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声優の鈴木達央さんと立花慎之介さんによるトークセッションも行われた,「Black Robinia製作発表会」レポートを掲載
本作は女性層に向けたミステリーアドベンチャーゲームで,「探偵」と「警察」という対立する二つの視点から事件を調査/推理し,謎を解いていくという内容だ。探偵サイドと警察サイドそれぞれに主人公が存在し,プレイヤーはそのいずれかを選んで,事件を解決に導いていくことになる。なお本作は2011年2月24日に発売予定で,価格は通常版が6090円,初回限定版が8190円(いずれも税込)となる。
なお本発表会は,公式サイトで事前に参加者の募集が行われており,当選した約120名のファンが来場していた。本稿では,その模様をレポートしよう。
「ブラックロビニア」の特徴は,一つの事件を違った角度から捜査するという独特なシステムにある。また,探偵と警察それぞれの主人公でゲームシステムが異なっている。探偵側は,物語中で事件に関連するキーワードを集め,穴埋め形式の問題にそのキーワードを使って「推理」する,警察側は画面内の怪しい場所を調べる「捜査」を行うなど,異なるアプローチで事件を解決に導いていくことになる。
主人公の一人。探偵の香津木 零 |
零の助手で,ムードメーカーの橘 晃太朗 |
もう一人の主人公で、零とは中学生時代からの付き合いがある如月秋羅 |
誰にでもフランクに接するが,証拠の保全には厳しい神楽坂月彦 |
脇を固める魅力的なサブキャラクター達。零や秋羅とはどう関わってくる? |
なお,本作のキャラクターデザイン&ゲームビジュアルは,イラストレーターのこちもさん,オープニングテーマ/エンディングテーマの楽曲はElements Garden,開発はシステムプリズマが担当する。
なお,角川書店刊の月刊ASUKAにおいて,今冬から開始が予定されているコミック連載では,こちもさんが作画を担当するとのこと。
また,同梱版とは別に,零や秋羅の少年時代を描いたドラマCDも別途発売予定。こちらは4巻までの予定が決まっている。
9月22日に発売された第1巻「boys, boys, come out play」,10月27日発売予定の第2巻「London Stage」に続き,第3巻は11月26日,第4巻は12月22日に発売される予定だ。
主題歌CDやサウンドトラックも発売。鈴木達央さんと立花慎之介さんによるデュエットソングも収録される | |
ドラマCDの収録裏話も飛び出した
鈴木達央さんと立花慎之介さんのトークセッション
まずはゲーム版に先駆けて発売されたドラマCDの収録エピソードに関して,それぞれが演じるキャラクターの印象についての質問が出た。
立花さんは,秋羅について「零が猫なら秋羅は犬なのかな」とコメントし,「集団行動を大切にするという部分が感じられた」と話した。
また,秋羅のように体格のいいキャラクターを立花さんは演じたことがなかったらしく,「こういう感じは初めてだから,面白いなと思いました。いろいろと演技の面で挑戦させてもらっています」と,秋羅を演じた印象を述べていた。
立花さんは「今まで一緒に歌ったことがないんで,僕的にはすごく楽しみですね」とコメント。さらに,鈴木さんがキャラクターを演じるたびに楽曲を歌うケースが多いことに触れ,「先に録って。仮歌はお前の聴いてコピるから」とジョークを飛ばした。
それを受けた鈴木さんは,「僕,その展開多いんですよ。数々の役者さんが僕の仮歌を聴いて歌ってますからね(笑)。『歌いやすかったよ』ってよく言われます」と返す。
そしてトークセッションの最後に,鈴木さんと橘さんはそれぞれ以下のようにスピーチをして,発表会の幕は閉じた。
「『ブラックロビニア』は,普段推理モノやミステリーに触れていない人に対して,門戸を広く設けたゲームだと思います。僕はそれにいいスパイスを加えられるように,零というキャラを演じていきたいですね。この作品が皆さんの生活にとって,一つの刺激になってくれれば嬉しいです」(鈴木さん)
「ドラマCDは中学生,ゲームは大人,その間を補完するコミックス,それぞれが別のメディアで違う時間軸をやっているというのは新しい事だし,またそれらの根幹にあるのが“ミステリー”だと思っています。普通に楽しんでいただくのもいいんですけど,皆さんも一緒に考えながらプレイしてもらえたら嬉しいです。これから広がっていく『ブラックロビニア』の世界を,今からツイッターでつぶやいたり,ブログで宣伝してほしいですね。よろしくお願いします」(立花さん)
(c)BROCCOLI / Illustration:こちも