ニュース
「Xperia XZ2」や「AQUOS R2」が早くも登場。ソフトバンクが2018年夏モデルAndroidスマートフォンを発表
発売日順に並べた製品ラインナップは以下のとおり。
- Mate 10 Pro:5月18日発売予定,5月11日予約受け付け開始
- Xperia XZ2:5月下旬発売予定,5月18日予約受け付け開始
- AQUOS R2:6月上旬発売予定,5月18日予約受け付け開始
- HUAWEI nova lite 2:7月上旬以降
- DIGNO J:7月上旬以降
- シンプルスマホ4:7月下旬以降
Mate 10 Pro
Mate 10 Proは,Huawei Technologies(以下,Huawei)製のハイエンド市場向けスマートフォンだ。2017年12月には,SIMロックフリーモデルの国内販売が始まっていたのだが,大手通信事業者から販売されるのは,今回のソフトバンクが初となる。
Mate 10 Proの大きな特徴は,AI処理専用プロセッサ「Neural-network Processing Unit」(以下,NPU)を統合するHiSilicon Technologies(以下,
●Mate 10 Proの主なスペック
- メーカー:Huawei Technologies
- OS:Android 8.0(Oreo)
- ディスプレイパネル:6インチ有機EL,解像度1080×2160ドット
- プロセッサ:HiSilicon Technologies製「Kirin 970」(CPUコア Cortex-A73×4(最大動作クロック2.36GHz)+Cortex-A53×4(最大動作クロック1.8GHz),GPUコア Mali-G72,AI処理プロセッサ「NPU」搭載)
- メインメモリ容量:6GB
- ストレージ:内蔵128GB
- アウトカメラ(モノクロ):有効画素数約2000万画素,F値1.6,光学式手振れ補正機能搭載
- アウトカメラ(RGB):有効画素数約1200万画素,F値1.6,光学式手振れ補正機能搭載
- フロントカメラ:有効画素数約800万画素,F値2.0
- バッテリー容量:4000mAh
- 待受時間:約435時間(LTE),約522時間(3G)
- 連続通話時間:約950分(LTE),約1140分(3G)
- 対応LTEバンド:FDD LTE Band 1/2/3/4/5/8/12/17/19/21/26/28,TDD LTE Band 38/39/40/41/42
- 対応3Gバンド:W-CDMA Band 1/2/4/5/6/8/9/11/19
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
- Bluetooth:4.2
- USBポート:Type-C
- 公称本体サイズ:154mm×75mm×7.9mm
- 公称本体重量:178g
- 本体カラー:ミッドナイトブルー,チタニウムグレー
Xperia XZ2
XperiaブランドのハイエンドモデルとなるのがXperia XZ2である(関連記事)。Xperiaでは初となるアスペクト比9:18の5.7インチ縦長液晶パネルと,Qualcomm製のハイエンドSoC「Snapdragon 845 Mobile Platform」(以下,Snapdragon 845)を採用するのが大きな特徴だ。
従来のXperiaシリーズとは,デザインコンセプトが異なっているのもXperia XZ2のポイントと言えよう。たとえば,従来のXperiaではフラットだった背面パネルが,緩やかな湾曲を描いたものになり,右側面の[電源/スリープ]ボタンに内蔵していた指紋認証センサーも,背面のセンターライン上という一般的な配置になっている。よく言えばトレンドを踏まえた,悪く言えばあまり個性のないデザインといったところか。
●Xperia XZ2の主なスペック
- メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ
- OS:Android 8.0(Oreo)
- ディスプレイパネル:5.7インチ液晶,解像度1080×2160ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 845」(CPUコア Kryo 385×8,最大CPU動作クロック2.6GHz,GPUコア Adreno 630)
- メインメモリ容量:4GB
- ストレージ:内蔵(容量64GB)+microSDXC(最大容量400GB)
- アウトカメラ:有効画素数約1920万画素
- インカメラ:有効画素数約500万画素
- バッテリー容量:3060mAh
- 待受時間:約620時間(LTE),約650時間(3G)
- 連続通話時間:約2010分(LTE),約1840分(3G)
