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[TGS 2010]可愛いキャラクターや,独特な世界観は必見! 経営シミュレーション(?)の要素も持ち合わせるニンテンドーDS用ソフト,「とんがりボウシと魔法のお店」をプレイ
本作は,“見習い魔法使い”として魔法学校に入学したキャラクターを操作して,友達や町の人など,さまざまな人々との会話を楽しむコミュニケーションゲームだ。
ケーキ屋さん,レストラン,洋服屋さんにアクセサリーショップと,いろいろなお店が町にあり,さらにプレイヤーが自分の店をオープンさせることも可能になっている。多くの新要素があるため,前作である「とんがりボウシと魔法の365にち」を相当にやり込んだ人でも,新たな気持ちで楽しむことができるだろう。
そんな本作のプレイアブルデモを遊ぶことができたので,さっそくプレイレポートをお届けしたい。
試遊台のバーションは,ほぼ完成品とのこと。プレイヤーはハナコ(女の子)か,たろう(男の子)の二人から一人を選んでゲームを開始することになる。
本作にはとくに決められた目的があるわけではなく,あくまでコミュニケーションをメインとしたタイトルだ。筆者はまず,3Dのフィールドを歩き回りながら,街の人とコミュニケーションを図ったり,いろいろな場所を探索するところから始めた。
最初に感じたのは,キャラクターのデザインがかなり可愛いという点だ。パッと見,低年齢層をメインターゲットにしたタイトルだが,低年齢層だけではなく,女性ユーザーにもオススメできそうな印象だ。
筆者的にも少しツボなデザインだったので,そういった可愛いキャラクター達がちょこちょこと歩き回っている姿を見ていたら,思わずニンマリ顔になってしまった。……ファミリーコーナでの出展だったため,家族連れの人達に不気味がられていなかったか,今になってちょっと心配だ。
ニンテンドーDS向けということもあり,グラフィックスは当然,据え置き型のハードと比べるようなものではないが,街の様子や小物類など,なかなか細かく描きこまれている。とくに町並みはかなりホンワカした,心が和むデザインになっている。このあたりは,やはりここが“魔法の国”という設定だからなのだろう。
操作性はかなりシンプルにまとめられている。ほぼすべての操作をタッチペンで行えるため,DSのウリでもある直感的な操作でテンポよくゲームを楽しめるのだ。もちろん,十字キーで歩く,Yボタンで話す,Xボタンで杖を使う/キャラを選ぶ,Aボタンで決定/メッセージを進める/基本アクション,そしてBボタンでキャンセルといった割り付けになっているので,プレイヤーの好み次第で,ボタン操作でもプレイすることも可能だ。
プレイを始めて数分,ビターなる人物に「おれと付き合ってくれ」と誘われた。彼がどういった人物なのか分からない(前作にでてきたとか?)が,せっかくの誘いを断ることもないと思ったので,しばらくビターと行動を共にすることにした。
どうやら本作は,街の人達と話すことで,イベントなどが発生するシステムらしい。
また,魔法の国という設定であるため,町にはかなり個性的な人物も存在する(ネコが普通に喋るし)。というわけで,気になるキャラクターがいたらどんどん話しかけてみよう。意外な情報が入手できるかもしれない。
また上でも触れたが,本作では,洋服屋さん,お花屋さん,ケーキ屋さんなど,子供のなりたい職業ランキングの上位を独占しているような,夢の職業に就くことができる。今は大人になってしまったかつての子供達は,キラキラしていたあの頃の自分の瞳を思い出しながら,本作をプレイして子供の頃にタイムスリップしよう。
また筆者が確認したところ,お客さんが商品を値切るイベントも存在する。
値切りに応じるかはどうかはプレイヤー次第で,値切りに応じてお客さんの好感度を上げるか(お得意さんになってくれることもある),それともお店の利益を優先して値切りを断るか,といった経営シミュレーションとしての側面も持ち合わせているのだ。
お店や最近のトレンドのランキングなども見られるので,それを参考にして商品の仕入れを考えていくこともできる。このへんも,経営シムっぽい。
経営にはつきものの銀行も登場するので,お店を持ったときには,経営者としての手腕が試される場面もかなりありそうだ。
見た目の可愛さに目が向きがちだが,もちろん,ゲームとしてもしっかり遊べる印象だったので,魔法の街の住人になりたい人は試してみよう。
- 関連タイトル:
とんがりボウシと魔法のお店
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