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[AOU2011]3D格闘ゲームの頂点を目指す「鉄拳TAG TOURNAMENT2」,“タッグコンボ”の全容が明らかになった,ステージイベントレポート
原田氏はまず,なぜ「鉄拳TAG TOURNAMENT」の続編を出すのかについて,ファンだけでなくゲームセンター関係者,つまりオペレーター側からの声が大きかったという事実を語った。12年前,「鉄拳3」を受けて制作した鉄拳TAG TOURNAMENTは開発チームが予想した以上に好評であり,「鉄拳6 BLOODLINE REBELLION」の人気がピークを迎えつつある今,「次に出すのはTAG2しかない」と感じたのだという。
[AOU2011]「鉄拳TAG TOURNAMENT2」がプレイアブル出展。スクリーンショット公開&YouTubeには最新トレイラーも登場
「鉄拳TAG TOURNAMENT2」公式サイト
1つは「タッグコンボ」と呼ばれるシステムで,空中コンボ始動技がヒットする直前にタッグボタンを押すことで,パートナーに交代してコンボをつなげるというもの。特徴は通常のコンボではどうしても発生してしまう「ゲージの回復」を最小限に抑えられることだ。回復ゲージは体力ゲージ上に赤い部分として表示され,控えに回っている間に,徐々に回復が行われる。
逆に,ゲージの回復を抑えることは難しいが,大きなダメージを狙えるのが,もう1つの「タッグアサルト」だ。タッグアサルトでは,バウンド状態の相手を拾えるので,より多くの技を叩き込める。
例えば対戦の序盤はタッグコンボで着実にダメージを稼ぎ,KOを狙えるタイミングで,タッグアサルトを繰り出し,一気に倒し切るといった戦い方が可能になる。状況に合ったコンボ選択が必要になってくるというわけだ。
なおタッグコンボの操作については,初心者でも簡単に出せるように現在も調整中とのこと。そのほか,新たなステージギミックである“ベランダ落ち”や,パートナーとの相性によって,レイジが発生しやすい/しにくいなどといった,新たなフィーチャーも用意されているとのことなので,本作のファンは稼働開始を楽しみにしよう。
まず「ライブモニター」が大幅に強化され,操作パネルなどが追加された。「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」でも採用されたシステムだが,操作パネルを使うことによって,見たいコンテンツに素早くアクセスできるようになったという。また,日本の店舗でしか使えなかった「TEKKEN-NET」が海外の店舗に広がり,世界中を対象にしたランキングやリプレイなどが閲覧可能になる。例えば韓国やヨーロッパなど,「鉄拳」シリーズの人気が高い国の最新の対戦を,日本にいながらにして見られるわけだ。
またセガの「Aimeカード」と相互乗り入れすることで,バンダイナムコゲームスとセガの両タイトルで使用が可能になる。Aimeカードと同じく「おサイフケータイ」の利用もでき,この場合はカードを用意する必要すらないとのことだ。
情報の閲覧は,Web対応になったことで,従来の携帯電話はもちろん,iPhoneやAndroidなどのスマートフォン,さらにPCからでも可能になり,カードの再発行についても,店員さんの手を煩わせることなくWebから新しいカードに移行できる。
AOU2011に出展されているバージョンでは,42人のキャラクターがプレイ可能で,開発度でいえば50%程度という。シリーズファンには懐かしいキャラクター,ステージ,そしてBGMなども用意されており,さらにタッグになったにもかかわらず,ロード時間などは短縮されているそうだ。ゲームの内側から外側まで,あらゆる面で強化された鉄拳TAG TOURNAMENT2の続報に期待しよう。
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