- 対応LTEバンド:FDD LTE Band 1/2/3/4/5/8/11/12/17/18/19/21/26/28,TDD LTE Band 38/39/40/41/42
- 対応3Gバンド:W-CDMA Band 1/2/4/5/6/8/9/11/19
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
- Bluetooth対応:5.0
- USBポート:USB 3.1 Type-C
- 公称本体サイズ:72(W)×153(D)×11.1(H)mm
- 公称本体重量:約198g
- 本体カラー:リキッドシルバー,リキッドブラック,ディープグリーン
AQUOS R2
AQUOS Rシリーズの2世代目となるハイエンドスマートフォンがAQUOS R2だ。アスペクト比9:19,解像度1440×3040ドットという縦長アスペクトと,最大リフレッシュレート100Hz表示に対応する液晶パネル「ハイスピードIGZO」の採用と,
背面アウトカメラとして,動画用と静止画用の2つのカメラを搭載。動画を撮影しながらでも,見どころとなるシーンをAQUOS R2が認識して,自動で静止画撮影してくれるという機能を備える点も,注目すべきポイントと言えよう。
●AQUOS R2の主なスペック
- メーカー:シャープ
- OS:Android 8.0(Oreo)
- ディスプレイパネル:6.0インチIGZO液晶,解像度1440×3040ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 845」(CPUコア Kryo 385×8,最大CPU動作クロック2.6GHz,GPUコア Adreno 630)
- メインメモリ容量:4GB
- ストレージ:内蔵64GB+microSDXC(最大容量400GB)
- アウトカメラ(メイン):有効画素数約2260万画素,F1.9,画角約90度(35mm換算22mm相当),光学式手振れ補正機能搭載
- アウトカメラ(サブ):有効画素数約1630万画素,F2.4,画角約135度(35mm換算19mm相当),電子式手振れ補正機能搭載
- フロントカメラ:有効画素数約1600万画素
- バッテリー容量:3130mAh
- 待受時間:約585時間(LTE),約685時間(3G)
- 連続通話時間:約1830分(LTE),約1710分(3G)
- 対応LTEバンド:FDD LTE Band 1/2/3/4/5/8/11/12/17/18/26/28,
TDD LTE Band 38/41/42 - 対応3Gバンド:W-CDMA Band 1/2/4/5/8
- SIMカードスロット:nanoSIM(nanoUIM)
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
- Bluetooth:5.0
- USBポート:Type-C
- 公称本体サイズ:74(W)×156(D)×9(H)mm
- 公称本体重量:約181g
- 本体カラー:プレミアムブラック,プラチナホワイト,ローズレッド
HUAWEI nova lite 2
もう1製品のHuawei製スマートフォンとなるHUAWEI nova lite 2(以下,nova lite 2)は,5.7インチサイズで解像度1080×2160ドット,アスペクト比9:18の縦長液晶パネルを採用するエントリー市場向けスマートフォンである。SIMロックフリーモデルはすでに販売中だが,ソフトバンクからも登場することとなった。
背面にデュアルレンズ式のアウトカメラを搭載するなど,エントリー市場向けとしては充実した機能を有するのが,nova lite 2の見どころだ。ただ,搭載SoCはHiSilicon製のミドルクラスSoC「Kirin 659」なので,ゲーマーが積極的に選ぶ価値のある端末とは言い難い。
●nova lite 2の主なスペック
- メーカー:Huawei Technologies
- OS:Android 8.0(Oreo)
- ディスプレイパネル:5.7インチ液晶,解像度1080×2160ドット
- プロセッサ:HiSilicon Technologies製「Kirin 659」(CPUコア Cortex-A53×8,最大動作クロック2.36GHz,GPUコア Mali-T830)
- メインメモリ容量:3GB
- ストレージ:内蔵32GB+microSD(最大容量256GB)
- アウトカメラ(メイン):有効画素数約1300万画素
- アウトカメラ(サブ):有効画素数約200万画素
- フロントカメラ:有効画素数約800万画素
- バッテリー容量:3000mAh
- 待受時間:未公開
- 連続通話時間:未公開
