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「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」,約90分間にわたるドキュメンタリー映像公開。戦火に追われながらのゲーム開発を綴る
「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」公式サイト
11月21日の発売が予定されている「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」は,2007年にリリースされた「S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chornobyl」と,2008年の前日譚「S.T.A.L.K.E.R. Clear Sky」,そして2009年(日本や欧米では2010年)の後日譚「S.T.A.L.K.E.R. Call of Pripyat」に続く,15年ぶりのシリーズ最新作だ。
シリーズ従来作の舞台となったのは,1986年に大事故を起こしたチェルノブイリ(ウクライナ語ではチョーノビリ)原子力発電所で,原発跡地で2006年に起きた謎の大爆発によって「ゾーン」と呼ばれる謎の異空間が発生。プレイヤーは,立入禁止となったゾーンにある希少な「アーティファクト」を求める人々や,研究者などの依頼を受けて危険なゾーンを探索する「ストーカー」として,ゲームを進めていく。
続編となる「S.T.A.L.K.E.R. 2」の制作が正式発表されたのは2010年で,当初,2012年の発売が予定されていた。しかし,正式発表以降,GSC Game Worldの経営難による一時的な閉鎖や,IPにまつわる訴訟問題などが伝えられ,何度もプロジェクト中止の噂が流れるなど,開発は難航。発売日も延期が繰り返されたものの,ようやく完成に近づいたという印象だ。
「War Game: The Making of S.T.A.L.K.E.R. 2 Documentary」と題された公開映像は,そんな「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズの過去を振り返るもので,多数の開発スタッフが登場する。シリーズ第1弾の仮タイトルが「S.T.A.L.K.E.R. Oblivion Lost」で,舞台も異なっていたことなど,興味深いエピソードがいくつも明かされているが,ドキュメンタリー映像の多くの場面を占めるのは,2022年に起きたロシアによるウクライナ侵攻だ。
戦火に追われてキーウを脱出し,チェコで開発を再開したことや,脱出に失敗してウクライナに留まった人々の体験などが,多数の開発スタッフによって生々しく語られている。
新作情報そのものは少なく,一方で実際の戦争の悲惨な場面が数多く収められているので,その点は,あらかじめ注意してほしいが,戦争の中でゲームを開発する意義さえ感じられる映像だろう。興味のある人は視聴してほしい。
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S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl
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S.T.A.L.K.E.R. 2 is a registered trademark of GSC Game World Global Ltd. (C) 2024 GSC Game World Global Ltd. GSC Game World and its logos are Trademarks or Registered Trademarks Of GSC Game World Global Ltd. (C)S.T.A.L.K.E.R. 2 HEART OF CHORNOBYL a game developed GSC Game World.
S.T.A.L.K.E.R. 2 is a registered trademark of GSC Game World Global Ltd. (C) 2024 GSC Game World Global Ltd. GSC Game World and its logos are Trademarks or Registered Trademarks Of GSC Game World Global Ltd. (C)S.T.A.L.K.E.R. 2 HEART OF CHORNOBYL a game developed GSC Game World.