メインメモリ容量 | 8GB |
ストレージ | 128GB |
アウトカメラ | 3眼式 ・標準:約1200万画素,F1.7,焦点距離24mm ・広角:約1200万画素,F2.2,焦点距離16mm ・望遠:約1200万画素,F2.3および2.8,焦点距離70mmおよび105mm |
インカメラ | 約800万画素,F2.0,焦点距離23mm |
対応5Gバンド | 未公開 |
対応LTEバンド | 未公開 |
対応3Gバンド | 未公開 |
無線LAN対応 | 未公開 |
Bluetooth対応 | 未公開 |
バッテリー容量 | 4500mAh |
待受時間 | 未公開 |
連続通話時間 | 未公開 |
USBポート | USB Type-C |
公称本体サイズ | 約68(W)×157(D)×8.2(H)mm |
公称本体重量 | 約168g |
本体カラー | フロストブラック,フロストシルバー,グリーン,ピンク |
ソニーのXperia公式サイト
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