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キーワードは“立体視”+“ヘッドトラッキング”。「METAL GEAR ARCADE」のロケテストで,FPSの未来を垣間見た
今回は「アドアーズ渋谷店」にお邪魔し,同作をプレイしてきたのでその様子をお伝えしていこう。
「METAL GEAR ARCADE」公式サイト
立体視モニターと5.1チャンネルの立体音響によって表現された臨場感溢れる戦場を,専用の「ガンコントローラー」を使った操作で駆け抜けるという,まさにアーケードならではのゲーム体験が楽しめるタイトルとなっている。
今回のロケテストでは,店舗間を繋いだネットワークで4vs.4のオンライン対戦が行える「全国対戦モード」と,店内の仲間と協力してミッションをこなしていく「ミッションモード」がプレイできた。とくに後者は本作オリジナルのモードで,今回のロケテストが初公開となる。
それでは実際のプレイに移っていこう。筐体に着席したら,まず先ほどのガンコントローラーと,備え付けの3Dメガネの二つを,文字どおり“装備”する。実は筆者は今回のテストが本作初プレイになるのだが,本作が初めて発表された2月のAOU2010で公開されたバージョンからは,この部分にも改良が加えられているとのこと。3Dメガネとガンコントローラーは,それぞれデザインの変更や軽量化が行われ,以前よりずっと遊びやすくなっているのだ。筆者もAOU2010でプレイした人から重いと聞いていたのだが,今回プレイした感じではとくに違和感なく遊ぶことができた。
操作方法は今回のテストから2種類が用意されていて,ゲーム開始時に好きな方を選択できる。一つはガンコントローラーのみを使って操作する「ガンコントローラー操作タイプ」で,もう一つが3Dメガネに付属したヘッドトラッキングシステムを併用する「ヘッドコントローラー操作タイプ」だ。
ガンコントローラー操作タイプは,銃口をを向けた先に視界が移動するもので,一般的なFPSにほぼ近い操作系だ。初心者にはこちらがオススメとのこと。ヘッドコントローラー操作タイプでは,視界の移動を頭の向きで行い,照準をガンコントローラーで行う。つまり視界と照準を別に動かせるということで,より高度な動きができるようになる。またヘッドコントローラー操作タイプでは,銃を下ろして照準を画面外に出すことで,TPS視点に切り替えることも可能で,最初は操作に戸惑うだろうが,慣れればこちらの方が便利そうである。
プレイ後はゲーム中の戦果に合わせた経験値と,ゴールドからブロンドまでのチケットが報酬として配布される。経験値は溜めることで階級が上がり,それとともに新たな武器がアンロックされていく。アンロックされた武器は,配布されたチケットを使って購入する形だ。今回のロケテスト版では選択できなかったが,アバターの見た目を変更するアイテムなどもあるようで,正式稼働での実装が楽しみな要素といえるだろう。これらのキャラクターデータは,KONAMIのアーケード用データカード「e-AMUSEMENT PASS」に保存可能で,もちろん次回のプレイにも持ち越すことができる。
さて今回プレイしてみて気になったのは,やはりその特殊な操作方法だろう。例えば画面右下に表示されている装備/残弾表示を確認しようとして頭が動いてしまい,キャラクターがあらぬ方向を向いてしまうなど,慣れないとどうしてもストレスを感じてしまう場面があった。この場合はきっと頭は動かさず,目線だけで確認するのが正しいのだろうが,頭では分かっていてもなかなか体が付いてこないものだ。
ただこの辺りにはKONAMIもかなり気を使っているようなので,今冬に予定されている正式稼働時には,今以上にチューニングが施され遊びやすくなっていることだろう。
立体視+ヘッドトラッキングシステムという,ゲームの未来がちょっと垣間見えるような本作。立体視ディスプレイや「TrackIR」などを組み合わせれば,家庭で実現できないわけではないが,一般的に普及するのはまだまだまだ先のハズ。そんなアーケードならではのゲーム体験をいち早く試してみたい人は,ぜひ明日まで行われているロケテストに参加してみよう。
「METAL GEAR ARCADE」公式サイト
「pop'n music 19 TUNE STREET」ロケテスト情報
※画像は開発中のものです。また「METAL GEAR ARCADE」は立体視映像のため,画像がブレているものがあります。
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METAL GEAR ARCADE
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pop'n music 19 TUNE STREET
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(c)2010 Konami Digital Entertainment
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