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「西遊記」に歴史上の有名人物などが加わって大暴れ!? ゲームポット新作MMORPG「完全無敵2Dアクション ウィローズ」発表会
今回の発表会で,まず新規タイトルの作品名が「完全無敵2Dアクション ウィローズ」(以下,ウィローズ)であることが,ゲームポットのKEMI氏から明かされた。
ウィローズは“英雄”をテーマにした作品で,その名前の由来は「We are heroes」という一文を省略したものだとのこと。
ロゴのデザインは,書道家の武田双龍氏が手がけており,「ゲームの世界観に合わせて,“柔らかさ”と“力強さ”を表現いたしました」というコメントが氏から寄せられた。ウィローズは,水墨画のようなタッチのビジュアルが印象的なゲームなので,そこをさらに生かせるよう,武田氏にロゴの制作を依頼したのだそうだ。
出演者一覧
ライセンサー:CJ Internet
海外パブリッシングチームマネージャー:ナム・ヨンソン氏
海外パブリッシングチームジュニアマネージャー:ハン・ギウン氏
開発元:NNG Lab
Project Manager:ウ・ジンヒョク氏
Project Manager:ジュ・ソンウン氏
日本運営元:ゲームポット
エンタテインメント事業部 ウィローズチーム プロデューサー KEMI氏
ターゲット層は,横スクロールアクションやMMORPGを遊んだことがある中学生から20代の男性を想定してはいるが,気軽に遊べるゲームに仕上がっているため,性別や年齢に関係なく幅広い層に遊んでほしいとのこと。
ここで話は,具体的なゲームの内容へと移る。舞台は西遊記の物語から200年が経過した世界で,主人公は孫悟空達の子孫になる。この時代は妖怪の出現によって世が乱れており,そんな世界を救うために旅立つところからストーリーが始まるそうだ。
キャラクターは二頭身のSDキャラで,孫悟空,沙悟浄,猪八戒の末裔や,三蔵法師の弟子といったものが用意されている。それぞれのキャラクターには特徴があり,例えば孫悟空なら剣や棒による接近戦が得意,沙悟浄なら弓矢や暗器で遠距離から攻撃できるといった具合で,それぞれプレイフィールが異なる。また各キャラには「秘技」と呼ばれる固有のスキルが用意されており,これは威力が高いのはもちろんのこと,カットインが入って派手なモーションでの攻撃が見られるなど,プレイにアクセントをもたらすものになっている。
ゲームシステムにおける最大の特徴は,歴史上の人物に変身できる「英雄変化」だ。仕組みとしては,敵を倒した際に「霊玉アイテム」を一定確率で入手でき,これを使用すると「英雄カード」というアイテムを入手できる。このカードを使うことで英雄に変身するわけだが,英雄になった場合は英雄固有の秘技を使用できるようになる。KEMI氏によればカードは5段階ある……とのことだったが,何が5段階あるのかは不明。おそらくはレベルのようなものだろう。
英雄カードは12名分用意されており,日本の英雄は6名用意されるとのこと。とくに名前は出なかったが,見た感じ坂本龍馬や織田信長っぽいキャラが確認できた。新しい英雄が追加されるたびに,それ以前の英雄カードの出現率は下がってレア化していくそうなので,コンプリートを目指すなら早いうちからプレイするのがいいだろう。
また,「コレクションブック」というコンテンツがあり,英雄カードを入手すると,シルエット表示だった英雄がカラーイラストになって閲覧できるようになるといった,カードのコレクション要素があることもアピールされた。
操作面では,同系統の競合タイトルと比べて,スピーディな横スクロールアクションを楽しめるよう工夫がされているという。ダッシュや二段ジャンプ,ハイジャンプなどのアクションが充実しているほか,レベル1の時点から「きんと雲」に乗って空中を移動できるといったことが特徴だ。ちなみに乗り物は,きんと雲以外にも「スケートボード」「飛行ひょうたん」といったものが用意されている。
このほか,パーティプレイに対応した「ボス戦プレイ」というモードが用意されている。これは用意されたマップに存在する巨大なボスモンスターを,みんなで協力して倒そうというもの。それぞれのボスは,倒すと一定確率で自分が身につけている装備アイテムをドロップする。それを装備することで,ボスの姿を真似することができるそうだ。さらには,ボスそのものになれる「妖怪変化」も用意されており,ボス戦にチャレンジすることで,プレイヤーは多彩な攻撃パターンを獲得していけるようになる。
コレクション要素として,なんでも集められる「収集百科システム」が紹介された。どこまで“なんでも”集められるのかは不明だが,例えば妖怪のスキルを奪って自分で使えるようにしたりできるほか,一定のコレクションを達成すればインセンティブを獲得できるなど,コレクターにも十分対応できる仕組みが用意されるようだ。このほか一次生産,二次生産などもあり,アイテムの種類は豊富そうである。
KEMI氏が一押ししていたのは,大量のクエストだ。実に1000ものクエストが用意されているそうだが,クエストの受注や完了,報酬の受け取りがすべてその場でできるようになっており,わずらわしさがないという。おかげでゲームがサクサクと進み,レベルアップも早いのだそうだ。
気になるβテストは,「1stテスト 〜サーバを落とせ〜」が12月16日〜12月19日の4日間開催される。これは1日あたり5時間(17時から22時)限定のテストとなる。あえて時間を限定することで,サーバへの負荷を増大させるそうで,これはテスト名からも分かるとおり,あえて人数制限を設けないことで,いっそサーバーを落としちゃうくらい盛り上がってほしい……というテストだそうだ。
最終的なテストとなる「Finalテスト」には,2011年1月に予定されているとのこと。今回の1stテストで問題が起こらない限りは,この予定のまま実施されるそうだ。
最後に開発者からのコメントを頂いたので,紹介していこう。
ナム・ヨンソン氏:
ウィローズはアジア風のグラフィックスに加え,文化的,歴史的な要素も入っています。日本のユーザーさんが喜ぶようなコンテンツを提供するために,全力でサポートさせてもらいますのでよろしくお願いします。
ハン・ギウン氏:
ウィローズの制作にあたって,さまざまな準備をしてきました。日本のユーザーの皆さんに最初の印象を強く残せるよう,ティザーサイトの制作にも力を入れましたので,期待してください。
ウ・ジンヒョク氏:
CJ Internet,そしてゲームポットと仕事ができるのは,開発者としても嬉しく思います。今後ウィローズが成功できるように,最善を尽くしていきたいと思っています。
ジュ・ソンウン氏:
韓国での正式サービス日と私の誕生日が同じということもあり,どこか縁を感じています。このタイトルには強い愛情を持っていますので,日本でも成功できるよう頑張りたいと思います。ありがとうございました。
KEMI氏:
このゲームの準備のために,2か月以上も開発会社に赴き,日本向けにアレンジを加えてきました。開発を手がけたNNG Labさんもすごく協力的で,こちらの提案にポジティブな意見をくれて,とても感謝しています。ユーザーの皆さんにプレイしていただいて,ご満足いただけるイメージを持っています。今後ともよろしくお願いいたします。
「ウィローズ」公式サイト
- 関連タイトル:
ウィローズ
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2010 Licensed By CJ Internet, Corp. 2010 Published By Gamepot, Inc.