「Royal Quest」のムービーが初公開。1C Company初となるMMORPGは，どんな雰囲気のゲームなのか

　ロシアの1C Companyが正式サービスを予定している同社初のMMORPG，「Royal Quest」のムービーが初公開された。モンスターの独創的なデザインが目を引くタイトルだが，ムービーにはやや子供っぽいプレイヤーキャラクターがオーバーサイズの武器を振り回すなど，日本製RPGの影響らしきものが見られるシーンもある。

　公開されたムービーは2分以上あり，前半は制作発表の際に登場した巨大な両生類やトランプ模様のロボットなど，ユニークなモンスター達を紹介している。後半にはインゲームのシーンが収められており，プレイヤーキャラクターがモンスターを倒していく様子が確認できる。

「RoyalQuest」公式サイト

　明るい色彩の背景や，斜め見下ろし型の視点からサクサクとゲームが進んでいく様子は，「ファイナルファンタジー」シリーズと「Diablo」シリーズを一緒にしたような雰囲気だ。ムービーには，これに加えて黄色い2足歩行の鳥型騎乗動物も登場するので，彼らがJRPGをかなり意識しているのは間違いなさそうだ。

　このRoyal Questを開発するKatauri Interactiveは，日本に近いウラジオストクに本拠を置くスタジオで，RPGを中心に10年以上ゲーム開発を続けている。「King's Bounty」など，北米でも評価の高い作品を送り出したことで最近，知名度が上っているが，同社の公式サイトに日本語のページがあった（現在はロシア語のみ）など，日本をかなり意識しているようだ。MMORPGの制作はKatauri Interactiveにとって初めてのことだが，今後の展開が楽しみだ。