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[TGS 2019]未発表新型ノートPC「GF65 Thin」の中身を世界初公開。MSIブースで見どころの新製品をチェック
そこで本稿では,GF65 Thinをはじめとする新型ノートPCなど,MSIブースの見どころを紹介しよう。
初公開のGF65 Thinは比較的安価な薄型ゲーマー向けノートPC
早速,初公開となったGF65 Thinの中身を見てみよう。筆者がブースを訪問したときに展示してあったのは,GF65 Thinの底面を外して,マザーボードやクーラーなどが見えるようにした試作機である。
MSIのゲーマー向け薄型ノートPCには,薄さと高性能を兼ね備えた「GS」シリーズと,今回取り上げる「GF」シリーズがある。GSシリーズが,ハイエンド製品に相応しいスペックを備える一方で価格も相応にお高い製品であるのに対して,GFシリーズは20万円未満の比較的手の届きやすい価格帯を狙った製品なのがポイントだ。
ただ,既存の製品である「GF63 Thin」が,排気用のファンを1基しか内蔵していなかったのに対して,新しいGF65 Thinでは,2基のファンと複数のヒートパイプを組み合わせた冷却システムとなったのが大きな違いであるという。構造的には,現行のGS65シリーズが採用する冷却システム「Cooler Boost Trinity+」よりはやや簡略化してあるようにも見えるが,既存製品よりも高性能なCPUやGPUを搭載可能なポテンシャルを有するであろうことは想像に難くない。
HDDは内蔵しない代わりに,M.2 SSD用のスロットを2基備えて,SSDを複数枚搭載できるというのも,比較的安価なノートPCとしては見どころと言えよう。
価格や発売時期は未定――2020年の年明けかもしれないとのこと――だが,手の届きやすい価格のゲーマー向け薄型ノートPCが登場すれば,興味を惹かれる人は少なくなさそうだ。
抜群の価格対スペック比が魅力のGL65
MSIブースのノートPCで,取り上げておきたいもう1つの製品が,9月13日にオンラインショップ限定で発売となる「GL65」(型番:GL65-9SD-046JP)だ。
一見すると,特別なところがなさそうに見えるGL65だが,その特徴は抜群の価格対スペック比にある。
GPUにノートPC用「GeForce GTX 1660 Ti」,CPUには4コア8スレッド対応の「Core i5-9300H」を採用し,メインメモリ容量は8GB×2,内蔵ストレージは容量256GBのPCIe SSDと容量1TBのHDDを搭載。さらに15.6インチサイズで解像度1920×1080ドットの液晶ディスプレイは,リフレッシュレート144Hzに対応するといった具合に,エントリークラスよりも一回り上のスペックを有しながら,なんとメーカー想定売価が税込16万円前後なのだ。
MSIブースにおけるその他の見どころ
MSIブースには,ノートPC 2製品以外にも見どころのある製品がいくつもあった。それらを写真で簡単に紹介したい。
今回の目玉製品と紹介されたのが,クリエイター向け液晶ディスプレイの「Prestige PS341WU」だ。いわゆる4K解像度よりも広い解像度5120×2160ドットの34インチIPS液晶パネルを採用し,VESAのHDR対応ディスプレイ規格「DisplayHDR 600」認証も取得した製品である。
デジタルシネマ向け色域規格である「DCI-P3」のカバー率98%という色域の広さも特徴だ。価格は未定であるが,相応に高価な製品となるのは間違いない。垂直最大リフレッシュレートは60Hzとのことだが,こんな高解像度のウルトラワイドディスプレイでゲームをプレイしてみたいものだ。
ゲーマー向け周辺機器では,国内未発表のUSB接続型ヘッドセット「Immerse GH50」を参考出品していた。アナログ接続型ヘッドセット「Immerse GH30」の上位モデル的な製品であるが,ヘッドセット側に7.1chバーチャルサラウンドサウンド再生機能を備えており,特別なソフトウェアなしにサラウンドサウンドを再生できるのが特徴だ。
MSIの東京ゲームショウ2019特設Webページ
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