お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
[TGS 2010]バトルの楽しさはまさに「サガ」。“なんでもあり感”が楽しい「サガ3時空の覇者 Shadow or Light」プレイレポート
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2010/09/17 18:57

ニュース

[TGS 2010]バトルの楽しさはまさに「サガ」。“なんでもあり感”が楽しい「サガ3時空の覇者 Shadow or Light」プレイレポート

画像集#002のサムネイル/[TGS 2010]バトルの楽しさはまさに「サガ」。“なんでもあり感”が楽しい「サガ3時空の覇者 Shadow or Light」プレイレポート
 9月2日の正式発表(関連記事)からわずか2週間。TGS 2010で早くもプレイアブルバージョンが出展された,「時空の覇者 Sa・Ga3」(ゲームボーイ,1991年)のリメイク,「サガ3時空の覇者 Shadow or Light」。会場には,ゲームを初めから遊べる台,序盤で最初に訪れるダンジョンから遊べる台という2つの設定の試遊台が設置されていた。

画像集#011のサムネイル/[TGS 2010]バトルの楽しさはまさに「サガ」。“なんでもあり感”が楽しい「サガ3時空の覇者 Shadow or Light」プレイレポート

「サガ3時空の覇者 Shadow or Light」公式サイト


■基本的なストーリー展開はゲームボーイ版と同じ

未来を救うため,主人公デューン達は旅立つ
画像集#004のサムネイル/[TGS 2010]バトルの楽しさはまさに「サガ」。“なんでもあり感”が楽しい「サガ3時空の覇者 Shadow or Light」プレイレポート
 まずゲームを初めから遊べる台をチェック。最初にキャラクターメイクを行ったあと,いきなりバトルが始まる。このバトルが簡単なチュートリアルを兼ねており,その後,あらためて冒険に旅立つことになる。

 プレイできた範囲で判断する限り,メルローズが5人目の仲間になってくれることや,神殿にサハギンが現れるイベントバトルなどから,基本的なストーリー展開はゲームボーイ版と同じようだ。

 フィールドの移動は,マップを自由に動き回るタイプではなく,街やダンジョンなどのエリアへ向かう進行可能なルートを選ぶことで,自動的に移動できるというもの。目的地へのルートの途中に分岐点があったりもしたので,“サブイベント用の場所”といったエリアが用意されているのかもしれない。

画像集#005のサムネイル/[TGS 2010]バトルの楽しさはまさに「サガ」。“なんでもあり感”が楽しい「サガ3時空の覇者 Shadow or Light」プレイレポート
すべての大陸が海に沈もうとしていた
画像集#006のサムネイル/[TGS 2010]バトルの楽しさはまさに「サガ」。“なんでもあり感”が楽しい「サガ3時空の覇者 Shadow or Light」プレイレポート
伝説の戦闘機「ステスロス」。時空を超える力を持つという

■「連携」と「チェーンエンカウント」を駆使するバトルシステム

 まぁゲーム開始直後の流れは,良くも悪くも“普通のRPG”である。イベントの雰囲気もニンテンドーDSの「サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY」(以下,サガ2)と同じような印象だ。
 しかし“サガらしい面白さ”は,そのバトルにあった。序盤で最初に訪れるダンジョンとなる北の塔に到着してからがいよいよ本番である。ちなみに,もしTGS 2010への予習でこのレポートを読んでいるのであれば,雰囲気を掴みたいなら「ゲームを初めから遊べる台」で,すぐにゲームの面白さを見極めたいのなら「ダンジョンから遊べる台」を選んでプレイすることをオススメする。

 バトルにおけるキャラクターの攻撃は,ロングソード→天地二段というように,使う武器→技とコマンドを選んでいくタイプのものだった。強力な技ほど武器の耐久力を多く消費するという仕組みだ。

画像集#010のサムネイル/[TGS 2010]バトルの楽しさはまさに「サガ」。“なんでもあり感”が楽しい「サガ3時空の覇者 Shadow or Light」プレイレポート
 さて,このバトルで面白いのは,キャラクターの行動順が各キャラクターの顔アイコンで表示される点である。
 本作の戦闘では,仲間同士で行動のタイミングが同じで,かつ特定の同じ技を使っていると「連携」が発生する。しかし,武器や技によって行動の早さは変わってくるため,タイミングを合わせるのが難しい。そこで,アイコン表示による事前行動予想順を参考に,使う技を変えたりしてうまく連携するように調整していく。“タイミングを合わせる”という新しい要素が生まれているわけだ。ちなみに連携する可能性があるキャラクターと技もアイコンで一目瞭然となっている。

