NVIDIAは世界規模で,「Defense of the Ancients 2」「The Elder Scrolls V: Skyrim」「Rage」「Call of Duty: Modern Warfare 2」など,この秋登場するPCゲームとタイアップした「GEAR UP.GAME ON.」キャンペーンを実施する。その日本版となるのが「やっぱりゲームはGeForce GTX」キャンペーンである
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NVIDIAは,国内で2011年11月2日発売予定となっているPC版
「バトルフィールド3」に向け,GeForce搭載グラフィックスカードおよびPCの販促キャンペーンを開催すると発表した。キャンペーンタイトルは
「やっぱりゲームはGeForce GTX」。このキャンペーンでは,GIGA-BYTE TECHNOLOGYやLeadtek Research,Palit Microsystems,ZOTAC Internationalなどといったグラフィックスカードメーカーから
「バトルフィールド3 スペシャルボックス」と銘打たれた特別版が登場するほか,システムビルダー各社からは,
「Geared for Gaming」ロゴマークの入ったゲーマー向けPCが登場する予定だ。
バトルフィールド3を推す「やっぱりゲームはGeForce GTX」キャンペーンの公式ページはすでに立ち上がっている。「世界にはあるPCゲームへの盛り上がりを,日本でも起こしたい」(NVIDIA)
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現時点におけるキャンペーン協賛グラフィックスカード(左)と,Geared for Gamingプログラム協賛メーカー各社(右)
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Steamの統計による「バトルフィールド3の推奨環境をクリアしている人の割合」。86%の人が推奨スペックを満たしていないという
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現時点で詳細は明らかになっていないが,これらキャンペーン対象製品で,
バトルフィールド3にちなんだ購入特典が用意される見込みになっているという。
NVIDIAは,
「GeForce GTX 560以上を使えば,バトルフィールド3の推奨動作環境をクリアできる」と,この秋の注目タイトルに向け,グラフィックスカードやゲームPCの買い換えを喚起していく計画だ。バトルフィールド3に向けてPC環境の見直しを考えているなら,一度,
キャンペーンページに目を通しておくのも悪くなさそうである。
NVIDIAが示した,バトルフィールド3と,6年前のタイトルとなる「バトルフィールド2」とのグラフィックス比較。PCゲームのグラフィックスは進化し続けているとされた
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 上のスクリーンショットに関連して,ゲーム機とPC向けGPUの性能を比較した図。ゲーム機の場合,現行世代機は2005年頃に仕様が決まり,その後進化していないが,PC用GPUは大きく進化し,「GeForce GTX 580」の時点でその差は9倍にまで開いているとNVIDIAはアピールする |
 パッケージ流通だけ見ると“死に体”に見えるPCゲーム市場だが,Steamなどに代表されるデジタル配信や,いわゆるFree-to-Play(アイテム課金)ゲームは大きく成長しているとNVIDIA。同社の予測だと,2014年にも市場規模はゲーム機のそれを抜くとのことだった |