- 対応LTEバンド:FDD LTE Band 1/2/3/4/5/8/11/12/17/18/19/21/26/28,TDD LTE Band 38/39/40/41/42
- 対応3Gバンド:W-CDMA Band 1/2/4/5/6/8/9/11/19
- SIMカードスロット:nanoSIM(nanoUIM)
- 無線LAN対応:IEEE802.11n(※5GHz帯非対応)
- Bluetooth:4.2
- USBポート:Micro-B
- 公称本体サイズ:72mm×150mm×7.5mm
- 公称本体重量:143g
- 本体カラー:ゴールド,ブルー,ブラック
DIGNO J
DIGNO Jは,京セラ製のエントリー市場向けスマートフォンである。
携帯電話からスマートフォンに乗り換える初心者を意識した製品で,初心者でも使いやすいホーム画面や,ケータイ打ちが可能な文字入力機能などが特徴だ。また,防水防塵に加えて,液晶パネル表面に保護用アクリルパネルを貼り付けることで,落としてもガラス面が割れにくい耐衝撃性能も見どころである。
ただ,Qualcomm製のエントリー市場向けSoC「Snapdragon 430」を採用しているので,ゲーマーが積極的に選ぶような製品ではない。
●DIGNO Jの主なスペック
- メーカー:京セラ
- OS:Android 8.1(Oreo)
- ディスプレイパネル:5インチ液晶,解像度1080×1920ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 430」(MSM8937,CPUコア Cortex-A53×8,最大動作クロック1.4GHz,GPUコア Adreno 505)
- メインメモリ容量:3GB
- ストレージ:内蔵32GB+microSD(最大容量256GB)
- アウトカメラ(メイン):有効画素数約1300万画素
- フロントカメラ:有効画素数約500万画素
- バッテリー容量:2600mAh
- 待受時間:約640時間(LTE),約720時間(3G)
- 連続通話時間:約1010分(LTE),約1360分(3G)
- 対応LTEバンド:FDD LTE Band 1/2/3/4/5/8/11/12/17/18/19/21/26/28,TDD LTE Band 38/39/40/41/42
- 対応3Gバンド:W-CDMA Band 1/2/4/5/6/8/9/11/19
- SIMカードスロット:nanoSIM(nanoUIM)
- 無線LAN対応:IEEE802.11n(※5GHz帯非対応)
- Bluetooth:4.2
- USBポート:Type-C
- 公称本体サイズ:72mm×145mm×8.4mm
- 公称本体重量:130g
- 本体カラー:チャコールブラック,パールホワイト,アクアブルー
シンプルスマホ4
スマートフォン初心者を重視したエントリー市場向けスマートフォンとしては,シンプルスマホ4という製品も登場する。本製品は,大きなアイコンを並べた独自のホームアプリや,前面下側に[電話]ボタンやホームボタン,[メール]ボタンを並べたデザインが特徴だ。また,初心者に好評という音声検索機能「スマホアドバイザー」を起動する専用ボタンを,本体右側面に装備するといった工夫も凝らされている
搭載SoCは,DIGNO Jと同じSnapdragon 430なので,ゲーマーが選ぶべき製品ではないだろう。
●シンプルスマホ4の主なスペック
- メーカー:シャープ
- OS:Android 8.0(Oreo)
- ディスプレイパネル:5インチ液晶,解像度720×1280ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 430」(MSM8937,CPUコア Cortex-A53×8,最大動作クロック1.4GHz,GPUコア Adreno 505)
- メインメモリ容量:3GB
- ストレージ:内蔵32GB+microSD(最大容量400GB)
- アウトカメラ(メイン):有効画素数約1300万画素
- フロントカメラ:有効画素数約500万画素
- バッテリー容量:2800mAh
- 待受時間:未公開
- 連続通話時間:未公開
- 対応LTEバンド:FDD LTE Band 1/2/3/4/5/8/11/12/17/18/19/21/26/28,TDD LTE Band 38/39/40/41/42
- 対応3Gバンド:W-CDMA Band 1/2/4/5/6/8/9/11/19
- SIMカードスロット:nanoSIM(nanoUIM)
- 無線LAN対応:IEEE802.11n(※5GHz帯非対応)
- Bluetooth:4.2
- USBポート:未公開
- 公称本体サイズ:71mm×143mm×9.4mm
- 公称本体重量:150g
- 本体カラー:シャンパンシルバー,ネイビー,ピンク