 なお連携が発動すると,通常の攻撃に加えて連携によるダメージボーナスが発生,さらに“技名の連結”が行われる。連携する技によってはかなりへんてこな技名になったりもするが,この要素はシリーズでお馴染みだ。ファンとしてはむしろ楽しいところだろう。

 ダンジョンは,シンボルエンカウント式で,通常敵はグレーのシルエットだが,こちらを発見すると赤くなって追いかけてくる。ダンジョンの雰囲気などはサガ2と大きく変わらない印象で,若干の仕様変更はあるもののチェーンエンカウント(※)も健在だ。
※チェーンエンカウント……サガ2に実装された,フィールド上の敵シンボルが近くに2体以上いる状態で接触すると,高い確率で両方の敵が同時に襲ってくるというシステム

 ちなみに,前述の「連携」は,途中で敵を全滅させるとそこで終了する。しかし,チェーンエンカウントしているときは少し様子が異なる。今作のチェーンエンカウントは,複数の敵と同時に戦うのではなく,複数の敵と“連続で”戦う仕組みなのだ。

 そしてここがポイントなのだが,連携の途中で一つの敵グループを全滅させた場合,連携の続きは次グループに持ち越されることになるのだ。つまり連携が無駄にならないのである。そのため,たくさんの敵とチェーンエンカウントして,連携技のダメージボーナスを最大限に生かしつつ次々と敵を倒していくことができる。通常攻撃でちまちまと戦うのではなく,強力な技でざくざくと戦っていくのが,本作らしい楽しみ方といえそうだ。

■はちゃめちゃなキャラクター構成を楽しもう

バトル中にステータスや技がアップする
画像集#007のサムネイル/[TGS 2010]バトルの楽しさはまさに「サガ」。“なんでもあり感”が楽しい「サガ3時空の覇者 Shadow or Light」プレイレポート
 前作のサガ2では多彩な種族でパーティを組むことができたが,今回はなんとプレイ中に,敵の落とす肉などを使用することで,キャラクターの種族がころころと変わっていく。ゲームボーイ版の特徴の1つが引き継がれた形だ。
 今作では,バトル中にリアルタイムで技を覚えたり,パラメーターが上がったりする。種族によって上がりやすい能力値が変化するため,特定の能力値を上げたいときはキャラクターを意図的に特定の種族に変更したりして,効率を高めることができるのだ。

 個人的には,キャラクターの種族変化後の姿がイベントシーンに反映される点が面白いと感じた。種族変化後に人型をしていればまだいいが,スライムや“剣”などの姿になることもあるのだ。それらがイベントシーンで普通に仲間達と会話している姿は,少し笑わせてくれる。そしてそのシュールさがまた“サガらしい”点でもあるのだ。

時間を操る装置「タイムズ・ギア」は,イベントやバトルに大きく関わってくるとのこと
画像集#008のサムネイル/[TGS 2010]バトルの楽しさはまさに「サガ」。“なんでもあり感”が楽しい「サガ3時空の覇者 Shadow or Light」プレイレポート
 発表されたばかりの「サガ3時空の覇者 Shadow or Light」だが,今回のプレイアブルバージョンで,その基本となるバトルの楽しさは十分に堪能できた。戦略性の高いバトルや計画的なキャラ育成など,「サガ」ファンの期待を裏切らない作品であろうことが感触として掴めた。
 今回は新システム「タイムズ・ギア」によるシナリオの変化までは確認できなかったのだが,このあたりについては今後,さらに情報が公開されていくはず。続報に期待しよう。

「サガ3時空の覇者 Shadow or Light」公式サイト


  • 関連タイトル:

    サガ3時空の覇者 Shadow or Light

  • この記事のURL:
AD(最終更新日:2022/12/16)
サガ3時空の覇者 Shadow or Light
ビデオゲーム
発売日:2011/01/06
価格:¥11,300円(Amazon) / 12800円(Yahoo)
amazonで買う
Yahoo!で買う
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:12月21日〜12月22日